扉をたたき続けて

[看護師の事] カテゴリの記事

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• 監査前日の空気に耐えられない

  今日は朝から心と体の調子が悪くてたまりません。体はバイオリズムの変調の時期と過労・睡眠不足が重なって座っているだけで自然と居眠りをしてしまいます。持続的な頭痛があり、眩暈が続いています。強い貧血症状が出ています。それに、足の調子が悪いのです。右膝に炎症を起こしている様子です。体は警告サインを出しています。警告を感じているのに無視する私も私です。心はバイオリズムの変調の時期と重なった事もありますが、超低空飛行です。激しく自己概念が低下している状態です。謙遜ではなくて卑下の世界に入っています。職場での精神的ストレスが引き金になっている様子です。だって、仕事に行けば同僚から「私は辞める。来月以降の事は、あなただけで考えて。」なんて言われ続けます。まだ席がある限りは職員であるのに…。もう既に心はここに無いのです。次の就職先がまだ決まらない同僚は、そのイラつきを私にぶつけてくるのです。それに耐えながら過ごす日々って一体…。職場は監査前で物々しい雰囲気です。今夜は徹夜するような人までいる気配です。自分の公休を犠牲にしてまで監査の準備をしているのです。監査の為の仕事です。本来、日々の業務の中で出来ていれば、監査前に徹夜するなんてありえないはずなのです。でも現実は…。今の私には監査前のピリピリした重苦しい重圧の空気に耐える事が出来ません。もう、これ以上のストレスを今の自分にかける事は出来ません。一刻も早く職場から抜ける事だけを考えていました。そして、今日は幸いに何十日ぶりかで定時にあがりました。帰りに文房具を買ったり、本を買って来ました。本当はアイスティーでも飲みながらボーっとしたかったのですが体調の悪さがそれを許してはくれませんでした。一番大事な時期に体調の不良と心の不良が重なってしまいました…。明日は監査当日です。１日中同僚の愚痴と、監査当日の張り詰めた空気と、先が見えない今という現実に包まれながら過ごすのです。事務長は不在のまま、明日は欺瞞に満ちた時間の中で過ごすのです…。…どうか明日、発作が起きませんように。無事に乗り越える事が出来ますように…。…どなたか、私と一緒にアイスティーでも飲みながらゆっくりと時間を過ごして下さい。利害関係抜きで…。時間が流れるのも忘れて心を解き放てる時間を分かち合う人が欲しい今日この頃です。

  2006年06月26日

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• 人に教える事

  今の職場で４年目を迎え、中堅らしき存在になってきた今日この頃。看護師という立場上、介護士に教えなければならない事もあり、時として心を痛めながらも言わなければならない事があります。また、他職種との係わり合いの中で看護師として教えるべき事、伝えなければいけない事があります。時として学生さんに教えなければならない事もあります。色々な場面で人に教えるという事があります。人に物事を教える度に、その教え方で良かったのだろうかと自問自答を繰り返します。それは、教える度に深まります。人は悲しいもので自分自身が分かっていると分からない人の気持ちを忘れそうになるのです。自分自身が分かっているので、相手も同様の理解力を示してくれるだろうという思いが顔をのぞかせて相手の立場に立った教え方が出来なくて、自分自身の自己満足にしかならない教え方をしてしまう事があります。これは、本当に高慢な事です。相手の失敗を責めるような教え方をしたり、相手の理解力が低い状態を見ては責めたり、言葉が荒くなったり。一段も二段も高い場所から相手を教える姿勢が今の私にはあるように感じています。これは、本当に愚かであり、このような態度は人を生かしません。また真の意味で人を教える事にはならないのです。私自身、人を育てる教え方が全く出来ていないと感じる毎日です。…冷静に考えてみれば分かる事ですが、私自身には出来ない事が山のようにあり、理解力が悪すぎる事が山のようにあります。こんな私を根気良く何度でも教えてくれて、分かりやすいように色々な方向から教えてくれる色々な方があるから今の私があり、未来の私があるのです。私自身も色々な方から教えを受けている立場なのです。もし、私自身が責められるような教え方をされたり、一段も二段も高い場所から教えられたら、きっとやる気をなくしてしまうでしょう。だったら私自身、どのような教え方をすれば良いのか分かっていそうなものなのに…。最近の私には高慢な態度が確かに存在します。これは非常に好ましくありません。高慢な態度は人を育てません。私自身、今一度初心に帰って人に教えるという事はどういう事なのかを学びなおしたいと思います。私自身がやられて嫌な事を人にしてはいけません。その時その時の感情で人に接しては絶対にいけません。常に冷静に何を教え、何を伝えていけば良いのかを自問自答し続けなければなりません。どうか私自身の高慢な心が打ち砕かれて、謙って皆さんの為に役に立つ人間になる事が出来ますように…。

  2006年06月24日

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• 三つ巴の困難

  今日は何事も無く終わるだろうかと思っていた夕方、ご利用者様が転倒された時に頭の旋毛の辺り（頭のてっぺんの少し下）を柱の角にぶつけて出血しているという報告を受けました。私が駆けつけると、洋服から手まで血だらけでした。ご利用者様は興奮されています。まずは出血部位の確認をしなければなりません。私はハサミでご利用者様の髪の毛をカットして出血部位の確認をしました。傷の大きさは縦に直線で１ｃｍ程度でした。出血は止まり始めていました。深さは１ｍｍ程度です。消毒を行いガーゼを当てクーリング（冷却）を行いました。私は直ぐに相談員を呼び現状を確認してもらいました。そして、病院へ報告のＦＡＸを書き、至急で指示が欲しいのだと電話をしました。しかし、中々返事が来ません。暫くすると相談員が来て、「医師から電話があったんだけど、実際に転んだ現場を見ていないんだよね？」と聞いてくるのです。私は、馬鹿正直に答えようとしていたら同僚が「はぁ？何で医師の電話が相談員に来るのよ？医務室は素通りなの？電話を受けたのは貴方なんだから貴方で何とかしなさいよ！！」と相談員の話を遮りました。相談員は何も言えずに去っていきました。…医師は、またしても看護師を信じずに、看護師に直接聞く事もせずに医療職では無い他の職員に指示を出して情報の収集に努めたのです。これはありえない事なのです。状態報告をして指示を待っているのは看護師である私です。それを無視して他の職員に指示を出すのです。このような事は以前にもありました。労使間のいざこざを実際の仕事に持ち込んで私たちに嫌がらせを行い実際はご利用者様に一番の迷惑をかけている理事長兼医師なのです。こういう態度はどうでしょうね…。理事長としての医師に対しても、医師としての理事長にも、どちらにおいても既に信頼関係は崩壊しており存在しません。顔を合わせれば、いがみあう日々なのです。私は、いがみあう為に仕事をしているのではありません…。職場に行っても、同僚のイライラと、理事長兼医師の嫌がらせと、他部署との軋轢の間に挟まれて私は四面楚歌です。…同僚のイライラを緩和したい、理事長兼医師との信頼関係を再構築したい、他部署との連携を深め協力体制を作り上げていきたい…こんな私の切なる願いは三つ巴の困難によって風前の灯と化すのです。私は、今の職場にいるのは間違いなのかもしれません。四面楚歌の場所に、いつまでもこだわり続けてはいけないのだと思います。とっくの昔に潮時は来ているのでしょう。でも、しがみつつけて４年目を迎えた私です。今の職場に何を求めているのでしょうか？今の職場で何がしたいのでしょうか？今の職場にいて、どのようなビジョンを抱いていくのでしょうか？これらの問いに答えが出せないのならば、私は進んで去る事を選択するべきなのです。…実は今朝、夢を見ました。道を歩いていると遠くに男性の姿がありました。一緒に歩いていた人は「気をつけた方が良いよ。」とアドバイスをします。私も変な人がいると思い警戒していました。すると、この男性が近づいてきたのです。そして私に“何か”を言いました。この言葉によって私は満面の笑顔になり全ての悩みが消失したのでした。一体、何を言われたのか未だに思い出せないのが苦しいところです。困難に負けません…。負けたくありません…。乗り越えたいです。きっと何か良き解決策があるはずなのだと思いながら、いたずらに時間だけが過ぎていくのです。私自身の曖昧さがいたずらに時間だけを消費していく日々です。…私は一体、何を考えているんでしょうね。

  2006年06月22日

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• 非常事態宣言

  職場で、労務と給料計算を担当している唯一の事務長が長期欠勤（恐らく退職）となってしまい、労務と給料計算に関する事務手続きが全て凍結状態となっています。今月末で退職される方もおられるし、２０日で退職された方もおられます。また、来月に入ってすぐに退職される方もおり、スライドで次の職場へ移られる方もおられるのです。皆さん退職に関する事務手続きが出来ずに困っています。施設側は、退職者が多数いるのに次期事務長を探しているとは言いますが、スライドで移る人の事務処理が一番困ります。このような非常事態の場合、どのようにしたら良いのでしょうか。全く労務と給料計算に関する事務処理再開の見通しが立っていないのです…。

  2006年06月22日

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• 進退を決する時

  帰りに施設長の側近に送ってもらいながら事務長の事を聞きだしていきました。すると、どうやら事務長は理事長に対して「施設は警察に調べてもらわなければならない」という内容の事を言ったそうです。表面上は体調不良での長欠ですが、実際はもう修復不可能な溝が出来た見通しです。側近は事務長の事を「体がおかしいだけじゃなくて、頭がおかしい」と言いました。事務長は前々から言っていました。「施設の経理でおかしい事がある。変な事をやらされそうになるけれど、私は絶対にしない。何かあった時の証拠に私はフロッピーに保存してあるんだ。私は潔白だ。」と。監査前に、きっと事務長は不正な何かを見抜いて理事長に訴えたのでしょう。そして、修復不可能な溝が出来てしまったのでしょう。前々から事務長と理事長の間の埋まらない溝はありましたから。…施設内の虐待の件も、経理の件も誰かが内部告発して調査が入れば施設は言い逃れする事は出来ないのでしょう。きっと施設側は誰も内部告発をしないと思っているのでしょう。…さて。私もいい加減に曖昧な態度でいる場合では無くなってきました。去るのか残るのかを決しなければならない時期がより一層近づいてきました。去るならどうするのか、残るならどうするのか。曖昧なままで答えを保留にしている場合ではありません。正直、とても悩んでいます…。

  2006年06月19日

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• ある老人ホームでの虐待と対応

  施設に長年に渡って、ご利用者様に虐待を加え続ける男性職員がいます。この職員は、私が十数年前にお世話になった先生でもあります。小学生時代の私は塾で、この男性（以下Ａさん）から授業を受けていたのです。それが何の縁かは知りませんが、私がリハビリ目的で就職した施設で再会したのです。私が施設に入職して１年か２年が経った頃でしょうか。夕方、私がご利用者様の居室にいると、廊下の方から、凄まじい声でご利用者様の悲鳴が聞こえるのです。「やめてくれーーー！助けてくれぇぇぇぇぇ！！！」と。何事かと思って私が駆けつけると、Ａさんがご利用者様の排泄介助中に何と霧吹きに入っている消毒用の酸性水をご利用者様の顔にかけていたのです。Ａさんは現場を目撃されて「何もしてないんですよ～。大げさなんだから～。」と誤魔化しました。私は、この事実を施設長に報告しました。施設長は「解雇にします」と言い、全ての介護者を集め、真ん中にＡさんを立たせて凄まじい勢いで怒鳴っていました。…しかし、その後もＡさんは勤務を続けています。それは、人員不足によるものだと思っていました。でも、その一番の原因を私は知る事になるのですけれど。Ａさんが勤務をした翌日には、寝たきりのご利用者様の目頭に内出血が出来ていたり、不思議な場所にあざが出来ているご利用者がおられました。また、あるご利用者は「あいつがやったんだぁ。バシーンって…。」と訴える事もありました。つい先日の出来事です。私が出勤するとＡさんが医務室の前に立っていたのです。夜勤明けなのにわざわざ。私は何事かと思いました。するとＡさんは、あるご利用者が夜間、失禁をしてしまって着替えをしている時に、ご利用者が寝ぼけて自分自身の顔を自分の手でぶつけてしまって青あざが出来ているんだと話し始めました。そして、ご利用者様が寝ぼけて「やられた」といい続けていて困っていると…。私は朝礼後、ご利用者様のところに行くと、ご利用者様の目頭に内出血があり腫れています。ご利用者様は、「男にやられた。（親指と人差し指で弾く動作をしながら）いきなり、こうやってやられたんだ。あれは暴力なんだぁぁぁぁ。」と訴えました。この事実を施設長に報告すると、施設長は「家族が来たら本人に説明させます。許しません。」と言いました。いざ家族が来ると、何故か相談員が「ご自分の手が当たったみたいです。」と説明をしていました。…話が違うのでは？先週末の出来事です。私が昼食時に薬の配布をしていると、Ａさんが水分を拒否するご利用者様に対して、水分補給用の寒天ゼリーを無理やり口に入れているのです。お絞りで口を押さえて。ご利用者様は、「もういらないんだ…。」とゲプゲプしています。そして涙ながらに「あいつは酷い男だよ…。」と涙ながらに訴えるのです。また別のご利用者様は、コップに次から次にお茶を入れられて吐き気があるのに無理やり飲まされ続けています。理由を聞くと「飲まないといじめられるから」と訴えます。私が「もう良いよ。やめて。」と言うと、Ａさんは「やだなぁ。そんな嘘ばっかり。欲しがるからあげているだけなのに～。」としらばっくれます。あるご利用者様は頻尿です。何度もトイレ介助の依頼をしてきます。そんなご利用者様をトイレ介助すると、昼食の配膳を終えて、皆さんがほとんど食べ終わるまでずっとトイレに放置するのです。下手すると３０分くらいトイレに放置しています。ご利用者様は「トイレ終わりました～！」と叫び続けるのです。この声が聞こえているのに無視し続けるのです。あるご利用者様は訴えます。「Ａさんが勤務だと、みんなビクビクしているよ。目立たないようにって…。」と。…本当に目に余る行為ばかりです。私は、さすがにこれ以上は許せず１６日の金曜日、職員会議の前に理事長である医師に訴えました。すると、医師は「本当にやっているんですかぁ？Ａさんがやっている噂は聞きますが、誰も証言しませんし。事実なら顛末書を書かせて対応しないと。あなたが知っている事を紙に書いて下さい。」と言いました。また、「Ａさんは優等生にしか見えないんですよね。熱心ですし。」と言いました。私は過去に、現場を目撃して訴えたのに何もしてくれないままだと言い返しました。すると理事長は知らんふりです。そんな事は知らないと言い張りました。職員会議が終わった後で医師は私に言いました。「あなた、本当にＡさんは、そんな事をやっているんですか？誰からも証言なんて出てきませんよ！」と言い放ちました。それほどまでにＡさんを守りたいんですか。ご利用者様の訴えがあっても調査一つしようとせずに、“現場を押さえられないから”放置ですか。実際に現場を押さえて訴えても放置しているのに。職員会議で私に意見されて余程虫の居所が悪かったんでしょうけれど、それとこれとは別なのではないでしょうか。…同僚は言います。内部告発をして調査に入ってもらいなさいと。匿名で投書して調査を入れなさいと。本当にそうしたい気持ちに溢れてきます。ある意味、このブログで告発しているようなものですけど。自分に従順な人にはこのように虐待する人でも退職にはせず、自分に意見をする人間は切り捨て退職に追い込んでいくという卑劣な手段を取る理事長です。…老人福祉施設の暗い暗い根強い闇が浮かび上がります。

  2006年06月18日

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• 事務長不在が意味するもの

  私の職場ではボーナスが支給された６月９日の翌日から事務長が不在の状態が続いています。私が把握しているだけでも今月で退職するパート職員が３名、来月退職する看護師が１名います。これらの皆さんは退職手続きが進まず困っています。特に退職する看護師はスライドで次の職場へ移るのでスムーズな事務手続きが必要なのです。一体、いつになったら事務長は復帰するのでしょう。事務長不在の理由は、表面上は「病気」となっています。しかし、事務長が不在になる前日に事務長自らボーナスの査定に対する不満、理事長や施設長に対する不満・不信を語っていました。私たちの推測はストライキです。どちらが本当なのかは全く分かりません。ただ、私の施設で経理を担当しているのは事務長のみで、それ以外の事務職員は誰も経理を扱う事は許されていません。私の施設では経理に関しては徹底的な秘密主義が保たれるのです。だから、経理担当が不在になれば全ての事務処理が滞るのです。その理由が病気であれ、ストライキであれ、旅行であれ…。事務長は事あるごとに言っていました。「この施設で何かあれば私は、いつでも証拠をフロッピーに保存してあるから提出する。自分の身は自分で守るんだ。私は違反はしていない。」と。監査が迫ってきて何か重大な事があったのでしょうか。事務長の事が心配になります。前施設長が生きておられた時、良く言っていました。“事務は扇の要である”と。事務職から施設長になられた前施設長らしいお言葉でした。でも、私自身この言葉の重みを感じています。看護職の私がこの言葉の重みを感じるのもどうかと思いますけど。事務関係が滞れば、書類一つ印鑑が押されずにご利用者様への請求書や領収書一つ発行できません、必要物品も購入できません、行政官庁への書類も提出できません、職員の給料計算も出来ません、職員の退職・入職手続きも出来ません、…その他諸々の事が滞るのです。事務が施設のスムーズな運営の潤滑油になって全体をまとめる要の役割をしているから、私達は安心して働く事が出来ているのです。…私は昨日の職員会議終了後、機嫌が悪い理事長に「事務長はどうしたのですか？」とたずねました。すると理事長は自分には無関係だと言わんばかりに「さあ？監査の準備が終わったから休んでるんですかね。」と答えました。「…はあ？」と思い、私は「監査に来られなかったら困りますよねぇ」と言いました。理事長は「監査には来るんじゃないですかね」との事で去っていきました。事務長は施設の拡張工事に反対していました。介護保険の改正により収入が大幅に減少し、現在ご利用者様が増加せず減少さえしている現状の中でユニットケアの施設を３０床増床すると言い張り実行に移そうとしている理事長です。既に理事会では決議され今秋に着工、来夏にオープンという運びとの事です。こんな事をしたら施設の余力はゼロからマイナスへ移行し職員の給料すら出せなくなるとの事でした。事務長と理事長は仲がよろしくありません。意見をする事務長なので…。自分に対して意見を言う人間を徹底的に排除していく理事長は、自分自身で不幸の道を選択しているだけなのに。周囲に揃った自分のケアマネとしての仕事をおろそかにする側近、理事長に尾っぽを振る支援センター長、ケアハウス施設長、そして本当は自分自身が施設長になる事を望んでいる人々…。黒いものが渦巻きます。…確実に私の施設は崩壊へ向けて歩んでいます。

  2006年06月17日

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• 詭弁に負けません

  昨日は職員会議でした。出席者は１７名。委任状提出者が４１名です。委任状提出者の多さが物語るものは少なくありません。会議は、いつものように結論が見えず、脱線ばかりで曖昧さ全開で進んでいきました。私は一つ一つの話に耳を傾けながら、おかしいところは無いのか一生懸命に考え続けました。会議の中で、健康診断の話題が出ました。以前は、医務室が健康診断を行うにあたる決裁書の提出やら、予定の組み立て、実施後の報告書まで一貫して行っていました。しかし、医務室の人員が減少した為、今年から事務へ戻しました。理事長は、この事が気に入らないらしく、医務室が健康管理をするんだと言います。しかし、私達の仕事内容は、ご利用者様の健康管理であって職員の健康管理が仕事ではありません。職員の健康管理を行うものは私達看護師ではありません。私は怖気ずに堂々と自分の考えを述べました。理事長は苦虫をかむつぶした顔をしていましたけれど。自分に意見されるのが死ぬ程嫌いな理事長ですからね。施設長は、前回の職員会議で私が発言した「衛生管理者」については「検討中」だと返答しました。あのですね…。検討をして置くかどうか決めるという部類のものでは無いのですけど。労働者が５０人を明らかに超えているのですから。労働安全衛生を考えるのは、介護士の資格しかない施設長では無理です。検査伝票一つ読んでも理解できないのですから…。労働安全衛生法第１２条をご覧になって一刻も早く選任されますよう心よりお勧めします。衛生管理者の選任は、施設長としての義務でもあります。以前このブログに書いたある福祉施設の労働問題という日記をご覧下さい。この問題について、私と同い年の介護副主任が見事に動議をあげました！彼の勇気ある行動を賞賛します。この副主任とは、会議の数日前に、この労働問題について「施設長に相談しないと…。」と言っていましたけれど私が「長に相談したら消されるから緊急動議としてあげるべきだ」と提言していました。特に理事長の表情は硬い様子でした。一番触れられたくない話題が来たという様子でした。この件について施設が一通り説明した後で、理事長が重い口を開き、誰にでも見抜かれる詭弁を展開しました。これが今回の職員会議における一番の見所だったと思います。理事長は言いました。「これからは“成果主義”を取り入れるのです。自分はパートだからと言って、大事な会議に出席しなかったり、緊急の電話に出なかったりする人は昇給しません。“常勤と同じ仕事内容をする人には昇給をします。もしかしたら今の倍になるかもしれない。”今回の賃金の違いは、“新しい体制”を作るための緊急避難的な事だったんです。」と。私は、この理事長の発言で全てを悟りました。施設としては人件費を削減する為に常勤職員から非常勤職員への切り替えを進めていきたいのだという事、そして非常勤職員に対して常勤と同じ労働力の提供を求め、出来なければ時給を抑制するのだという事を。…何処の世界に、常勤と同等の仕事内容を求められながら非常勤として勤務する人がいますか？常勤と同等の仕事内容を求められるのなら常勤になるのでは無いですか。世の中、そんな甘いものじゃありません。理事長の思い描くような事にはなりませんよ。緊急非難として１０００円の時給でパートを雇い入れ、以前からいるパート職員は時給８００円のままです。同じ仕事をしているのに自分の時給が８００円で新人が１０００円だったら怒るでしょう。あくまでも人間的な感情としての話ですが…。「君達とは８００円で契約したのだ。それに納得して契約したのだろう？私たちが１０００円で募集をかけても君達との契約には違反はしていないだろう？」と言われたら、それで終わりですけど。会議の終了後、理事長はご機嫌斜めです。あからさまに怒りを私に示していました。…理事長、私はあなたの詭弁に負けません。そう決心した職員会議でした。

  2006年06月17日

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• 疲れ果てました…

  職員会議が終わりました。今から２時間前の話です。…正直、この職員会議で結構なダメージを受けた様子です。残念ながら詳細をアップする力は今の私には皆無です。身も心もボロボロです…。詳細は明日にでも…。

  2006年06月16日

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• 困難を恐れるな

  朝から風雨が強まっています。このような状態の中、４０～４５分の道のりを歩いていくだけの気力がありません。いつもならどんな状態でもずぶ濡れになって歩いていくのですが。今日は仕方なく職場の迎えに依頼しました。こういう日もいいかもしれませんね。あまり気持ちは進みませんけれど。さて…。今日は職員会議です。私はレポート用紙を持って会議内容を書きとめる事にしています。委任をされた同僚への報告レポートを会議と同時進行で書き上げるつもりです。同僚にとっては無関心な出来事であっても、私は私に出来る方法で報告レポートを残していきたいと思います。今、目の前にある困難なんて小さいものです。同僚が辞めて私が一人になる事は大きな問題ではありません。その困難の中からきっと次への展開が見えてくるのです。これくらいの困難で弱気になったり、たじろいでいては駄目です。これから私に訪れるであろう困難の序章に過ぎないのですから。今、目の前で展開されている困難は、将来、来るであろう困難に対する訓練であるのです。１２時間後には会議が始まっています。静かに会議に臨み様々な事を感じて来たいと思います。それでは、行ってきます。

  2006年06月16日

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• 意見を言うより辞めるべき？

  例えば職場で何か嫌な出来事や辛い出来事、納得がいかない出来事などがあって、それらに耐える事が出来ないと感じる時、皆さんならどのようにされますか。また、このような場合の選択肢は、我慢し続けて“沈黙して残留”するのか、それとも“新しい場所を見つけて辞める”という二者択一の選択肢しか無いのでしょうか？私の場合は、このどちらの選択肢に対してもYesとは言えないし、選ぶ事が出来ません。今いる場所の改善を目指して、抱えている問題の解決の為に意見を述べながら存在していくという選択肢はありえないのでしょうか。私自身、今の職場に入職して最初の１、２年は何か問題が起これば「辞める」を口癖としていました。しかし、３年目を過ぎる頃から少しずつ気持ちに変化が生じ、４年目の今では「辞める」という言葉を職場で自ら口にする事は全く無くなりました。施設が抱える多くの問題に気付く程に、これらの問題を何とか改善する事は出来ないのだろうかと思い巡らす日々です。私一人の力では解決は出来ません。一人ひとりの職員の労働への意識を高める為に、さりげない会話の中で問題提起をして皆さんに考えるきっかけをお伝えしています。こういう一見すると小さな出来事なのですが、でも諦めずに私は問題提起の種をまき続けています。明日は職員会議です。一人でも多くの職員に出席していただきたいと願っています。しかし、委任状を書いて欠席する方が多い見通しです。その多くは「言っても何も変わらない。言うだけ無駄。」と言います。また「私には関係ないから。」という方もおられます。言って何も変わらないかもしれません。でも言わないと変わるきっかけもありません。１回言って通じないなら１０回言えば良いのです。１０回言って通じないなら１００回言えば良いのです。言った事がすぐ目に見える変化として現れないから、言うだけ無駄だという考えは違います。急速に起こる変化は劇的で、すぐに反応が現れるので心地よいかもしれません。でも、変化は目に見えなくても確実に発生して進行している場合もまたあるのです。すぐに変化が現れないからという理由で、変化の可能性すら捨てて諦めてしまう事は、自ら変化を否定しているという事になります。私は、正面から切り込む方法が駄目なら側面から切り込みたいと思います。側面から切り込む事が駄目なら下方から、それが駄目なら上方から、それが駄目なら左方から、右方から、ありとあらゆる可能性を探りながら多角度的にアプローチしていきたいと思うのです。一つの方法だけで駄目だからと言って諦める事は出来ません。本当に改善したい、達成したいと思うのならば、そんな簡単には諦められないハズです。可能性がある限り信じて挑戦していきたいのです。職場が気に入らなければ黙って去るしか無いのでしょうか。このような変化の可能性を求め続けて残留する事は大きな間違いなのでしょうか…。円満に何も言わずに静かに去る事が良い事なのでしょうか。医務室の同い年同士の同僚は二人とも明日の職員会議は欠席です。二人とも私に委任状を渡し委任するとの事でした。私は、出席して何を言うのか聞くだけでも良いのでは？と提案しましたが拒否されました。「私には関係ないから。」と。職員会議に出席せず委任状を書いてしまったら議決内容に対して文句を言えません。だからこそ出席していただきたいのです。職員一人ひとりが、もっと自分を取り巻いている状況に対して関心を持って、問題意識を持ってくれたらなと願う毎日です。そして、そんな思いを皆で語り合ってより良きものを目指していく事が出来たら良いな。…私は単に理屈をこねながら転職が出来ないだけの臆病者なんでしょうか。それとも、職場の事を思い改善を目指していく開拓者でしょうか。その答えは神のみぞ知るという所です。明日の職員会議が終わった後で私は何を感じるのでしょうか。

  2006年06月15日

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• それぞれの立場の狭間で

  精神的な病を抱えておられるご利用者様がいらっしゃいます。この方は、施設になじめずに最初に入所した日の何日か後に脱走してしまい、朝から大捜索となりました。つい先日も夜中に脱走してしまい遠くの雑木林まで逃げ込んで見つけた人に暴力を振るったそうです。この方は精神病院からいらしゃいました。精神病院から退院を宣告され、介護できる家族もおらず、受け入れ先が無い中で施設に来られたのです。でも、ここ数ヶ月は集団生活のストレスから症状が悪化し、拒薬を続け精神科の薬は一切内服しません。それと共に表情は硬くなり精神症状が強く見られるようになりました。他のご利用者様と口論をし、怪我をさせた事もあります。色々な問題を抱えておられ、施設で見る事は困難な状態です。何度もケース会議を重ねてきましたが、これといった対応が見つかりません。先日の脱走で退所が決まったという話を聞いたのですが、結局は行く先が見つからずこのまま曖昧の状態で施設にいる事になりそうです。相談員や、ケアマネージャーは「話をゆっくり聞いてあげればいいんだ」と言います。でも、実際に介護をしている側から見れば「手に負えない」というのが本音なのです。相談員やケアマネージャーと、実際の現場の狭間に立って何とも言えない複雑な気持ちを抱えます。相談員やケアマネージャーの言う事も分かるけれど、実際の現場の事も分かります。看護師から見て、このご利用者様を施設でお預かりするならば、職員をはじめ、他のご利用者様への暴力・迷惑行為を覚悟した上でお預かりするべきだと思います。また、この方の問題行動を抑制する要素が何も無く、ストレスをためれば爆発を繰り返すという事態も良く理解しているべきだと思います。…一体どうしたら良いのでしょう。良い考えが浮かばず言葉に詰まる毎日です。

  2006年06月14日

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• 人という鏡を通して

  誰かと海が見える場所で一緒に紅茶もしくはオレンジジュースでも飲みながら、ざっくばらんに色々な事を時間を気にせずに語り合う…そんな時間に憧れます。最近の私は、何故か人と実際にじっくりと語り合う時間がありません。私自身は、人と時間を気にせずに、ゆっくりと語り合う事がとても好きなのです。そんな中で相手の事を知り、また自分自身が映し出されるからです。人という鏡を通じて自分を見つめる時間もまた大切なひと時です。…さて。時間が参りました。仕事へ行ってきます。

  2006年06月14日

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• 最初から可能性を否定するな

  事務長が不当な報酬に対して病欠を理由にストライキと思われるものに突入しており、先週末より仕事に来ていません。また、デイサービスではパート職員が時給問題（先にいた職員は時給８００円、後から募集広告で来た職員は時給１０００円という事に対する先輩職員の抗議）が決裂した為に、勤務に支障が出るにも関わらず好き勝手に休みを入れている始末。また、特養の介護職のパートでもデイと同じ問題を理事長と話し合おうとしたら、理事長サイドより「時給に関する交渉は一切受け付けない。」と言われ、怒ったパート職員が退職届を出す始末。あっちもこっちも理事長に対する怒りが炸裂している有様です。こんな状態で良き物は何も提供できる訳も無く…。こんな中、１６日の金曜日１９時より職員会議が持たれるそうです。動議は、就業規則の変更や、定年延長に関する事などに対する採決だそうです。こういう場で、職員が緊急動議を出せば良いのです。交渉に臨まないならば、職員会議という場で緊急動議をあげて逃げられないようにすれば良いのです。職員が集まる公の場で問い正せば良いのです。議事録も残さなければならないのですから証拠にもなります。…辞める事は簡単です。逃げる事も簡単です。でも、問題を解決する為に正面から取り組む事は難しいですが、大切な事であると思います。変えようと思う皆さんの意思が集まった時、物事は静かに動き出します。一人の力では無力でも、皆の力が合わされば動かしていく事が出来るのです。望みが無いと諦めてはいけません。希望は自分たちの手でつかんで広げていくものです。可能性を最初から捨てていたら何も変わらないし、何も得る事は出来ません。はっきりと申し上げます。今のままだったら私の施設は、やがて淘汰されて消えるでしょう。個人に私物化されて閉鎖的環境になった場所に未来はありません。成長も発展も無いのです。イエスマンばかりが上層部を取り囲む場所ほど恐ろしい場所はありません。…もっと色々と論じたいのですが、２３時を回りました。いい加減に寝ないといけません。今書きたい事は…。・私の進退に関する今の考え（喜んで去る事）・あるご利用者様の事例から考える事（狭間に立たされて）こうやって書きたい事をメモしておかないと忘却のかなたに行きますので。何とも切れが悪いですが、おやすみなさい。

  2006年06月13日

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• 進退の決断を迫られて

  今日は朝４：３０頃に目が覚めてしまいました。昨日は本日の０時頃に寝ました。私のベスト睡眠時間の約半分です。でも、その後は２冊ほどコミックを読みながらまどろみ、再び眠りに入りました。起きたのは８：３０でした。眠りが遮られる事は本当に心地が悪いです。その後は朝食を摂って再び眠りに入り１２：３０前に起きました。約４時間睡眠を繰り返していますね。連続した睡眠をとりたいものです。昨日はエネルギーが尽きてしまい日記があまり書けませんでした。昨日書きたかった事を少々…。今、職場は宜しくない空気に包まれています。特に医務室は３人しかいませんので、お互いの感情や状態がダイレクトに伝い合います。これは良いのか悪いのかは分かりませんけれど。理事長である医師をはじめ、施設長、施設長の側近達などへの深まる不信感、その対応の劣悪さに同僚二人は怒りを募らせています。本当に機嫌が宜しくありません。お互い、生活がかかっているし、お二人にしか分からない怒りの理由があるのだと思います。私の年代には理解できない怒りの原因があるのだろうと推測するばかりです。同僚は言います。「あなた、こんな扱いされて頭にこないの？」と。私自身、この４年間の間に皆さん以上に施設の冷酷なやり方に傷つき、涙を流し、悲しんできました。そして、怒りを燃やしてきました。私自身は、「またか…。」というのが正直な気持ちです。今更何をされても驚かないし、また同じ出来事の繰り返しだとしか感じません。これが施設のやり方だと分かっているからです。この施設のやり方が異常である事は事実です。外から見れば、こんなやり方は、ありえないと思うでしょうし、強い怒りを燃やすでしょう。なので、皆さんのお怒りの気持ちも分からなくはありません。ある意味、私は施設のやり方に慣れているのです。言葉を悪く言えば感覚が麻痺していると言えるかもしれません。７月に退職する同僚と同い年のもう一人の同僚も近日中に退職届を出す事でしょう。そうすると、何が起こるのでしょう。答えは簡単です。「私が一人残される」のです。私自身は、一人で勤務するつもりは毛頭ありません。こういう労働環境にするのなら、私は出るところに出ます。医務室全員を辞めさせて新しい人を入れろと豪語して求人をかけて来た看護師は最悪でした。何処かの企業の医務室で勤務していたけれど定年退職をしてこの施設に来た准看護師がデイサービスに来ました。けれど、来て３日もせずに辞めました。辞めた理由は「老人臭に耐えかねる。」だそうです。排泄介助や掃除など自分自身には耐えられなかったそうです。また、一人面接予定の老人保健施設に勤務している看護師がいますが、今まで３回面接の予定を組んでも１回目は延期の連絡がありましたが、その後は面接をすっぽかし続けているそうです。でも施設は、その看護師を獲得するために全力を尽くすそうです。こんな面接をすっぽかすような看護師は、仕事をもすっぽかしかねません。こういう人を追い続ける施設はどうかしています。私自身、進退を決するべき時が迫っています。でも、まだ決断できない自分がいるのです。教習所もまだ途中です。今、環境の変化を招き、これ以上のストレスをかけて今の自分が耐えられるのかといえば、自信はありません。一体、どうするのか、どうしたいのか…。先日から心を暗くして悩んでいますが未だに晴れる兆しはありません。職場の男性に相談を持ちかけても沈黙で終わる始末。再度、相談したいと持ちかけましたがどうなるやら分かりません。チャンスを逃したのかもしれませんね…。…自分の当面の生活を支える仕事をどうしましょうかね。考えるほどに答えが分かりません。

  2006年06月11日

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• 心の麻痺

  今日は、とても心が痛い１日でした。ここ最近、何とか心は安定期に入っていたのですが、急降下してしまっています。非常に落ち込んでいます。身体の疲労も相まって性質が悪いです。午前の仕事がひと段落した時、一人の同僚が「私、退職届出して受理されたから」といきなり言いました。私は寝耳に水だったので「えっ？」と聞き返し、暫く固まっていました。同僚が辞めるという意思を示していたのは知っています。それにしても、新しい職場を決めて内定ももらっていた事を私には告げずに数日間一緒に仕事をしていたのですね。知らぬは私ばかりでした。同僚も言うタイミングを探していたのかもしれません。同僚は言いました。「施設長は、待っていましたという感じで受け取ってくれた。引きとめもしない。ボーナスが大幅に下がった人がいるから、こういう風に辞める人もいるとは分かっていたけれど。」と言い受け取ったそうです。私は、どのような言葉を同僚にかけたら良いのか分かりませんでした。私がした事は、同僚が選択した結果を受け止め、祝福する事だけでした。「新しい場所、決まっておめでとうございます。」と。今までの経緯を知っているし、この施設が気に入らない人に対してどのような対応をしていくのかという事も良く分かっています。４年間入れば、色々な施設側の手の内も嫌でも見えてくるものなのです。私自身、同僚に「辞めないで。寂しいよ。」なんて、かわいい事は言えません。それよりも、相手の希望が叶った事を尊重し祝福する事が私が出来る唯一の事だと思ったのです。しかし、午後になってもう一人の同僚からキツイお言葉をいただきました。「何でこんなにもひどい扱いを受けているのに、あなたが憤らないのか私には分からない！悔しくないの？」と。私自身、悔しくない訳はありません。まして、一緒に働いてきて、喜怒哀楽を共にした人が去る事に対して何も感じない訳がありません。ただ、私は同僚の決断に言葉を失うショックを受け、また、感情を表に出す事を押さえ続けてきた結果、激しいリアクションを取らなかったというだけです。この同僚は、やるせない思いを抱えて、何処かに怒りの捌け口を求めていたのかもしれません。それが、たまたま私だったのでしょう。昼休み、退職する同僚と、もう一人の同僚は延々と怒りを語り合っていました。私自身は、その輪に入る事も出来ず、食べ物を書き込んで事務所へ逃げました。医務室に居場所が無かったのです。私自身が原因で何かをした訳では無いのに、同僚二人の機嫌の悪さに耐えられず逃げました。あからさまな怒りを露骨に示す態度に私は耐えかねてしまったのです…。正直、今の私に相手の憤りを受け止める余力はありません。今の私が求めているのは、動のエネルギーでは無く、静のエネルギーなのです。それに今の私に動のエネルギーはありません。その為、相手の激しい感情についていく事が出来ない私がいるのです。でも、同僚にしたらこの態度が気に入らなかった様子です…。私自身が原因では無いのに、何故、私自身が居心地が悪い思いをしなければならないのか…。もう、医務室の中は滅茶苦茶です。とっても空気が悪い状態です。理事長の意のままに職員無視の待遇が続くから職員同士の雰囲気まで悪化してくるのです。どの部署でもこのような内部の軋轢があるのです。私は、同僚の心の痛みが分からないほど鈍感な人間なのかな。そんなにも無関心な人間なのかな。そう考えると自責の念が生じて更に私自身を苦しめるのです。…今日の帰りは、自分で選択してまた歩いて帰りました。途中に高速道路の陸橋があるのですが、私はそこで立ち止まり２０分ほどでしょうか？“翼を下さい”を歌いながら落ち込む気持ちと必死で向かい合っていました。どうにか、この気持ちを処理したくて…。そして、この場所で思いを整理しようとしていました。家に帰ってきてからも思い気持ちは続いていました。すると、３０分ほど前にメールをした職場の男性から電話が来ました。彼は私が打ったメールを読んで心配して電話をくれたのかもしれません。私が彼へのメールに謎めいた言葉を書いたから…。でも、分かる人には分かると思います。こういう思考回路が…。彼は「どうしたの？何があったの？」と聞きます。でも私は、彼に伝えようと思っても言葉が全く出てこないのです。一番、彼に聞いて欲しいと思う反面、一番、彼には言えないというアンビバレントな思いが心にあるのです。彼は「心にためるのは良くない」と言ってくれるのですが、私は「うん・・・。うーん・・・。」と繰り返すだけなのです。そんな調子で１０分以上も…。彼に迷惑をかけてしまいました。話さないなら彼にメールしたりしなければ良いのに…。何とも矛盾した態度が彼に迷惑をかけるんです。もう最悪です。私は自分自身が本当に辛い時は全く言語化できなくなってしまうのです……。…もう嫌です。身体的にも精神的にもボロボロです…。助けて下さい…。自分が何をしているのかさえ分かりません。心が麻痺しているんです…。

  2006年06月09日

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• ボーナス減額でも憤らないけど…

  昨日、ボーナスの給料明細を受け取りました。振込み日は明日です。今回は大幅な減少でした。４月の定時昇給では、医務室のメンバーだけが減給されました。医務室全員に辞めてもらって構わないと豪語している割には、時給２０００円出してもパートすらほとんど応募がありません。来ても３日で辞めました（デイサービスですけど）。それだけ、辞めていった人々が噂したり、介護保険法の改正により特養看護師を回避する傾向があるという事なのでしょう。私も、今の施設を辞めたら、絶対に特養の看護師にはなりません。特養で夜間対応する事程、嫌な事は無いと思います。制度が整っていなさ過ぎる中での夜間対応は…。同僚はボーナス減少に憤っています。基本給が減少した時も憤っていました。…しかし、私自身はあまり憤りを感じないのです。確かに、基本給は下がりボーナスも下がりました。私に至っては、自ら残業代をカットして請求しないという悔しさも味わっています。それでも私は特に大きな憤りはありません。かなり収入が減少する中で、これだけの金額をもらえる事に感謝する気持ちの方が遥かに大きいのです。収入があるだけで感謝だな…という気持ちです。自分の労働に対する正当な報酬が入ってこないという面に対しては、憤らないといけないのだとは思うのですけれど。夏のボーナスで、これだけの減収です。冬のボーナスは凍るような額になる事は必至でしょう。夏には、施設の拡張工事が大々的に始まる予定になっているのですから。そうしたら、赤字に赤字で経営がいよいよ危機に瀕してくるでしょう。それは目に見えています。今日、事務長が昼休みに言っていました。「医務室と事務室は話してばかりで仕事をしないからボーナスも減少しているんだって。」と。事務長は怒っていました。事務長などは、昼休みも無く、休みも無く一人で小さな部屋にこもって仕事をしているのに…。しかも、このボーナスの査定をしたのが、前施設長の側近で現施設長の側近であり理事長の大のお気に入りである支援センター長とケアハウス施設長、施設長だそうです。支援センター長とケアハウス施設長が何故、査定に加わるんですかぁ？しかも、支援センター長は人事権まで握っています。特養のケアマネージャーという立場なのに、ケアプランは素人の相談員に任せて自分は施設長補佐のような仕事で奔走しているし。結局、施設長と理事長を取り巻いているのは、全て指令に忠実なイエスマンばっかりです。誰も真に労働者の立場に立って物事を考えよう、労働環境の改善を目指そうと考える上層部の人間がいません。自分たちだって労働者なのに経営者に擦り寄っているなんて悲しくなりますね。でも、それが大人の世界というものなんでしょうか？私自身は給料の額が低いという事には憤りませんが、こういう労働者無視の姿勢には激しい憤りを感じてしまいます。若さゆえの憤りなんですかねぇ…？…このボーナス支給後が見ものです。他部署のパート職員がどういう動きをするのか。私自身は虎視眈々と動き出して辞めるチャンスをひたすら狙っています…。

  2006年06月08日

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• 司令塔さえいれば

  昨日、職員健康診断の為に協力病院へ行きました。毎年、「今年こそ、これでこの場所に来るのは最後にしよう」と思います。今年こそは、本当に最後にしたいと願います。もう、来年は別の場所にいたいです。来年の今頃も同じ事を書いていたら…。きっと今年度中に動き出せると信じます。病院に到着したのは１４時でした。毎年、毎年ですが実に作業効率が悪すぎます。職員の連携が全く取れていません。やる内容は決まっているし、職員は自分の足で一人で歩けるのだから順序良く指示さえ出せば事はスムーズに進むのに、何をやっているんだか…。昨日は院長のご子息が診察をされていたのですけれど、これがまた遅い遅い…。ただ座っているだけでボーっとしていました。しかも、患者をさばいていく看護師がいないのです。だから医師が一人でボーっとしているのです。誰かが司令塔になって指示を出しさえすれば良いのに。私が診察を終えた時、業を煮やして私は「次は誰を呼んだら宜しいでしょうか？」と言いました。医師は「誰でもどうぞ」と…。こんな調子でどうするんですかね…。たった６人の職員健診に２時間３０分以上かけている人が何処の世界にいるんですか！司令塔さえいて、流れを作っていったら１時間もあれば完璧終わっていました。“時は金なり”ですからね…。私は今年で４回目の健康診断でしたけれど、最初から全く進歩が無いんですよね…。小さい組織にいるほどに、その場所に慣れてしまって感覚が麻痺するんだろうなと思います。今、やっている事に対して疑問を感じたり気づいたりする事が乏しくなるんだろうと思います。それではいけないんです。常に疑問を持って問い続ける姿勢を持ち続けなければ、その場所の水は淀む一方になってしまいます。私自身、自戒を込めて感じました…。

  2006年06月08日

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• 心穏やかに

  今日から５連続勤務が始まります。遅番の日があったり、３人勤務の日が１日だけあるので何とか乗り越えられそうかなと思っています。私自身、５連続勤務はかなり辛いです。今の私には体力的な予備力は本当に低いですし、精神的にも予備力はかなり少なそう…。悪夢を見る毎日は続いています。明日、私は健康診断へ行きます。その為、今日は同僚に採血と心電図を依頼しています。朝ごはん抜きで仕事に参ります。無事に血管が出てくれれば宜しいのですが。きっとベテランの同僚なら大丈夫でしょう。信頼しています。今週も心穏やかに乗り越えさせていただきたいと心より願っています。

  2006年06月06日

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• ジェネレーションギャップ？

  年齢が２０歳以上も離れていたら当然のようにジェネレーションギャップは存在すると思います。私は、今まで職場の医務室における同僚とのジェネレーションギャップに悩み続けてきました。これは、同僚が悪いとか私が悪いとか、そういう部類の問題では無いのです。年齢差によって当然のように生じてしまう問題なのです。どうやってこのジェネレーションギャップと向かい合いながら、それに対応して乗り越えるかと色々と思い巡らしていますが、どんなに努力をしても埋まらないのです。どうしたら良いのか本当に悩みます。同じ５０歳同士の同僚が二人と、２０代後半の私の合計３人の職場です。当然、同い年の同僚の息が合います。お互いに信頼しあっています。そんな中に一人でいる私です。私はミスもするし、未熟な事も多々あります。正直、同僚からの仕事における信頼は低いと思います。雑用は山のように頼まれますけれど。私がどんなにもがいても同僚の力にはなれないと思い知らされます。４月に結果的に減給になって以来、施設長から医務室への風当たりが強くなっています。私自身、タイムカードを押して残業をして片付けたい事が色々とあるのです。どうしても業務時間内には終わらない事もあるのです。けれど、同僚は許してはくれません。「医務室は残るなって言っているんだから早く帰るの！」と言うだけです。私は色々とやりたい事があるし、もっと他部署と色々な問題を一緒に解決していきたいと願っています。でも時間的制約がそれを阻むのです。相談したくても同僚にこんな思いを言えず、「勝手にすれば！」と一蹴されて村八分・・・。労働者としての必要最低限の労力だけを提供する同僚と、自分の時間を削ってもより良いものを求めようとする私です。ジェネレーションギャップの問題もあるけれど、問題はそれだけでは無いのかもしれません。もし、私と同じ年代の同僚がいたら何か違うのかもしれないな。でも、それを今の場所で望む事は出来ません。・・・５０歳の同僚たちと、他部署の愚痴を言ったり、噂話をしたり、そういう事はもう嫌なんです。私はそんな事を望んでいません。私は一緒に色々な物事を考えてくれる同僚が欲しいです。本当に欲しいです。一方的に答えだけをくれたり、否定するだけでは無くて、一緒に考えてくれる同僚が本当に欲しい・・・・・・・。色々な意味でもう私に残された時間は少ないのだと思います。もう出なければならない時は、すぐそこまで来ている様子ですね・・・。

  2006年05月27日

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• 注射を打ちながら…

  今日は、朝起床した時からどうも心臓の調子がおかしいのです。脈に不整があって胸が不快な状況でした。実は、昨日も夜中に中途覚醒してしまって調子が悪かったのですが、何とか朝には治っていたので気に留めませんでした。しかし、今日は気にしない訳にはいきません。口が裂けても親には「心臓の調子がおかしい」などとは言えません。極めて冷静に装いながら仕事に歩いていけるのかと不安になりつつも行きました。幸い、今日は午前中が医師の回診日です。私は医師に状態を話して、心電図を取らせていただきました。その結果は“心房細動”でした。今まで心電図上で異常が出た事は無かったのですが、いきなり“心房細動”が出たので驚きました。まさか、私が心房細動とは・・・。よく、こんな状態の中で４０分の道のりを歩いて職場へ行ったものだと思います。一通り仕事を終えて戻ってきたら、医師がジゴキシン製剤の注射を打つように言いました。ジゴキシンという薬剤は非常に強いもので、慎重投与が要求されます。その為、ジゴキシン製剤を打つ事に躊躇しましたが、胸の不快な状況はどうしようもありませんので打ってもらいました。私が注射したジゴキシン製剤は商品名：ジギラノゲンＣ注射液（一般名：デスラノシド注射液）です。これを筋肉注射していただいたのですが、痛いこと痛いこと・・・。出来ればこちらは静脈注射の方がよろしいと思います。注射後～２時間ほどは注射部位周辺が痛くて痛くて腕を下ろせないし、物を持てませんでした。本当に刺激性が強い薬物です。この注射をした後、徐々に胸の不快は消失しました。しかし、それと引き換えに強い吐き気に襲われました。立っているだけでふわぁ～っとして気持ち悪いのです。その為、医師に報告をして、吐き気止めのプリンペランを内服しました。これが奏効して吐き気は落ち着きました。よくよく調べてみたら、ペラプリンのような蠕動運動を亢進させるメトクロプラミドはジゴキシン製剤の吸収を阻害するそうです。今回は注射だったので関係無いのですが、病院から届いたハーフジゴキシンとプリンペランの飲み合わせは問題ありですね。ハーフジゴキシンは明日から内服予定ですが、吐き気と向き合わなければいけないみたいです。せっかく内服しても吸収されなければ意味が無いので。今回の発作というか、体調不良は今までの疲労の蓄積が大きな要因の様子です。２月から教習所に行き始めて休みの大半を教習所に費やして休む暇がほとんどありません。そんな中で残業も続いていて身体が悲鳴を上げた様子です。これは大きな警告なのかも・・・。私には休息が必要らしいですね・・・。

  2006年05月23日

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• タイムカードを押して残業…

  前施設長の時と同じように、またタイムカードを押して残業をする日々が始まりかけています。残っていれば文句を言われます。特に看護師に対しての態度は冷たいものです。別に温かい態度は求めていません。ただ、私は淡々と仕事をこなすだけです。最近の私は、タイムカードを押してから残りの仕事をするようになりつつあります。残業代がかさめば、益々目をつけられるようになるからです。こういう無言の圧力って実際あるんですね。こういうものにどれだけ多くの人たちが苦しめられているのか想像するに余りあります。・・・一つだけ。職員を大切に出来ない会社は発展しません。これは、時間が経てば分かります。今は良いかもしれませんけどね・・・。

  2006年05月17日

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• 三行半を突きつけられて

  正直申し上げまして、私自身は施設からは何年も前から三行半を突きつけられております。前施設長と理事長が私を追い出す相談をしていたのを実際にこの耳で聞いております。現に今も理事長は解雇したいけれど出来ずにウズウズしているのが現状でございます。４月は昇給の時期でしたが、見事に医務室だけが減給扱いです。今までの人々もそうでしたが、気に入らない存在に対しては、このようにジワリジワリと嫌がらせをして自己退職へと引導を渡すのが理事長の方法でございます。さすがに４年目を向かえ、相手の手の内も見えるようになって参りました。これが良いのか悪いのかはまた別の次元での話でございますが。施設から三行半を突きつけられているのに何故、私はこの場所にとどまり続けるのでしょうか。求められない場所に、むしろ招かれざる客として存在し続けます事は私自身の為にも、施設の為にもよろしくないのだと思っております。私自身、昨晩の出来事を消化できずに苦しい思いを抱き続けております。職場の方にメールをして相談しようと何度も何度も携帯メールを打ちかけたのですが、結局は送信できませんでした。こうやって人は次第に臆病者になっていくのかもしれません。・・・結局私は、いつまで経っても弱い存在であって、臆病者であるのです。その為、いつまで経っても私の居場所は無いのであります。正直、私の存在価値はございません…。

  2006年05月16日

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• 現場の声が聞きたくて

  本来なら、今日のこの時間、私はコンピュータに向かっているはずはありません。なのに何故、私はコンピュータに向かっているのでしょうか。その謎の解説をこれからします。今日は介護者会議でした。今までは看護職や他部署にも出席義務がありました。しかし、新施設長になってからは、そのような義務は無くなりました。毎月１回行われる運営会議（各部署の代表者が、各部署の問題を数点持ち寄って話し合う）に代表者だけが出席する形となりました。同僚は早く帰れるので喜んでいます。それに同僚は「介護者会議に出ないで。中途半端に出たらずっと出ないといけなくなる」と私に釘を刺します。しかし、私自身はどうしても出たかったので、議事録にも出席者と載せてもらわず、タイムカードも押さずに出席する事にしました。私は今日は遅番でした。これはついていると思って介護者会議に出席していました。私自身は介護者会議には出席したいのです。何故なら、現場の生の声が聴ける唯一のチャンスなのです。こんな貴重な機会を逃す手はありません。私は、現場が抱えている問題、現場が何を悩んでいるのかという事を知りたいのです。出来る限り現場の人たちの意見を聴き、その中で看護師としての自分が現場にどのようにアプローチをするのかを考えたいと思うのです。現場の事を何も知らずに一方的に何かを言ってもそれは届かないのです。施設側が急激な収入減少を迎え、職員の残業代を特に削りたい意向である事は良く知っています。だから私は、タイムカードも押さずに、定時で帰った事にする為に明日、事務職員に手書きで書いてもらおうとしていたのです。私は残業代なんか欲しくありません。ただ、今の施設が少しでも良くなる為に色々な情報が欲しいだけなのです。しかし、私が介護者会議に出席している様子を見つけた施設長は、「看護師は介護者会議に出なくて良いと言ったでしょう！車を回すから早く帰りなさい！」と無常な声をかけました。私は、宿直者が戻ってくるのを待っていたのではありません。時間稼ぎをしていたのでもありません。何故、このような貴重な会議に出席しなくて良いと言えるのか私には分かりません。現場の生の声を聴く唯一の機会はこうやって奪われていくのです。益々閉鎖的になります。施設における支出削減の意向は分かります。経営者としては大切です。でも、それを理由に本当に大切な事まで奪う事に大きな疑問を感じています。現に、現場からは出席を望む声があるのです。会議から追い出される形になった私には、切なさと悲しさだけが残っています。確かに、議事録を読めばある程度の事は分かります。でも、現場の生の声一つ一つが全て入っている訳ではありません。会議の進行によって書記が判断した内容しか書かれていないのですから。・・・私自身、一昔前までは施設を辞める事ばかり考えていたし、何度も辞めると口に出していました。しかし、ここ最近、私は一言も辞めるとは自ら言わなくなりました。この施設において、わずかでも力になりたいし、皆で力を合わせたらきっと少しずつでも変える事が出来ると思うようになってきたからです。今までは施設に絶望しか見出せなかったのですが、今は施設の中に、自分の中に希望を見出そうとしている私がいます。私に何が出来る訳ではありません。でも何かが出来るかも知れない・・・。そんな希望を抱くたびに、踏みにじられる日々を過ごす今日この頃です。

  2006年05月15日

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• あなたの未来に祝福を

  久しぶりに相談員を指導する立場の同僚とゆっくりと話す機会がありました。この方は、もう施設に入職して１０年以上になるベテランの方です。この方も、介護職から相談員になりました。私自身、色々とお世話になっています。昨日の夕方、何気ない用事で事務所へ行きました。そこで、私が気になっている新相談員の男性の話になりました。ベテランの相談員は、私が彼を気にしている事は知りません。ちょうど、昨日彼は休みだったのです。その中で、ベテランの相談員との会話です。相談員：「彼は片付けないよ。片付けろと言っているんだけどねぇ。」　私　：「そうかぁ・・・。忙しいのかなぁ・・・？彼、ずっと残業続きみたいだね。」相談員：「うん。でも何であんなに残っているのか分からない。彼は好きで残ってる。」相談員：「皆、相談員がやらないといけないのは間違い。もっと介護者にやらせないと。」　私　：「彼、現場向きのような気がしているんだけど・・・。事務方は苦手みたいな・・・。」相談員：「彼、やる気はあるんだけどね、気持ちが空回りしているんだよ。あせるし。」相談員：「応用問題（数学）は得意らしいけど、単純な計算が苦手みたいで時間かかってる。」　私　：「数学的能力と、数字の能力って違うらしいからねぇ・・・。」相談員：「彼を見ていると、実に無駄な動きが多いんだよ。」　私　：「そうなんだ・・・。彼を長い目で見てあげてよ。頼むよ。」相談員：「３、４ヶ月は色々見てみようと思うけどね。」　私　：「彼のやる気を大切にして、見守ってあげて。よろしくね。」こんな会話をしました。私自身、彼が相談員業務についてから１２～１４，５時間勤務をしている状態を見て非常に強い不安を感じています。彼が好きで残っているのかもしれませんが、最初からそのような身体的負担を負うと、後々になって響いてきます。これから相談員としての道を歩んでいく最初から全力疾走していては、途中で倒れてしまいます。正直、新卒として就職した私が今の彼のような状態でした。気持ちだけが空回りしてしまって、日勤で出勤しているのに、何故か準夜勤務の人よりも残っている状態が続き、最初は体を壊しました。そして、心を壊したのです。このような経験があるので、老婆心ながら彼の事が気になるのです。私自身、今の職場においてどんな能力があって、どんな力があって、何が出来るのと問われれば答えに詰まります。私自身、４年目として何が出来るのかと言われれば何も出来ません。しかし、私に出来る事があるならば、彼をサポートしたいと思うし、フォローしたいと願ってやみません。今後の彼の相談員としての道に祝福がある事を心より祈ります。

  2006年05月05日

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• 感情で割り切れない

  私は今の職場に入って４年目を迎えています。３年を迎えるまでは、何かあれば「辞める・・・」というのが口癖でした。若さ故の軽率さだったのかもしれません。しかし、４年目に入ってから次第に私の心が変わってきたのです。良いのか悪いのかは今の私には判断できません。今日、昨晩から高熱が出ていたご利用者様の件で理事長である医師に連絡をしました。すると、受診の指示があり検査だけ受けて戻ってきました。このご利用者様は、昨晩、突然３８．８℃の発熱を出して、抗生剤と解熱鎮痛薬を内服したのですが、今朝になり再び悪寒戦慄が発生し今度は３９．７度まで発熱してしまったのです。理事長である医師の診断は、「風邪症候群」でした。経過観察になり施設に戻ってきたところ、午後こちらで血圧測定をしたら何と何回測定しても最高血圧が７６～７８しか無いのです。調べたところ、どうやら、内服した解熱鎮痛薬と普段から飲まれている降圧薬の相互作用で降圧薬の作用が強まってしまった様子です。時々、内服注意の薬の組み合わせなのに、医師が知らずに処方してこのような事が発生する事があるのです。今日は私がリーダー業務をしていました。早速、この事を報告するしかありません。Ｆａｘで報告したのですが、返事がありませんでした。しばらくすると、理事長である医師の側近中の側近であるケアマネージャーが血圧計を借りに来ました。私は、すぐに察知してケアマネージャーに尋ねると、理事長である医師が血圧を再測定しろという直接の指示をケアマネージャーに出したとの事でした。看護師に指示を出すのではなく、ケアマネージャーに出したのです。この事を聞いていた二人の同僚は烈火のごとく怒り出しました。看護師に指示を出さずに側近のケアマネージャーに指示を出すという事の真意は何なのかと。つまり、それだけ看護師を信用できないのかと。また、この指示をハイハイと受けたケアまねに対しても怒りが。いくら理事長に言われても連絡をしているのは看護師であり、責任を持っているのだからそのような事を引き受けず看護師に渡すべきだと。ケアマネージャーは、血圧測定後、医務室には報告に来ずに自分で理事長である医師と連絡を取っていました。医務室の二人の同僚は怒っており、ケアマネージャーが直接に医師と連絡を取ればいいのだと突っぱねます。私はリーダーとして医師に報告義務がありますが、医師はケアマネージャーに直接の指示を出します。烈火のごとく怒る同僚と、訳が分からない事をやっている医師と、悪びれる様子が無いケアマネージャーの間に立たされて、私は困り果てました・・・。ケアマネージャーには私が直接苦言を呈しましたが、私のような若造がいう事は聞く耳を持ってくれません。正直、軽くあしらわれて笑われたのです。しかし、私は極めて自分の感情を抑えてケアマネージャーに冷静に語りました。ケアマネージャーがどのように受け取ろうとも仕方ありません。夕方、私は医師の返信Ｆａｘも何故か届いたので状態報告をしました。同僚が言うようにケアマネージャーにやらせろという訳には行きません。少なくとも私はリーダーをやっていたので、報告義務という責任があるからです。責任ある立場にいると、自分の感情だけで物事を片付ける訳にはいかないのです。どんなに怒っていても、どんなに辛くても、どんなに悲しくても、果たすべき責任は果たさなければならないし、果たさなければならない義務は果たさないといけないのです。医師は、結局、看護師からの報告も待っていた様子でやっと指示を出しました・・・。医師と、ケアマネージャーと同僚の間に挟まれた私の存在って一体。でもいい勉強になります。これが本音です。・・・それにしても、今回の一件が更に理事長である医師と看護師の関係に決定的な亀裂を入れています。同僚は、総辞職の勢いを訴えています。私は、総辞職するとも言えないし、仕事を続けるとも言えないし、どちらにもつけなくて苦しい思いを抱えています。正直、今までの私は「辞める」が口癖でした。でも、今は何とか交渉の糸口を見つける可能性を模索したい可能性の方が大きいのです。今の職場に育ちつつある若い力を芽吹かせて変えていく小さなきっかけの手伝いをしたいという思いがあるのです。各部署が連携して、各職員が力を合わせて、皆で問題意識を共有していったら、きっと理事会を動かせるし、理事長を動かせるんです。一人では無理な事なんですけれど。私は今まで色々な気づきを感じ、意見をしては辞めていった人たちを山のように見ています。どの人たちも貴重な人材で、施設にとっていなければならない存在の人たちでした。けれど、理事長に意見する人は切り捨てなのです。はっきり申し上げます。理事長一人の意見によって、施設における大切な何人もの人材が切り捨てられていくならば、理事長に引退を願う方がよろしいのです。これは極論ですが。私としては対話を重視したいんです。お互いが感情的になっても何も解決はしないから。解決の糸口を探る希望を捨てたくは無いと願う私ですが、２０歳以上も年が離れた同僚たちの中にいて、この小さな希望の光は拒絶されています。・・・私の考えは青二才の考えなのかもしれないです。でも、希望を探す事を諦める人にはなりたくない、可能性を求める気持ちを捨てたくは無いと願う気持ちが私にはあるんです・・・。感情で物事を判断して動く時期から抜け出そうとしている今の私です。

  2006年05月04日

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• 力に変えて

  職場に気になる人がいる私です。最近のブログは、なんとなく冴えない内容かなぁと思ってみたりしています。でも、お付き合い下さる読者の皆様には心から感謝しています。私は、彼に想いを寄せていますが、その事が原因で仕事がおろそかになる事だけは避けたいと思っています。現に以前、職場恋愛をしていた新卒の女性が言葉が悪いですが、色ボケしてしまって仕事に大きな影響を与えて周囲が大変な思いをした事がありました。彼に想いを寄せるなら今以上に仕事を頑張らないといけないと思っています。彼と同じ職場にいられる事を力に変えて・・・。色々な思いが心に渦巻いています。少しずつ心の思いをほどいていく事が出来たら良いなと思います。

  2006年05月01日

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• 静かに見守ります

  昨日は、医師の回診日でした。あの話し合いから１週間が経過しました。理事長兼医師は、どこか活気がありません。どうやら体調不良らしいのです。熱があるし、変な咳もしています。私は人間として心配していますが、医師は嫌味でしか受け止めていない様子でした。私自身、自分の意見を述べる時は、出来る限りはっきりと述べます。でも、意見を述べた後は、普通の関係を望んでいます。言うべき所は言うけれど、それを後々まで引きずるような事はしたくありません。しかし、医師は後々までズルズルと。割り切れないらしいです。デイ・サービスに異動した非常勤の看護師が昨日、医師に退職届をだしました。しかし、即刻却下されたとの事。監査が来る６月までには、派遣でも何でも大々的に看護師の求人をするそうです。そして、新体制の確立を目指すので、それまで退職はするなとの事。この言葉が実現するならば、私の施設での勤務は６月に転換点を迎えるという事になります。私自身は、今の施設がより良く変わっていく事を望んでいます。今、若い人たちが慣れてきて、少しずつより良きものを目指している様子があります。今後に期待というところでしょうか。どっちにしても、私は、その輪には加わる事は出来ないし、してはいけないからです。私は何も出来ません。ただ静かに見守ることしか出来ません・・・。

  2006年04月22日

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• 解雇の危機でも恐れない

  ４月１４日の日記で、理事長・施設長を含めた労使交渉の話題を書き、その中で私は労働者側の勝利だと書きました。しかし、今日になって事態は急展開の様相を呈し始めました。あの交渉の後、理事長は無気味なほどに何もアクションを起こしませんでした。これは表面上の事だけでした。実際は、事務長に怒りをぶつけていたのです。４月は昇給の時期です。理事長は、医務室の看護師に対し、「あんな言い方は無い。３人全員が辞めるなら辞めさせて早く求人をかけろ。」と事務長に命じ、看護師の給料のみを定めず承認もしないのだと事務長から直々に聞かされました。この非常に姑息なやり方はいかにも理事長らしいやり方です。私自身は、給料不払いという態度を取られても、解雇通告を出されても法に照らし合わせた対応を行い、それなりの手段を講じるだけなので痛くも痒くもありません。正直、私は４年目を迎える中で、「これだ！」という証拠さえあがれば、いつでも内部告発する気持ちがあり、機会を虎視眈々と狙っていました。なので、いくらでも好き勝手にやっていただいて構いません。この機会に徹底的に戦ってやるという気持ちも満ち満ちています。医務室総辞職は回避されましたが、次に待っているのは医務室全員解雇という事態の様子です。解雇できるものならやってみればよろしいのです。私が知っている事を、証拠資料として用意して告発するだけの話しなので。それに、解雇されなくてもいつでも内部告発する気持ちはありますので。私自身、だてに４年目の時を過ごしておりません。それなりの手段も方法も学んでいます。実は４月１４日の交渉は決裂していたのですね（大笑い）。前にも書きましたが、私はイエスマンに成り下がるつもりは毛頭ありません。また、私自身の魂を売り渡すつもりもありません。いい加減、理事長のやり方に愛想が尽きました。もう新卒の時のように泣き寝入りなんかしません。戦う時は戦います。・・・正直申しまして、素晴らしい人材と職場で出会い、これから職場を変えていく事ができるという希望を見出しておりました。若い人材が実に素晴らしく今後に期待していました。しかし、私は、その人たちと共に変えていく力の輪には入る事が出来ない様子です。たとえ解雇になったとしても、私の施設での生活に悔いはありません。全てが私にとって尊い糧になっているからです。私に許された時間、残された時間がどれだけあるのか分かりませんが、存在する限りは希望の種をまき続けたいと思います。それらが芽吹き成長する事を信じて。

  2006年04月18日

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• 気になる人がいるけれど

  今、職場に気になる人がいます。今２９歳で今年３０歳になる方です。この方は、数ヶ月前に中途採用という形で採用された介護職の方です。一緒に仕事をしていて、この方は気さくに話しかけてきてくれます。また、経験が豊かな方なので色々と新しい視点を与えてくれます。一昨日、メールアドレスを伝え、昨日メールと連絡先が返ってきました。何かあれば連絡をしれ下されば、とても嬉しいですと書かれており、私自身も嬉しくなりました。少しずつ良い関係を築く事が出来たらいいなぁと願っています。この介護職の方は、施設で長い間仕事をしてきたので素晴らしい視点をお持ちです。今の施設の問題点を見抜き、改善し実行していく事が出来る方です。今の施設に必要なのは、このような存在であると私は思っています。ただ、私自身は６月の末には退職したいなと考えております。施設を変えていく力になる事は私自身には出来ない事なのです。残念ではありますが、私自身いつまでもこのまま施設に存在する事は出来ないと感じています。でも、良き人が来られたので少しずつきっと変わって行くと思っています。

  2006年04月18日

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• 正論を振りかざす愚かさ

  最近、私の仕事の態度に少々高ぶったところがあったのかもしれません。今日は、頭を冷やす出来事がありました。本当に今日という１日に心から感謝したい気持ちでいっぱいです。私は、良い同僚を、良き人生の先輩を与えられたと感謝しています。午後、あるご利用者様が医務室に来られ、その後お部屋までお送りしました。その時、ある介護者がこのご利用者様のシーツ交換をしていました。すると、このご利用者様は勝手にシーツ交換された事に対して強い怒りを発せられました。私は下手に介入して事態を悪化させたくなかったので、その場は引き下がりました。しばらくして、別の用事で同じご利用者様のところへ伺いました。すると、ご利用者様が先程よりも遥かに強い怒りを発しておられるのです。ご利用者様は廊下にいらっしゃいました。私は、ご利用者様のお部屋のドアを開けようとしたら開かないのです。どうしたのだろうと思ったら、先程のシーツ交換をしていた介護者がタオルでドアを縛りつけ開かないようにしていたのです。私は驚いて部屋を開けるように介護者に言いました。中に入って、何故扉を閉めたのかと聞くと、「（ご利用者様が）文句を言っていてシーツ交換できず、仕事が終わらないから。」という返事をしました。私は、ご利用者様を追い出して扉が開かないようにタオルで縛り付けていた事と、この返事に対して強い怒りを感じ、思わずその場で介護者に対し強い注意をしてしまいました。この様子を見ていた看護職の同僚から「はっきりと分かるご利用者様のそばで、あのような叱り方はいけない。ご利用者様と介護者の間の信頼関係を壊してしまうんだ。叱るのならご利用者様がいない場所で行わないと。」と言われました。私は、この言葉で目からウロコが落ちました。私は、あまりにも強い怒りを感じたがゆえに、その介護者の事や、ご利用者様の事を考えずに、ただ単にたちが悪い正義感を振りかざして正論だけを突きつけて介護者を叱ってしまったのです。これは、本当に愚かな事だと気づき猛省しました。指導するべき立場としては、ご利用者様側にも介護者側にもついてはいけないのです。あくまでも、中立の立場に立たなければいけなかったのです。何と偏った対応をしてしまった事でしょう。また、今後の介護者とご利用者様の関係も考えずに、ただ単に自分の感情のみによって対処してしまった事は本当に心が痛いです。私の間違いを即座に指摘してくれた同僚には心から感謝しています。同僚は更に言いました。「確かに、あなたが言った事は正しい事だよ。でも、それを相手に聞いてもらえなければ意味が無いんだよね。同じ事でも言い方があるんだよ。」と言われました。これが私の最大の欠点です。正論を振りかざすだけでは無意味なんだという事です。どんな思いでも、相手に聞いてもらう事が無ければ無意味なんです。どんな正論でも・・・。・・・このように日々、失敗し指摘されながら学ぶ事が出来る幸いを感謝します。人から指摘していただける事がどんなに幸せな事か。指摘されなければ高ぶったまま嫌な人間で終わってしまいます。自分の欠点に気づき、直す事が出来るチャンスを与えられる幸いを心から感謝します。人に指摘する事は辛い事なのです。言われる方も辛いのですが、言う方は言われる方以上に辛いものでもあるのです。今日、気づかせていただいた事を大切に、これからも人生の先輩や、後輩の意見に耳を傾ける心を失うことなく、色々なご指摘を感謝して受け止めながら日々教えていただけたら幸いだと思っています。

  2006年04月16日

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• 何も言えない存在なのに

  職場で立場上、介護職に対し苦言を呈しなければならない事が多々あります。私は、最近その事がとても大きな負担です。職場に行けば、毎日のように何らかの事で苦言を呈します。苦言を呈する度に自分自身が益々嫌な存在になっていく気持ちがするのです。４０代、５０代の方と一緒になって２０代の介護職に苦言を呈さなければならない２０代の自分・・・。何か矛盾を感じませんか？私自身、苦言を呈するほどに自分自身がしっかり出来るのかといえば、答えは否しかありません。自分自身の言動さえ問題が多いのに、何故他の人に苦言を呈する事が出来るのだろうと毎日のように感じています。ここがまた苦しいところでもあります。私自身は何も言えない存在なのに・・・。・・・人に苦言を呈するほどに苦しくなります。でも、このように苦しくなる気持ちは決して忘れてはいけないものなのだと思う今日この頃。

  2006年04月12日

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• 時既に遅し

  理事長の病院が廃院の危機に追い込まれているそうです。今、理事長はその事で頭がいっぱいで心ここにあらずという感じです。ここ最近、理事長の病院は医療裁判に負けて高額の賠償請求の支払いを命じられたり、アスベスト未処理病院として、病院の実名が新聞に載ったりしていました。これらの事が重なって患者数が激減したのです。純粋な外来患者は１日平均４～５人だけだそうです。これでは経営は立ち行かないでしょう。理事長は自分の病院のほかに、私の施設、奥様が理事長を務める他のケアハウス、グループホームの顧問などなど一人で山のような仕事を抱えています。他の協力してくれる医師もいないので一人で行っているそうです。息子さんは大学の医局に残っていて跡継ぎはしないらしいです。理事長に更に打撃を与えるように、私の施設の利用者数が激減しています。空きベッドが多い事、多い事。こんな状況なのに、隣に増設工事をするというのだからおかしな話です。・・・理事長の病院が廃院になり、私の施設が経営破綻するのは遠い日の話では無いのかもしれません。利益追求を第一優先にした結果、経営破綻の危機を迎える事になってしまった理事長は、どんな気持ちでおられるのでしょうか。私が色々と待遇改善を求めたり、問題点を指摘しても「看護師ごときに何も言われたくない！」と怒鳴っていましたけど、今がこの有様なんです。もう時は既に遅いのかもしれませんね。私は言うべき事は言ったので、今は何も言いません。私は次の新たな職場を探すだけの話ですけれど。

  2006年04月11日

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• 淘汰される時代

  ４月に入って、５人の方が次々とご入院されました。脳梗塞や、肺炎、糖尿病など入院理由は様々です。そして、私は４月になって５通のサマリーを書きました。これが何を意味するかは一目瞭然です。そうです。新年度に入ってから、私がリーダーの時に限って入院が発生している状態が続いているのです。新年度早々５人も入院者を送るとは・・・。４月から介護保険の改正により、介護報酬が下がります。報酬が下がるし、ご利用者様の利用は減る一方ですし、入院者は続々と出ています。つまり、施設の経営を圧迫する出来事しか起こっていないのです。更に、ご利用者様が今でさえ集まらないのに、隣にユニットケアの新施設の増築をこの夏に着工する予定があり、それがより一層施設の経営を悪化させている始末です。これらの諸事情が重なって施設の経営は右肩下がりの状態です。この夏の賞与すら危ぶまれている状態です。また、昇給も微妙な情勢らしいです。人事担当を命じられている理事長の側近は言います。「介護の質を上げなければ誰も来ない。」と。介護の質を上げろと言葉だけで言っても介護の質は上がりません。職員を研修に出席させて勉強する機会を与える事も大事だと思います。また、今の労働環境を見直して、職員のやる気を出させる配慮も必要でしょう。介護者が毎回毎回１２～１４時間勤務をさせられて（もちろん残業で）いる上に、勤務体制上、夜勤明けが公休になり１日休みが月に３～４回しか無い状態でより良きものを生み出せる訳が無いのです。職員が疲れ果てている中で、酷使する中で何が生まれるでしょうか。以前の日記に書きましたが、相談員が極度の抑うつに陥り出社できない状態が続いています。理事長の別の側近は言います。「もうあいつも６年目なのに、こんなに弱かったとは思わなかった。」と。いい加減にして欲しいと思います。１ヶ月以上かかっても覚えきれない仕事を、ろくな引継ぎも無いまま３日間教えただけで前任者が退職し、一人で放り出されて責任だけがやってくる中で、一人悩み続け苦しんでいた職員の気持ちを何故察しないでしょうか。この職員は、ずっと悲鳴を上げ続けていたし、サインを出し続けていたのに。・・・職員を使い捨てにする環境の中で高いものを求めても与えられません。はっきり言います。今の施設の介護力は非常に低いです。介護職員への教育体制が皆無です。管理職教育が皆無です。スタッフの準備が何も出来ていないのに、手に負えない状態の方ばかりを入れているのです。適切なケアが出来ないから、誤嚥をするのです。適切なケアを知らないから事故が多発するのです。言い方を変えれば、職員教育をしていけば大きく変わっていくのです。これは、介護職、管理職など全ての職種を含めてですが。・・・人をケアするなら、その基盤をしっかりと作り上げなければなりません。何の基盤も無いまま騒いでいても何も変わりはしません。まずは基盤作りを目指さなければなりません。抜本的な改革をしないで、その場しのぎの対応をしている限り経営は破綻する事は目に見えています。老人福祉施設は淘汰されていく時代になったのです。

  2006年04月09日

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• 忙しい時こそ

  心をなくすと書いて忙しいという漢字が出来ています。何と的確な漢字なんだろうと感じます。忙しい時こそ心を守らないといけないのだと思います。忙しさで心を乱す事は、よろしくありません。他の人が、あからさまに忙しさによって心を乱している様子を見ると自分自身の態度を反省させられます。私も何か高ぶったような行動はしていないのか、心をなくした事をしていないのかと。心を守りながら、常に自分自身を見つめ反省しながら成長していけたら幸いです。

  2006年04月08日

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• 職場で泣いた日

  朝から職場で泣きました。もちろん、仕事前です。色々な辛さが一気に押し寄せてきている様子です。プッツリと糸が切れない事を願います。

  2006年04月06日

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• 自分の居場所作り

  ４年近い年月、学生時代からボランティアとしてデイサービスに参加していた方が、去年の２月に念願通り施設に入職しました。しかし、最初は特養で介護職をして、基本的な介護技術を身につけてからという事で、特養に配属されました。しかし、特養に入ってからそのペースをつかめないまま体調を崩す事を繰り返し、何回も医務室に来てはベッドで休んだり、早退を繰り返していました。医務室が学校の保健室状態になっていました。その後も、心の調子を崩して拒食状態に陥ったり、業務中に腰を痛めて長期間休職したり、復帰したかと思えば、同期の男性介護職の方と恋愛騒動を起こし、朝まで一緒で遅刻してみたりと落ち着かない時間を過ごしていました。つい先日には前方不注意で、前の車に追突するという交通事故を起こしていました。それで入院していたのです。退院したと思ったら、この４月からデイサービスの職員になりました。どうやら、特養ではもう使いようが無いのでデイに決定されたようです。本人は念願が叶った様子で、輝く笑顔が眩しいほどです。しかし・・・。現実は甘くないようです。この職員がデイサービスに行く為、今デイサービスにいる職員が特養に来る事になりました。つまり、入れ替わりという訳です。今日、この入れ替わる職員と話をしていたら、「あの子、何が出来るんだろう？腰が痛いから重いものは出来ない、あれができない、これが出来ないというばっかりだよ。僕はコンピュータ業務を主にしていたんだけど、彼女に教えようとしたら全然駄目だった。僕は当直もしてたけど、彼女は出来るの？できないでしょ？一体、彼女は何が出来るんだろう。」と言っていました。チームとして仕事をする以上、あれが出来ません、これが出来ませんと言っているだけでは、結局必要とされなくなってしまうのです。自分に出来るものを率先して行っていかない限り、存在価値がなくなってしまうのです。社会人として自分で自分の居場所を作る努力をしない限り、何処にも自分の居場所はなくなってしまうのです。・・・この先、彼女が早くその事実に気づいて、受け止めて自分自身から積極的に自分の居場所を作り上げ、道を切り開いていく力を学んでいく事が出来るようになる事を願っています。異口同音に彼女は学生時代から抜けていない、ボランティアから抜けていないと言われ続けている状態では、遅かれ早かれ彼女の一番好きな居場所に存在する事すら出来なくなる危険性があるのです。彼女の様子を見ていて私自身も自分の居場所を作り上げていかなければならないと思います。私に出来るもの、私にある力を伸ばし私自身の武器を身につけながら成長していきたいと思います。出来ないと言い続けているだけでは誰も必要とはしてくれません。出来ないものをアピールするのでは無くて、出来るものをアピールする事が出来る能力もまた必要なんです。自分の居場所は自分で作るしか無いのです。

  2006年04月04日

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• ビジョンが見えなくて

  突然、建築会議に呼ばれました。今の施設の増築に関する会議です。医務室のレイアウトや希望をたずねられたのですが、心がここに無い状態なので、将来のビジョンも思い浮かびません。正直、困ったなという気持ちでした。私は主任（本人は正式には受けていません＝拒否しています）と一緒に行きましたが、ほとんど何も言わず、出された紅茶をすすっていました。設計図を見せられても何がなんだか分からないし、実物を見ないで設計を語られてもイメージも出来ないのです。つくづく、私は設計士さんたちのような仕事は出来ないなと感じていました。そんな事を感じるなら将来のビジョンを描けという状態ですけれど。・・・施設の増築のビジョンを抱くのは構いません。ただ、今の施設の状態を考えたら何とも無謀な事をしているという感じです。介護報酬も下がるし、施設の経営状態は悪化の一途を辿っているのに、何のために施設を増築するのか、経営者たちのビジョンが私には全く見えません。恐らく私は、新しく増設された場所を見る事は無いのですけれど・・・。

  2006年04月03日

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• 何一つ出来ない

  今日は落ち込んでいます。より一層低空飛行に突入かなという感じです。同僚の言うように業務分担をしたら気に入らなかったらしく、散々文句を言った挙句に全て自分で変えていました。だったら最初から私にやらせないでいただきたいなと思いました。「疲れている、疲れた」という事を口癖のように言われても私の責任では無いので正直困ります。皆、同じように勤務をしています。毎回毎回、事あるごとに疲れたと連発される相手の身になって欲しいなと正直感じています。今日のメインイベントは、この事の後に起こりました。以前から、てんかん発作を抱えているのに、何一つ抗てんかん薬の処方を受けず、てんかんを繰り返し、次第にてんかん発作の時間が長くなっている方がおられます。この方は、今日もまた、てんかん発作を起こしました。今までは目覚めていたのに、今日は目覚めませんでした。最悪な事に、インスリン注射後に、てんかん発作を起こし、低血糖まで重なり事態は緊急を呈していました。結局は、ブドウ糖の点滴をしながら病院搬送になりました。この時の、同僚の動きは素晴らしかったです。こういう緊急事態に頭が回転せずろくな事を何も出来ない私とは違います。思うのですが、人には向き・不向きというものがあります。私の場合は、正真正銘、看護師という仕事が向いていない人間です。まして、臨床の場で看護師をする事が向いていないのです。頭も回転しないし、気持ちもついていかないのです。こんな事を考えていたら、４月１４日の話し合いで、どうやって夜間対応をしていくのか、どうやって看取りをやっていくのかという話をするのだと聞きました。国の方針なので、反対は出来ないという結論が私がいない場所で決まったらしいです。私に話してくれなくても結構なのですけど。私は、６月までには進退を決する所存です。夜勤だけは出来ません。私の体は夜勤というリズムに適応できないのです。夜勤をやっていた時は、入退院ばかりを繰り返していました。それほど駄目なんです。次の職場を決定して、それから退職願を書いて退職する予定です。看護師として使い物にならない自分を見せ付けられるたびに、人間として失格という烙印を押されるような気持ちになります。看護師という職業が向かない自分は、全ての事が出来ない存在のように感じられます。結局、何一つ満足に出来ないんだなと思い知らされるのです。・・・色々な事が重なって、かなり落ち込んでいます。仕事から帰ってきて母親に「焼肉でも食べに行きたいなぁ」とつぶやいてみたら、「勝手に行ってくれば？」と言われ、更にドーンという感じです。今の私には、一緒に食事に行く友達すらいません。正確には、友達はいますが、シフトがずれずれで中々ご一緒できなくて。毎日職場と家との往復だけで気分が鬱々とするのに、余計に気分が重いです。何で人間としてこんなにも駄目な存在になったんだろう・・・。私が存在している理由って何なんだろう・・・？・・・思いっきり暗い日記ですね。

  2006年04月02日

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• かけがえの無い財産

  ６０歳で定年を迎えた施設長補佐が本日をもって退職されました。この年度末は、ベテランの方々が複数退職されました。これは施設にとったら大きな痛手であると“私は”考えます。“理事長が”そう考えるかは知りません。この年度末に辞めたベテランは、大体が施設に不満を持っていました。理事長との関係に苦しめられ、振り回されてきた人たちばかりです。積年の思いが色々あった事でしょう。皆さん、辞める事が出来てホッとしたという表情をされておられました。年度初めは、新しい人事異動の季節でもあります。去る人があれば、来る人もいる訳です。今日、帰りに駅まで送迎してもらった当直者は、珍しく私に色々と思いの丈を話してきました。私に思いの丈を打ち明けるほど追い詰められて苦しんでいるのだと思います。この当直者は、今まではケア・ハウスにおられたのですが、年度末に特養の相談員が退職する事になり、ケア・ハウスから人事異動で特養の相談員になった方です。この方の話では、「特養の相談員との引継ぎの時間は１週間も無くて、分からない事ばかりで、どうしたら良いのか悩んで夜も寝られない。常に仕事の事ばかりを考えているんだ。」という事でした。更に、「もう明日から来なくなろうかと考える事もある。妻も辞めても良いと言ってくれている。」と話されました。今にも泣きそうなほどに思いつめた様子で私に一生懸命に語っていました。この方が置かれている状況は、初めて来て右も左も分からないのに、いきなり主任になりなさいと言われている事と同じような事なんです。思いつめてしまう気持ちが痛いほどに伝わってきました。そもそも前任の相談員は１月に辞めると伝え、引継ぎを考えて３月まで在籍して下さっていたのに、特養の職員がいない事を理由に引き継ぎ時間すら与えずに特養の職員として使ったのです。その結果、引継ぎ期間が１週間も無くて実質２，３日という結果になってしまったのです。・・・どの部署でも皆さん前もって辞意を表明されます。就業規則上は、退職の１ヶ月前に申し出る事になっております。何のための１ヶ月前なのか全然わかりません。いつもぎりぎりで対処療法的な手段しか行いません。根本的な解決への方法は何も取らないんです。私は言いたいです。人は、かけがえの無い財産なのだと。人が資本なのだと。特に、このような福祉施設で人材を踏みにじったら何も生まれません。人生の晩年を施設にゆだねているご利用者様に対して、何を提供する事が出来るでしょうか。職員を大切に扱う事が出来ない場所が、ご利用者様を大切にする事ができる訳が無いのです。施設長や理事長の側近達は、施設の経営に関しては分かっているかもしれません。でも、本当に大切な人材の事に対する配慮には大きくかけていると思います。施設を本当により良く変えていく第一歩は、職員一人ひとりを大切にする事から始まるのだと私は強く感じています。・・・施設にいる職員一人ひとりが素晴らしいものを持っています。それらを生かすも殺すも施設長・理事長次第なんです。このまま次々と素晴らしいものを持った人々が辞めていって良いのでしょうか？「どうしたら施設で長く働きたいと思いますか？」という質問を職員にするような理事長の愚問に付き合う事には疲れました。職員一人ひとりが持っている叫びに気づく事が出来ない内は何も変わりはしないと言いたいです。かけがえの無い財産を自ら捨てているのは紛れも無くあなたなのです。理事長先生・・・。

  2006年04月01日

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• 主任騒動

  今日で３月も終わります。明日から４月が始まります。年度末・年度始めの多忙な時期を過ごしています。私にとっては、年末年始は平穏なのですが、何よりも年度末・年度始めが忙しいです。働いている人にしてみれば、皆さん恐らく年度末・年度始めが忙しいんだろうなと勝手に想像しています。さて・・・。今、医務室では主任騒動で揺れています。一旦は、一番経験がある５０代の看護師が引き受けたのですが、どうやら詳しい説明が無いまま勝手に任じられたという事で主任を引き受ける事を拒否しました。それからというもの、誰が主任を引き受けるのかという事でもめています。この主任を断った看護師は、何を思ったのか私にやらないかというのです。医務室の最高責任者を何故、経験が最も無い私が出来るのか分かりませんが。これはおかしな話です。しかも、「主任を引き受けないなら、ここにいる以上は辞めないといけないんだから、あなたの意見をはっきりさせて。私も覚悟を決めるのだから。」と訳が分からない選択を迫ってくる始末です。私は、仕方なく施設長に声をかけて４月から主任を定めないといけないのか真意を尋ねました。すると、「４月は空白で構わないけれど、看取りを行うようになれば主任看護師を定めないといけないので、その時には定める。」との事でした。もう少し、話を冷静に聞いて対処しないと見えるものも見えなくなりますよね。これは自戒をこめて思いますが。とりあえず、主任騒動はひと段落していますが、医務室（たった３人）の中で主任を定めるのもどうかと思いますが、組織上は誰か定めない訳にはいかないようです。結局４月から医務室だけ主任不在で新体制が正式に発足します。見ていると、他の部署の主任は休みも無く呼び出されています。引き受けたら、こんな状態になるんだと思うと何が何でも引き受けたくないというのが本音です。それに夜間対応まで迫られても困ります。それにしても主任というものは、その部署の仲間たちで選任するものなんでしょうか？管理職の選任とは、そういうものなのでしょうかねぇ・・・？４月１４日は理事長を捕まえて話し合いが持たれます。この場所で色々な疑問をぶつけて白黒決したいと思っています。この話次第では医務室総辞職という可能性が残っています。・・・もっと心穏やかに仕事が出来ないものなんでしょうか。

  2006年03月31日

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• 看取るということ

  昨日、職場に行ったら夜間に一人のご利用者様が急変され亡くなられたという事でした。夜勤者が対応をしたとの事でした。私が行き、話しを聞くと一人のケア・ワーカーが泣き始めました。そして、「私は、もう駄目です・・・。」と何度も繰り返して言い続け、何度も自分自身を責め続けていました。このケア・ワーカーは強い自責の念に襲われていました。もう一人のケア・ワーカーにも話を聞くと、また泣いていました。「見つけた時は、まだ温かかったから何か出来たかもしれなかった・・・。」と自分自身を責めていました。私は、この二人のケア・ワーカーの様子を見て心を痛めました。仕事の上で人を看取るという時、最初は大きな無力感に襲われ、自責の念に襲われるものなのです。「もし、あの時、私が・・・をしていたら助かったのかもしれない。」とか、「私が・・・を出来なかったからいけないのかもしれない」など。私自身、高校生時代に看護学生として初めて人の死を経験しました。この方は、末期がんでターミナルケースでした。まだ知識が浅かった私は、この方に死が迫っているという事を実感してはいませんでした。しかし、死は確実にこの方に迫っていたのです。ある朝行くと、この方は観察室に入っていて急変していました。私は慌しく働く看護師の中で何も出来ずに、ただ呆然と立ち尽くしている事しか出来ず、泣き続けていた事を覚えています。こんな私にある准看護師が「あなたは今何をしなければならないのですか？」と叱責してくれて涙は止まりました。私は結局、何も出来ませんでした。そして、この方が亡くなられた後、しばらくの間、無気力感に襲われ、自責の念にかられ思い出しては涙を流していました。人の死を看取るという事は、とても大きな事であり衝撃的な事でもあるのです。まして、初めて看取る時には。人が最期を迎える時には慌しくなり携わった職員のケアまで気が回らない事が多いです。でも、本当はショックを受けている職員に対するケアが必要でもあるのです。私も適正なケアを受けたからこそ、乗り越えて今があるのです。これから特別養護老人ホームでも看取りケアを行うという事です。職員への適正な教育、メンタル面のサポートも合わせて行わない限り本当の意味での看取りを行う事は出来ません。職員が心に受けた衝撃を傷として放置していてはいけないのです。人の死を看取るという事は、精神的に大きなエネルギーを使うのです。そして、私自身一人ひとりが同じ人間としてやがて迎える死というものを意識的に、無意識的に感じ、感じ、考える時でもあるのです。ですから看取りというものは誰でも簡単に行う事が出来るというものでは無いのです。その為の準備教育、フォローが何よりも大切なのです。・・・私は、準備教育もアフターフォローも出来ない・考えない場所での施設における看取りの導入には断固反対する立場です。人の死は軽いものでは無いんです。まして、加算の為だけに施設に看取りを導入しようとする態度は許せません・・・。

  2006年03月30日

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• 様々な疑問の解決を

  私が勤務している施設では、特養の定数が５０名、ショートステイが２０名、デイサービスが３０名、ケアハウスが３０名です。私は、特養の看護師として雇われ、特養とショートステイの人に対する健康管理という仕事内容で契約しました。しかし、実際はデイサービスの看護師がいなければデイサービスの業務もしなければならないし、何故かケアハウスの医療処置（採血、採尿、心電図、点滴など）まで行わなければならない有様です。特養の平均介護度は４．４です。介護度が４と５の人ばかりです。バルンカテーテルを留置している方は６名、経管栄養は４名、インスリン注射は４名、定期的血糖測定者は５名、３０分以上かかる褥瘡処置者もいます。朝のバイタルサイン測定者は３０名以上です。その他にも、点眼や軟膏塗布などの医療処置も多々あります。これら以外にも、食事介助をしたり、入居者の薬を作成したりなど非常に多忙な状況です。これをたった二人の看護師でこなしているのですから仕事が終わる訳がありません。特養の業務だけでも悲鳴を上げているのに、デイサービスの看護師がいない日には、その責任は医務室にふりかかります。デイサービスに看護師がいない日があるのに、書類上の名義貸しで看護師がいる事にして業務をカバーしているという状態が何年も続いているのです。更に最悪な事は、このような状態なのに理事長の指示でケアハウスの利用処置までやらなければならないという事です。本来ケアハウスには看護師は配置されていません。しかも別組織なのです。ただ単に、看護師が特養にいるからという理由だけで行かされています。私たちが行った医療処置は、全て病院でやった事になって病院の収入になっているらしいです。ケアハウスでの医療処置について白黒つける為に、医師との話し合いを求めていますが理事長は逃げ続けています。・・・今まで、何の疑問も持たずに、いや、疑問を感じても曖昧なまま業務を行ってきて、耐えられなくなれば辞めるという事の繰り返しできたのだと思います。それでは、何の解決にもならないのです。今こそ、一つ一つの疑問を一つずつ解決していく時が来ているのだと思います。どう考えてもおかしいと思う事は、おかしいですし、疑問に思う事は放置してはいけないのだと思います。

  2006年03月29日

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• 熱い思いよ燃え上がれ

  今日は職場で勉強会でした。またしても帰りは２１：３０過ぎでした。しかし、無意味な時間では無かったと考えています。４月からの介護保険改正に伴い、何ら具体的な話し合いをしてこない中で既成事実として色々な対応を求めようとしている理事長に対して、医務室では強い反対の意思表示をしています。一見すると小さな力に見えると思います。最後は業務命令で突き通すかもしれません。しかし、この小さな出来事が大きな流れを形成しつつあります。今日の勉強会でも出席した職員の前で、問題点を指摘しました。このように一人でも多くの職員に問題点を知ってもらう事には大きな意味があると同僚は言っていました。私も同意します。このように人が集まる場所で自分の意思を明確に表現しておく事は、理事長が勝手に私たちが言ってもいない事を作り上げて人を説得しようとする事を防ぐ意味もありますし、何よりも問題点を聞く事によって職員が問題意識を持ち始めてくれる事が大事なんです。最初は小さな小さな消えそうな単なる一人の熱い思いでしたが、今は医務室に広がり、やがては大きな力になっていくのでは無いかと思っています。今は、その為の道を拓いていく時なのだと感じています。

  2006年03月28日

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• 時間超過勤務

  時間超過勤務の連続に疲れ果ててしまい、自分の時間を取る事すら困難な状況に苦しめられている今日この頃・・・。

  2006年03月26日

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• 浅い眠りの日々

  毎晩、毎晩、鮮明な職場の夢を見ています。夢の中の登場人物の台詞まで覚えています。眠りがとても浅い上に、中途覚醒も頻繁で寝た気がしません。何か心にかかる事があると毎回こんな有様になります。職場の事が余程心にかかっているんでしょうねぇ・・・。４月からは基本的には二人勤務です。下手したら一人になります。二人勤務の場合、遅番業務も行っていかないといけない為、帰りは早くても１９時です。毎日１時間残業するとしても２２日間働けば２２時間の残業です。これは、あくまでも順調に何事も無くいった場合の話なので、実際は３０時間近くになるだろうなという予想ですが。・・・またこの繰り返しです。

  2006年03月25日

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• 本当の辞めたい理由は何？

  今日は職員会議でした。当初は、こんな時間に日記を書く事が出来るとは夢にも思っていませんでした。今日の職員会議は、３０分もしないで終了しました。なぜなら理事長が出席しなかった事が一番大きいのですが。理事長は医師会という理由で１９時前には去ってしまいました。結局、職員の過半数を代表する者を施設長補佐の腹案通りに決議されたのみでした。かなりの覚悟を持って臨んだのですが拍子抜け状態の職員会議でした。医務室の他の看護師は本当に嫌気がさしています。皆さんが本当に何が嫌なのかという事を冷静に分析して、それに対処する方法を見出さない限り、総辞職になってしまいます。どうしたら皆さんが残ってくれるんでしょうか。求人広告に載っても、看護師の応募は誰一人ありません。仮に誰かが来ても今の状況ならばすぐに辞めていくと思います。もっと根本的に業務の見直しをしていなければならないんです。これは、医務室だけの問題では無いのですけれど。いつ理事長と施設長を交えて交渉のテーブルにつく事が出来るのか全く未定の状況です。一体、どうなってしまうんだか。職場に行っても、辞める辞めない騒動で一触即発の状態です。私としては建設的な方法で解決を模索したいという思いがあるのですが、一筋縄ではいかない様子です。果たして私の願いは届くのでしょうか・・・。今までの私なら真っ先に辞めると宣言していたのに、何が私の考えを変えたのか不思議に思う今日この頃です。

  2006年03月24日

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• 気を遣わないで

  去年の夏に入職してきた同僚が主任になりました。同僚は、何故か私に気を遣うのです。「後から来たのに、ごめんね」と。このように言われても、私としては返す言葉はありません。私自身は今の職場では４年目ですが、臨床経験は１年にも満ちていない看護師なのです。経験豊富な５０代の看護師が主任を務める事は当然の事なのです。私自身は、１日でも早く今の場所から去る事を願っています。今は、旅立つ準備をしている期間だと私自身は思っています。目立たず、迷惑をかけず、静かに準備期間を過ごす事が出来れば私はそれで満足です。主任になった看護師が祝福される事を祈ります。

  2006年03月19日

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• 変化の時期

  私が勤務している老人ホームでは、施設長が変わりました。年度末、年度始めの時期と重なり、色々な変化が生じ始めています。色々な環境の変化が予想されます。私を取り巻く環境の変化に対応するだけのエネルギーが果たして今の私にあるのか不安を感じています。変化を恐れる者になってはいけません。むしろ、変化に挑んでいく気持ちを持たなければ。しかし、変化が生じる時には期待よりも不安が多いのもまた事実だったりします。人間て意外と弱いのです。私においては、かなり弱い存在なので小さな変化でも受け入れるまでに相当なエネルギーを使います。新しい施設長は、元介護主任です。この人しか施設長になる事が出来る方はいないのだろうなと思います。ただ、新しい施設長は現場の人なので、事務方面の事は弱いです。それは、ご自身も認めておられます。扇の要である事務方にしっかりした人がいないと、私の施設は転覆します。それでなくても、かなり問題が山積みで経営は怪しい気配ですが。施設の労務管理には、大きな問題があります。それは、おいおい書いて行く事にしたいと思います。何とか、これから始まる変化の時期を乗り越えていきたいと思っています。

  2006年03月15日

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