バブルの恩恵
むか~しむかし経済学を習ったときに、公共財という言葉を教わった気がする。 ここでは公共財とは、リスクとリターンの関係が不明ないしは悪いために、放っておくと十分に供給されない可能性の高いもののことを指すと考えるとする(純粋な意味は,コチラなどで御確認ください)。 具体例としては国防や警察が挙げられることが多いが、ここでは患者の少ない病気の治療薬の研究や何処の馬の骨ともつかない次世代インフラ研究なども含めて考えてみるのはどうだろうか? 確かに、世の中にはチャレンジャーがいるもので、意気揚々とリスクを取りリターンをモノにする人物がいることは確かである(その人にとってはロー・リスクに見えているのかもしれない)。 しかし、どのような分野にでもそのようなチャレンジャーがいるわけでもないし、チャレンジャーがいたとしても十分な量を供給できるかどうかは不明である。 そして、チャレンジャーがいたとしても、資金がショートしてしまえばオシャカである。 ほんでもって、チャレンジャーに投資をする人は往々にして慈善活動家ではないわけで、チャレンジャーとしては投資家の欲望ないしは恐怖を刺激しなければ軍資金を得られないわけである。 そして、軍資金を得る手法としては、ベンチャーキャピタルの出資や銀行の融資もあるが、IPOという方法もある。 とはいえ、チャレンジャーが率いるような胡散臭い企業では、通常であればマトモな金額でIPOが果たせるとは限らない。 しかし、通常ではない状態であれば別である。 要するに、バブルの状態である。 先だってのITバブル然り、19世紀の鉄道バブル然りで、バブルのおかげでインフラ面の資金調達がスムーズに進んだという事実は否定できないだろう。 とはいえ、それらの企業に投資したものには慰めにはならないかもしれないが…。 という中途半端なところで終了。まぁ日記だからね…。