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テーマ:新ドラマどれ見ます?(980)
カテゴリ:テレビ番組諸々
「きらきら研修医」TBS系 木曜日PM10:00~PM11:00 私は主演の小西真奈美を”ウラCMの女王”と呼んでいます。 スキャンダルがなく、見た目のインパクトよりもイメージを重視し、かつ長澤まさみ級の トップクラスを起用できるほど資金的に余裕がない企業の需要が上がっている為に、 目立たないが確実に露出は増えてきているからであります。 要するに、かつて”不景気のCM女王”と呼ばれた菊川怜の後釜的な位置づけなのですが、 ドラマ、映画共に端役から二番手、準主役ぐらいまで着実に実績を積み重ねた彼女の努力 は評価されてしかるべきだと思います。 で、そんな地味に活躍の場を拡げつつあった彼女が満を持して臨んだ主演ドラマが本作で ありますが、初回を観る限り、残念ながら自身の一層の飛躍への足がかりにはならない であろうと推測します。 「電車男」以降、インターネット媒体のブログや掲示板が原作であるものは地道に市民権 を得ていると言える昨今、本作もその流れのひとつであります。 初回を観賞して、ドラマとして何処がどうダメと言うことはないのですが、ただ単に 「つまらない」としか言いようがないのであります。 それは、舞台設定、人物設定、演出、脚本、のドラマを構成するすべての要素において 何ら目新しい要素がなく、いずれも何処かで見たようなものばかりであるということと、 私的にキャスティングにまったく魅力がないことが原因です。 それにしてもまた寺島進か・・・。こういう役者さんが評価されて露出が増えるのは嬉しい のですが、ワンパターンになって使い潰されないことを切に願います。 と言うわけで次回からは多分観ません。 裏番組の「拝啓、父上様」については、倉本聰の世界観が大の苦手な私は端から観る気が ありませんので、この時間帯は別に有意義な時間の過ごし方を考えるつもりです。 「演歌の女王」日テレ系 土曜日PM9:00~PM10:00 天海祐希が日本一不幸な売れない演歌歌手という役どころで主演を務める馬鹿ドラマ。 本作品の放送枠はジャニタレ枠であると同時に天海祐希枠であるとも言え、過去「女王の 教室」でも主演を務め、好評を博した。 この方を含めて宝塚系の女優さんって何かアクが強くて私は苦手なんですけど、基本的に 皆さん浮世離れされている方が多いので、こういう現実感のない馬鹿ドラマでこそ存在感 を発揮できるのではと思います。 共演が原田泰造や酒井若菜など、バリバリのB級タレントで全体のチープ観は否めません が、下らない内容だけにイメージには合致すると思います。 初回を観賞して、別に大して気になる部分もなかったのでありますが、前半と終盤で詐欺 のようにイメージが変わった前季に比べれば、端から期待もしていない分、意外と楽しめ るのではないでしょうか。 それにしても子役の福田麻由子は主人公の少女時代の姿なのですね。 初回の終盤まで娘か何かだと思ってしまいました。っつーか何か演出しろよw 「華麗なる一族」TBS系 日曜日PM9:00~PM10:00 木村拓哉、柳葉敏郎、仲村トオル、鈴木京香、長谷川京子、相武紗季、稲森いずみ、 成宮寛貴、山本耕史、吹石一恵、西村雅彦、佐野史郎、笑福亭鶴瓶、西田敏行、武田鉄矢、 津川雅彦、原田美枝子、多岐川裕美、北大路欣也。 あんまりすごいので列挙しちゃいました。これ、全員初回に出演されたメンバーです。 ちょっと見渡しても長谷川京子や成宮寛貴と同枠でかつて主演を務めた面々は居るは、 ほんの端役でも大御所やベテランが名を連ねていて、役者の名前だけではその役がドラマ 全体でどの程度の位置づけなのかまったく読めないです。 古くは「キャノンボール」や、最近の邦画では「THE有頂天ホテル」などのオールスター 企画モノは、映画や単発のスペシャルドラマではそう珍しくもないですが、1クールの ドラマでここまでのメンバーが揃うっていうのはちょっと記憶にないです。 で、出演陣もさることながら、舞台設定が昭和40年代前半と言うことで、大掛かりなセット から何から、何処を観ても「金かかってるなぁ」と感嘆の声しか出ませんでした。 昨年同時期の「輪舞曲」といい、TBSは年の初めのドラマだけはやたらとお金をかけてますね。 その分のしわ寄せが以後のクールに影響するのか、鉄板少女や田村正和のドラマがとても 同局の同枠とは思えないほどショボかったと思うのは私の気のせいでしょうかw しかしこの期に及んでもキムタク頼みってのは制作者として保険をかけ過ぎと言うか、 あまりに志が低すぎやしませんか? キムタクの芝居なんて所詮語るほどのものはないのは既定路線なわけですが、現代なら ともかく、昭和中期の舞台設定にキムタクの存在というのが違和感がありまくりで、この ドラマの主役は少なくともキムタクよりはマシな役者はいくらでもいると思うのですがね。 少々華がなくたってその他の面子の豪華さで充分カバーできると思うし、せっかくお金を かけてそれらしい舞台設定を整えた挙句に、肝心の主役が進歩のないキムタク節じゃお話 にならないです。 この人は役を演じることなんかそもそもできないんですから、そのへんを踏まえて キャスティングして欲しいもんです。っつーか原作モンは基本的に無理ですってw 本筋から逸れますけど、このドラマに出演している山本耕史って額の辺り、カナーリきて ますよね。 大新社のCMに出演されていて、その前髪の下ろし方が一昔前の桜井君って若ハゲが主人公 というだけの毒にも薬にもならない下らないマンガを思い出すのですが、そのCMの 往生際の悪さから一転、本作では西村雅彦ばりに潔く7:3でキメられていたのが私的に ツボでした。もう気になって気になってしようがなかったw ま、それはともかく、いかにキムタクがヘボかろうが最後までお付き合いをする価値は 充分あると思います。強力な裏番組もないし、そこそこはイケルのではないでしょうか。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
Jan 15, 2007 04:26:16 PM
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