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カテゴリ:テレビ番組諸々
本ドラマが初主演となるジャニタレのハゲは別にして、極めてディープで特殊なマニアの 世界を、ドラマ全般にかかるコンセプトとして最後まで消化しきったところは、大いに 評価できると思われます。 いや、キャスティングの妙も去ることながら、原作ナシのオリジナルでここまで作りこんだ ドラマって近年ではそうないのではないでしょうか。 私自身も大概のオタク趣味には通じているという自負はあるが、鉄道については完全に 門外漢。ただ一般に興味のない人から見れば、どんな趣味であろうと過剰なのめり込みを している人というのは同じように映るということもあって、そういう意味ではコントでも 実績のあるロバートの秋山のリアルな芝居は特筆すべきであろう。 もうひとつ意外であったのは、最近できちゃった婚で多少話題になった塚本高史も、何ら 違和感なく役にハマっていたように思われる。これは収穫であった。 あとヒロイン役の栗山千明にも注目したい。 民放の連ドラは初主演ながら、その圧倒的な存在感に、エキゾチックな美しさは相変わらず 健在で、茨城弁でまくしたてるシーンはさすが地元民といったところだw 彼女は中川翔子のような職業オタクでない、筋金入りのオタク趣味であり、このドラマに おける人物描写についての造詣は、他の誰よりも通じていたのではないかと予想。 良くも悪くも彼女の印象が、このドラマの存在を際立たせていたことは間違いない。 ドラマの設定とキャスティングについては大きな不満はないが、演出上の問題はいくつか 散見した。 中でも、登場人物がそれぞれ感情の起伏が激しすぎて、何でそこでスイッチが入るの? とか、さっきまでブチ切れていたのに数時間後にそれはなかろうといった、矛盾とまでは いかなくとも、納得できにくい箇所が多々あったことは否めない。 内容が内容だけに、視聴率的には苦戦したようだが、個人的には非常に楽しめた作品である。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
Apr 15, 2012 04:30:40 AM
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