【XB360】『ニード・フォー・スピード モスト・ウォンテッド』をプレイしています
最新作である『~カーボン』が既に発売されている現在、何を今更ではありますが、別に今回に限った話ではないので軽くスルーいたしますw昨年末にハードを購入した際、勢いで買ったプラチナコレクションと称する廉価版をプレイしています。車のゲームはハードの進化が端的に表現できる格好のジャンルであるわけですが、私自身は、特にシミュレーター指向のものがどうも苦手で、何というかそこまでリアルな挙動に拘るんなら実車に乗ればイイじゃんってミもフタもないことを思っちゃう性質であります。ま、それはさておき、決して車系のゲームが嫌いなわけではなくて、上記も含めて最近のものはどうも敷居が高いというか、取っ付きにくい印象ではありました。最後にそこそこやりこんだ車系のゲームと言えば、旧XBOXの『OUTRUN2』ぐらいまで遡るでしょうか。マイナーチェンジ版が最近PS2で発売されて、そこそこ評判はいいみたいですね。私はXBOX版を途中で挫折しましたが、やり込み要素も充実しており、少々高くても買って損はしないと請け負います。本作は「モスト・ウォンテッド」というサブタイトルが示す通り、警察から”最重要指名手配”されることを最終目標とするストーリーモードが特徴であります。主人公は、指名手配リスト最下位のレーザーとのストリートレースで嵌められ、愛車を捕られた上に警察に逮捕されてしまう。その一方で、主人公の愛車を奪ったレーザーは、見る見る内に頭角を現し、遂には”モスト・ウォンテッド”の最上位にまで上り詰めたのだ。自身の名誉を挽回する為、打倒レーザーを目標に、一人づつ”ランカー”達を倒すのであった・・・。・・・とまぁご覧の通り、ストーリー自体は何ほどのこともありません。同系統のゲームで言えば国産の『首都高バトル』シリーズが一番近いかな?最大の特徴は、ストリートレースに明け暮れていても見つかったら即追跡してくる警察車両とのバトルが本作のキモであると言えます。ストリートレースその他を繰り返して賞金を貯め、新しい車やパーツを購入して車を強化し、15人のランカーを順番に撃破するという繰り返しになります。ランカーに挑戦するには条件があり、一定数のストリートレースに勝利したりとか、警察車両からの追走に一定条件をクリアして逃げ切る「マイルストンイベント」とか、警察の”捕まえたい度”であるバウンティポイントを上げる、以上3つの要件をクリアする必要があります。このイベントの種類が多岐にわたっていて飽きさせず、ランクが上昇することによって難易度も上がっていくという、洋ゲーには珍しく、非常にバランスは取れているように感じます。細かいテクニックなども存在しますが、車道ばかりでなく、路地であるとか、スタジアムやゴルフ場の中であるとか、架空の街全体がレース場であり、走りこめば走りこむほど地形に対する造詣が深くなり、思い通りに愛車をブッ飛ばせる爽快感がたまりません。愛車はどんなに高速でぶつかろうが、何をしようが壊れることはありませんので、ストレスを感じたりすることはないと思います。巨大な店の看板や、ガソリンスタンドに突っ込んで追いかけてくるパトカーをブッ潰し、思うさま反社会的な行動をとれるのは昨今のゲーム諸悪説から鑑みればとんでもないことなのかも知れませんが、実際面白いモンは仕方がないですw極めて自由度が高く、長く遊ぶことができ、洋ゲーにしては低い難易度と相まって非常に娯楽性の高いゲームであると言えます。他のハードでも展開されていますし、XBOX360のローンチタイトルながら、廉価版で\3,000足らずで遊べるのは、間違いなくお得であると言えるでしょう。画面全体の雰囲気であるとか、ハードロックオンリーのBGMなど、ゲーム内容以外の部分で人を選ぶ作品ではありますが、見かけだけで判断するのは勿体無いと思います。現在ようやく12番目の女ランカーに挑戦するところで、実際クリアするまでプレイするかどうかは微妙ですが、プレイしだすと気が付かない内に相当な時間を経過していることもあり、久々に車系のゲームにハマっています。あえて難を言えば、長いロード時間と、ランカーを倒すことによって解除される制約のせいで、序盤思うように改造や新車の購入ができない点ですかね。尤も、これはゲーム全体のバランスのこともありますから一概には言えないです。ハード自体は国内で中々波に乗れないXBOX360。PS3がモタついている今こそ、巻き返しの最後のチャンスとして大々的にうって出てもらいたいと思うのですが、年が明けてから新作の数もメディアの露出もめっきり減ったような気がするのは気のせいか?洋の東西問わず、面白いゲームなら大歓迎でございますw