荒木町ラーメン戦争
新しい国民食という触れ込みで秋葉原辺りではラーメン缶なんてものが売れてるそうですが、この国のラーメン好き人口はどのくらいいるんでしょうか。荒木町界隈はこの1年の間ラーメン屋の出店ラッシュで、四谷三丁目から外苑東通りを少し行ったところには、わずか100メートルの範囲にラーメン屋が4軒も軒を並べることになって、俄かにラーメン戦争が勃発してます。これだけ密集してても客は後をたたないようで、そのうちの1軒などは、昼過ぎには売り切れごめんの札が下がる繁盛振り。相乗効果もあってどの店のオヤジもホクホク顔といったところでしょうか。若いうちは、酒を飲んだ後の一杯のラーメンをよくやりましたが、メタボリックの大敵と自粛してるので昔ほど食べなくなってしまいました。そうは言ってもたまに食べたくなるのがラーメンてやつで、今日の昼は新店にトライしてみるかと行ってみましたが、雨の中傘を差して客が並んでるのを見て気が失せてしまい、戦火が下火になるのをしばし待つことに。子供の頃は街に中華そば屋ってのがあって、ラーメンはもちろんカツ丼や親子丼、そばうどん、夏にはカキ氷なんて豊富なメニューで、粋な出前持ちのお兄ちゃんがカブを片手で操って商店街を縫って行くなんて光景を良く見かけましたが、今の店はほとんどがラーメン専門店。味噌専門や、とんこつ専門、和風に古式(?)などバラエティに富んでるわけですが、食べるほうの好みの多様化にあわせてどんどん新しい味が開発されてます。誰がやっても繁盛店になるわけではないし、場所と客層に応じた味の確立も大変なようです。人気店になるにはやはりそれなりの努力が必要ということなんでしょう。ちなみにあたしの好みは杉大門通りのまるいちの和風ワンタンメン。7人も座れば一杯になってしまう小さな店ですが、さっぱりした体によさそうなスープのラーメンです。月に1,2度ですが茶飯をつけた定食にしてオーダーしてます。