老人施設における虐待
今朝、また何処かの特別養護老人ホームにおいて、老人虐待の疑惑が出てきましたね。介護上、不自然な場所に皮下出血があると。もしかしら、実際に虐待は行われているのかもしれませんね。ただ、ご高齢者の中にはちょっとした力の加減であっという間に皮下出血が出来てしまう方もおられますが。そこらへんは、施設側の調査次第というところなのでしょう。私も、かつて特別養護老人ホームにいました。9月30日付けで退職しますが。この場所での虐待は、日常的ですね。一人、確実に虐待を繰り返す職員がいます。この人は、私の小・中学生時代の学習塾の教師でした。その塾がつぶれて、この施設に就職したみたいです。私は、入職して間もなく、すさまじいご利用者様の悲鳴で駆けつけた時、この人がご利用者様の顔に酸性水を吹きかけていました。この事を報告して、退職寸前まで行ったのですが、結局職員不足を理由に仕事を続ける事になり…。その後も、この人は虐待を続けています。施設側も知っているんですよ。報告しても「あいつは、またやったのか」と言うだけです。もう、虐待=当たり前になっている側面があります。この人意外にも、虐待する人は居ました。認知症で大声で騒ぐご利用者様を乱暴に移乗して、車椅子のフットレストに足をぶつけて、20cm近い裂傷を負わせて10数針も縫う大怪我を負わせたり、前にいた看護師は、点眼介助時にまぶたの下を広げようとして乱暴に対応して目の下をザクッと切る大怪我を負わせたのに、その人は知らぬ存ぜぬで帰ってしまい、証拠隠滅を図ったり…。ご利用者様が直接「あいつがやった」と虐待を訴えるのに、「証拠が無い」と言っては黙認したり。高齢者=全員認知症では、ありません。なのに、言葉を信じないんですね。…これが施設における高齢者虐待の一側面だったりします。ケア・スタッフ側のストレス管理が高齢者虐待防止には大切な事であるかと推測します。ただ、自分自身の日常のストレスのはけ口を高齢者に向けている職員がいる事も事実なので、そういう場合には、この仕事から速やかに去っていただくよう勧告するのが一番だと思います。言葉の暴力、身体の暴力、無関心…。様々な形で高齢者施設では虐待が行われているのは、否めない事実です。メディアに登場しているのは、まだまだほんの氷山の一角です。私は、こういう施設ぐるみで隠滅するような場所である事も嫌になったんですけどね…。