第2回 鈴鹿Mini-Moto4時間耐久レース・・・最終章前編
ピット作業を迅速にこなすトラピ君と鶴ちゃん。無事ヤバエロ君を送り出す。その直後です、場内放送のアナウンサーが興奮した声で「西コースで雨が降り始めました」と叫んでいる。やっぱり降ってきた。その後1分もしないうちにホームストレートも土砂降りになりました、こんな路面状態でドライタイヤでの走行は危険です。即、出て行ったばかりのヤバエロ君を緊急ピットインさせなきゃ。雨があと5分早かったらさっきのルーティンのピットインでタイヤ交換できたのに、天は意地悪です。 大慌てで、レインタイヤの準備をします。スペアのホイールに新品のレインタイヤ(ダンロップTT72GP)を組み込んでいく。PIT上でビデオ撮影していた横バモ君も手伝ってくれます、ありがたい。 (私はこの時、戦力にならなかったんです。何故かというと、65分走行直後で両膝が強烈な筋肉痛になっていて、膝を曲げたりすることはおろか、歩く事もままならない状態でした。明智サーキットでレース中に70分以上連続走行した事もありますが、こんな状態にはならなかった。鈴鹿の疲労度はスゴイびっくりです。歳のせいかも知れませんが・・・)雨が降り続く中、オフィシャルから「ヘッドライト点灯」のサインが出されました。30分ほどタイムロスしましたが、レインタイヤを履いてライトを点けてMDオヤジ氏がコースイン。(このレースの特別レギュレーションで「ピットインしたら必ずライダー交代する事」というルールがあるので、ヤバエロ君からMDオヤジ氏に交代しました) MDオヤジ氏が細心の注意を払って、雨中の鈴鹿を爆走します。完璧なライディングを続けてくれます。5周ほど走ると空が少し明るくなってきました、オフィシャルから「ライト消灯」のサインが出しました。MDオヤジ氏もライトを消して走行を続けます・・・ 30分強の走行を無事終えてMDオヤジ氏がルーティンのピットインです。燃料補給とライダー交代です。燃料給油後、再度ライトを点検してみると点きませんあれっさっきは点いてたのに・・・MDオヤジ氏に「途中でライトを消灯した」のか、確認してみると「消してないよ」との事。・・・・・・配線が断線したバルブ(電球)が切れた確認している時間がもったいないので、ライトの修理は次のピット作業(ヤバエロ君から馬君に交代する最後のピットイン)まで保留にします。雨は降り続いているのでタイヤはレインのままで行きます。規定の5分が過ぎ、ヤバエロ君がコースイン。 やっぱりこれが耐久レースです。天候の急変あり、トラブルあり、転倒もありましたね。もうゴールまで何事も起きない事を願って、ヤバエロ君の激走を応援します。 無事ゴールしたい、完走したい・・・・・・最終章後編につづく