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カテゴリ:テレビ番組諸々
最初に一言。 「これはひどい」 いや、私はですね、本作に関しては当初ジャニタレの亀梨和也が主演ってだけで、直ちに どうでもいいフラグが立ったんですけど、初回における韓流の陳腐なドラマも真っ青って な具合の直球ど真ん中の展開に、少なからず好感を持ったのですが、回を追う毎に 加速度的に詰まらなくなってきて、最終回の一話前、TVの前でずっこけてしまいました。 序盤から中盤にかけて、ヒロイン菜緒の病歴が伏線として現れ、亀梨のモノローグで進行 する手法からほぼ間違いなく死にオチだと踏んでおったわけですよ。 いい加減「またかよ」ってなもんですが、この事自体は取り立ててどうこう言うことでは なく、むしろそうしてくれた方が物語的にはずっと納まりがよかったと思います。 弟の病気とか、潰れそうな工場とか、親友のヒロインに対する想いだとか、そんな諸々を ぜぇ~んぶすっ飛ばしていきなり4年後ってどうなんでしょう? もう最初は何が起こったのか全然わからなくってそうこうしている内にKAT-TUNの 抱き合わせ売りのハゲがいきなり結婚するわ、その結婚式の日にヒロインと4年ぶりに 偶然再会するわのご都合主義満点の展開に、最終的には病気のビョの字もなく元のサヤに 納まってハッピーエンド。 いや、もうここまでくると作り手がいかに観ている人間を馬鹿にしているかがよくわかって 逆に観ていたこちらが悪いみたいな錯覚に陥りましたよ。 役者の演技がどうとかのレベルではなく、これはもう100%脚本と演出がどうしようもない です。 思うに、これは完全に私の憶測なんですけど、当初は死にオチで無難にまとめようとして いたような気がするんです。 ところが前季は好評であったにも関らず、ジャニタレでも一押しの亀梨を起用したのに 視聴率的に振るわず、路線変更の圧力があったのではないか、と思うのですね。 繰り返しますけどこれは私の憶測ですので、そういった噂があるわけでもありません。 ジャニタレの亀梨君は「サプリ」の時よりはサマになっていましたが、結局等身大の役 しかできない、もっと言えば演技じゃなくて素に近いことしかできないというのが改めて 判明しましたね。 二期連続で期待ハズレの結果しか残せなかった亀梨君の今後は、さぞドラマにおいては 厳しくなるかな…と思いきや、映画もドラマも悉くダメダメな某もこみちが月9に起用 されるような不思議な世界が芸能界ですから、陰に日向に強力な”ジャニーズ”という 看板がある限り、当分は安泰なのでしょう。 せいぜい後輩に足元を掬われないように、今のうちに”ジャニーズ”以外で寄生できる パイプを築いておいて下さい。 綾瀬はるかは白夜行における魔性の女から一転、世間知らずのお嬢様役ですが、不器用な 亀梨程度が主演ですから楽勝って感じですかね。 でも何か手を抜いていた感じがしないでもないです。 尤も、こんなハナクソみたいな脚本にやる気を出せというのも酷ですね。 戸田恵梨香は普通に可愛いのですが、表情の端に見え隠れするイケズ顔で損をしています。 平岡祐太は適当に都合のよい使われ方をした感じで、亀梨はともかく、ハゲの後塵を 拝するのは不本意であったと推測しますが、イマイチ存在感が薄くて中途半端な今の ポジションじゃ仕方がないですね。 何か一本当たれば、もう少しマシな役も回してもらえるのではないでしょうか。 あー、あとハゲはどうでもいいです。 視聴率的に振るわなかったのは、フジの「踊る」攻勢にやられただとか言っているむきも ありますが、それもひっくるめての結果ですからね。 言い訳はできるかも知れませんが、内容がそれ以上によかったかと言えば激しく疑問です。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
Apr 14, 2012 01:40:05 PM
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