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カテゴリ:小説・漫画など
さて、またもや攻殻○動隊の話なわけだが、知らない人はごめんなさい。これから観る方、ネタばれ要素アリなので読まずに飛ばしてください。
まず、全体を通しての感想。 前にも増して哲学的な要素がふんだんに盛り込まれております。 特に、○チコマ同士の会話など近現代の哲学に興味のない方はチンプンカンプンなのではないかと思われるような内容になってましたね。 製作スタッフの中にそういうの好きな人いるんでしょうね。 私も嫌いじゃないです。 「部分と全体」とか「結果とプロセス」とか・・・。 そもそも、「ネット」が一般社会にも広がった段階で「ボーダーレス」とか「スタンドアローン」などの考え方は問題提起として常に存在していたわけですが・・・。 そういう意味でも楽しく鑑賞できました。 また、我々の社会がいつ戦争状態に陥ってもおかしくないことを再認識しました。 アニメから警鐘を鳴らした意味は極めて大きいのかもしれません。 大人になりきれない我々大人への啓発もあるかもしれません。 ま、ただの娯楽だ!といわれてしまえばそれまでですが・・・。 出島への米帝攻撃は残念なことに近年の戦争を彷彿とさせますし・・・。 兎にも角にもいろんな意味で考えさせられるアニメでした。 ここまでは、論理的に考察したことね。 で、感情的に感想をば・・・。 あのですね、○チコマが、○チコマがぁ~。 またもや、○チコマ2度目の殉職です。 うわあぁ~ん。 もう、涙なしには観れません。 多くは語りますまい・・・。 もしやとは思っていましたが、やはりそうきましたか・・・。 いや、正直、機械が壊れても普通泣きませんよね。 そもそも、アニメで号泣するとは思いませんよね。 でも、○チコマは別でした。 (まぁ、AIは機械とは別だ!という方もいるでしょう。) だって、だって、だってぇ~。 死に赴く際に、歌を歌ってるんですよ。 しかも、「♪ぼぉくらはみんないぃきているぅ~」ですよ! 機械が、いや、AIがですよ。 死に赴く瞬間に歌っている歌が、 「いきぃているから、うたうんだぁ~」ですよ!! かなりの反歌ですよ。 洒落になりませんよ。 いや、○チコマなりの洒落なのかも・・・。 そんな瞬間の洒落だからこそ、もう、こっちは涙でボロボロですよ。 前回の死とは意味が違うんです。 AIごと消滅しちゃうわけですから多分、記憶を復元できないんです。 バトーさんのこととか思い出してはくれないんですよ。 ある意味、本当のお別れなんです。 身体は復元出来たとしてもそれは別の○チコマなわけです。 って、コレをカキコしていて少々冷静になってきました。 人間はそうやって他人や動物などの死を乗り越えて強くなっていく。 ごく当たり前、自然のことでしたね。 途端に現実に戻ってきました。 見た目が同じような人や動物と出会っても、それは亡くした人や動物とは違う別の生き物であり、新しい出会いであり、また、1から信頼関係を作っていくのだと・・・。 それは、とてもココロの勇気のいることですけどね。 だって、どうしても後者は前者と比べられちゃいますから・・・。 でも、重要なのは「後者は前者ではない」と認識すること。 そして、後者を理解しようとするココロが大事なんでしょうね。 って、言うのは簡単ですけどね。 あぁ、かなり脱線しましたがこういういろんなことを考えさせられる作品だったってことで・・・。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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