カテゴリ:本
重松清の「舞姫通信」読みました。
お話しとしてはあまりスムーズな展開ではなかったけど心に入ってくる感じがした。 こんなお話しを書いて、だから「きよしこ」や「小さき者へ」も書けるんだね。すごいね。 人は死ねる。いつ。いつか。いつでも。 でも僕の教え子の君たちの「いつか」が、ずっとずっと、遠い日でありますよに。 人の死を止めることはできない。私はそう思ってる。 死を選んだ人を止めるのはその本人以外ないと思う。 こんな考え方は悲しいのかな。誰かが止めてくれるんだろうか。 私は止めることができるんだろうか。 その前に、自ら死ぬことはそんなにいけないことなのかな。それもよく分からない。 いろんな事を思い出して胃が痛くなる小説でした。 読んでる時、村上龍の「コインロッカーベイビーズ」を思い出した。 映像が鮮やかに浮かび上がるような、色彩を持った小説。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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