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カテゴリ:時事あれこれ
田中社長仰天発言「消費者にも問題」…ミンチ偽装で強制捜査 (スポーツ報知)
もうこの手の不祥事は、今年に入ってからも何度となく報道されているところであります。 で、極めつけなのが件のバカ社長のこの発言なのですが、消費者をナメている以前に、 どういう頭の構造をしていれば、この時期にこんな発言を不用意にするものか、私には まったく理解ができないです。 不二家の事件でもそうなのですが、食品にまつわる偽装だの何だのの問題は、結局一消費者 には中々真実を知りえないという根本的な問題があるのですね。 このミートホープという会社も、7~8年前から恒常的に件の偽装工作を行ってきたのだとか。 で、例によって調べれば調べるほど、面白いぐらい次から次へと不祥事がわいてくるのです が、一番おそろしい事実は、これらすべてが約10年に亘って一切バレなかったという点です。 おそらく本件も、関係者による内部告発に端を発するのでしょうが、いずれにしても関係者 の良心がなければ、この先ずっと同じことを継続して行っていたと思うのです。 ミートホープのバカ社長も、言葉の端々から「運が悪かった」ぐらいの本音がチラチラ 見えますし、死なばもろとも、じゃないですけど、同業者をも巻き込んだ発言をしています よね。「誰かウチの肉食って死んだワケでもないのに」って思いは少なからずあるのでは ないでしょうか。 ここで安物買いの消費者にも責任がある、何て発想は、たとえ思っていても口にすべきでは ないことは明白でありますが、そう言いたくなる気持ちもわからなくはない、と思うくらい、 普段の”食”に対する意識があまりに低い実態があります。 いいものを作っても、はるかに質も味も劣る安いモノしか売れなければ、会社の利益を確保 するために、消費者のニーズに合わせなければならない=とにかく安ければよいという結論 に至るのは、一方の真実ではあるのですよ。 つまり、このミートホープという会社だけのことではなくって、現在でもどこかの会社で 同じようなことが行われている限り、食に対する不安が払拭されることはないと思います。 そしてその体質を作り上げているのが、消費者の購買原理がその一端であることも、また 事実であるわけです。 個人的なことを言わせてもらえば、我が家ではどんなに安くても「中国産」の表示がある 食材は一切購入しません。同時に、いくらセール品でも極端に安い食材は一応疑ってかかる ようにしています。 以前にも当ブログで話題にしましたが、やはりモノにはですね、適正な価格というものが あって、そこから大きく逸脱しているモノは何がしかの理由が必ずあるはずなんです。 消費者が意図的にこういった”安かろう、悪かろう”の商品を排除する行動をとらなければ、 同じことは遠からずまた確実に起こりますよ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
Apr 16, 2012 03:41:19 AM
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