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カテゴリ:テレビ番組諸々
開始当初からも申し上げているように、私にとっての本作の要点は長澤まさみただ一点に
尽きるものであり、それ以外の存在意義一切を否定して憚らない。 ジャニタレなんてどうでもいい。ついでに劣化著しい福山雅治になれなかった男、藤木直人 はもっとどうでもいい。・・・でも榮倉奈々はちょっといいw そのすべての価値は、長澤まさみただ一人の存在でもって完結する。 これは断じてドラマなのではない。言うなれば長澤まさみ版の青春シミュレーター、 まさに、「長澤メモリアル」なのである。 淡い恋心を抱き続けていた幼なじみが、他の男と結婚する・・・。そしてその結婚式において、 後悔と自責の念が頂点に達した主人公は、その想いを知った妖精と出会い、”過去”を 変えるべく、スライドショーに映し出された過去へと旅立っていく。 設定なんかもはやどうでもいいですが、プロット自体はライトノベル程度であり、 「下らない」の一言に尽きます。 ただこの作品の構成が秀逸なのは、古い時代から主人公目線の過去を一緒に追体験すること により、極めて高い臨場感を演出できたということ。。 この、切り取られた濃密な時間は、まさにゲーム的というか、通常のドラマの演出とは若干 異なるような気がします。 それが3カ月の間、毎週一回繰り返されるのだ。これで感情移入しない方がどうかしている というものである。 結局、過ぎ去った過去をどうにかするのではなく、現在から未来を変えていこうという最後 のオチも妥当だと思われます。 それにしてもスピーチのところまでは戻っているから、結局過去からやり直しているじゃん という突っ込みはナシでw しかし結婚式のスピーチ一発で結婚そのものをひっくり返されたら、新郎側にしてみれば たまったもんじゃないなと思ったり。 結局、真の想いを尊重する形であのふたりは結ばれて、幸せになるのでしょうか? それだとあまりに残された新郎が不憫でならないのだがw こういうステレオタイプの理想的青春時代の群像は、少し、というか、かなり古い人間の 感覚のような気がします。 何だかんだ言っても私の中の長澤まさみブームはまだまだ衰えを見せてはおらず、この作品 も十二分に楽しんだものであるが、そういう思い入れのない人がどう感じたのかは興味が あるところです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
Jun 27, 2007 03:40:28 PM
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