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カテゴリ:テレビ番組諸々
今季のドラマ群の中では、意外だったものがふたつある。ひとつは前回の「東京タワー~」 における速水もこみちの演技。もうひとつが本作「ヒミツの花園」のできだ。 私の中では、韓流も裸足で逃げ出す整形女優、マイケル・シャクソンこと釈由美子が主演 の時点で期待値は一気に下がったものであるが、中盤から終盤にかけて、花園ゆり子こと 片岡兄弟の出自と封印された過去が明らかになってくるあたりから俄然面白くなった。 冷静に考えてみれば、主演が釈由美子でなければならない理由はないのだが、個性的な 面々が脇を固める中、いい意味で釈由美子の中途半端さがよかったのかも知れない。 ところどころマニアックなネタも散見でき、遊びの部分も嫌味なほどでなくていい。 要潤はもういい加減見飽きた観があるが、長男役の堺雅人の薄気味悪さ、次男役の池田 鉄洋のエキセントリックな演技は見ていて楽しい。 最近露出度が高い寺島進や、真矢みきのコミカルな演技も、脇として十二分に効果を発揮 できている。 基本的にはあり得ない展開なのだが、覆面漫画家、花園ゆり子誕生に至る設定の作り方は うまいと思うし、それぞれのセリフに説得力もでてくる。 正直序盤は割りといい加減に観ていたのであるが、徐々に作品世界に引き込まれるぐらい の力は感じることができた。 こういう意外な作品と出会うといつも思うのだが、やっぱり偏見はよくありませんね。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
Mar 22, 2007 03:25:49 PM
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