かいち塾のうにゃうにゃ

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• おしい！！数学９５点！！！

  ３年のＹくん。うちの古株の１人。入ってきたときは中１の２学期、期末３８点。どうなることかと思ったら、その後ぐいぐい力をつけて、今回の岐阜新聞テストで９５点！！１００点じゃなかったのがとーーーーっても残念だけど、力はすごーーーーくついてきてる。まだまだ５教科のバランスがとれてないけど、あと半年。一緒にがんばるよ！！！他のみんなも一緒にがんばれーー！！！

  Sep 16, 2005

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• そういや

  みかみ先生の日記で思い出したが、簿記もってるんだった・・・さすがメガバンク、銀行って３時で終わりじゃないんですか？入行初日、新入行員研修で↑なこと言うような私にも、速攻で簿記を取らせてくれた。感謝。で、パソコンもまぁ人以上にはできる。ブログも読んでる。応募すれば良かった！

  Sep 15, 2005

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• 新入塾生

  お金をかけた広告からはないが、お金をかけない塾の前の張り紙からは入塾がある。よくわからんが、そんなもんかもしれない。そうなると、第２弾広告悩むなぁ。。。うーむ、、、

  Sep 15, 2005

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• 昆虫天国

  突然だが、関市は自然が多い。緑豊かで水もきれい、夏になると蛍祭りなんてのもあり、のどかで良いところだ。で、タイトルである。極力農薬を使わない配慮なのか、毎年色々な昆虫が発生する。去年はカメムシだった。夜になり、みんなが帰ったころになると蛍光灯に体当たりをかまし始める。常時虫取り網（当地ではタモという）を用意し、さっと捕まえては外へ逃がすということの繰り返しだった。おかげで小学生に「すげー」と言われるほどの捕獲テクを身につけた。今年はバッタだ。もう下火になってきたが、結構な数だ。１ｍ四方の窓に４～５匹程度。う～ん。これでは女子生徒が入らない。去年から居候しているヤモリのダイスケ２世にご活躍願わねば。（１世はお亡くなりになったと思われる）う～ん。いずれにせよ、女子生徒にとっては好ましい物ではないか・・・昆虫天国・開智塾の明日はどっちだ！？（こればっか）

  Sep 13, 2005

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• 入塾の基準　広告の効果　episode2

  先日の広告。効果全くなし。とほほ。唯一あった電話も、本人と面談してお断りする。うちは３００点未満はよほど本人に「上がりたい！！！」と言う意識がない限りお断りすることにしている。私も経営者として、当然生徒を増やしたい。しかし、それ以上に、今いる生徒達にベストを尽くすことを身上としている。生徒たちや保護者の方は、特に「少人数だから」と開智塾を選んでくれた方々は、本音では「これ以上生徒を増やすな！」と思われているに違いない。ありがたいことにほとんどご紹介で生徒を増やすことができたが、（潰れてもらっちゃ困りますからね～という最大級の賛辞もいただいた）決して今私を選んでくれている方々をないがしろにするようなことはしない。きれい事ではなく、今、目の前にいる生徒達を大事にすることが、自分を大事にすることになると堅く信じている。そしてそれが商売の本道だと。よって、いつも新規の入塾の基準は一貫している。塾生平均より高い→上に引っ張り、共に競争し目標となれるか塾生平均より低い→下から追い上げ、中堅クラスをおびやかせるかいずれにせよ、生徒に本気の目があるかどうかがネックとなる。成績を上げたい強い気持ち、大歓迎である。そしてひとたび塾生となれば、生半可な気持ちではいられない。なんせ、自分が見込んだ生徒だ。本気で共に歩めると信じた相手だ。同じように信じて、共に歩んで欲しいと思う。しかし、少人数過ぎるのも困りもので、今の開智塾生のように勉強に対して勢いがある状態だと、必然的に自分との闘いに勝っている子が多い。すると、新たな競争相手が自分以外に必要になる。なわけで、広告をうつのに一生懸命なのだが。今回のもくろみは見事に失敗した。（タイミング要因もあるので時期をずらしてもう一度だけトライするが。）セグメントの軸を変えて第一法則発動！と言うか連射！１年間、猛烈に資源を１点集中させていきまーす！

  Sep 12, 2005

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• 先生ｷﾀ━━━━(ﾟ∀ﾟ)━━━━!!!!

  やた！！うれしい！！がんばってくれ！！古賀先生！！！みんなは（見飽きた私ではなく(;_;)）フレッシュな君を待ってるよ！！

  Sep 11, 2005

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• 部活動の異常

  MR闘魂先生へのトラックバックとして。●部活との両立どうしてます？ 私も全く同じ思いです。私の地域では未だ部活動全入が原則で、うっかり入った部活によっては朝練・夕練・平日夜練（一回家に帰って晩ご飯を食べてから夜７～９時まで練習）・休日練習で勉強が全く手につかない子がかなりいます。夏休み・冬休みの長期休暇などは、「自主練習」と称して、顧問は出席しないが生徒だけは練習する日程が組まれます。この日程は「自分たちで話し合って決める」という名目の元、「抜けることが許されない」強烈なプレッシャーとなって生徒を圧迫します。この手の部活のお母さんは決まって「でもうちの部活は特に成績がいいこが多いんですよ」とおっしゃいます。聞けば、決して成績がよい子の比率が高いわけではありません。全体的傾向と大して変わりなく比率通り、つまり「特にできるわけではない」のです。その「ウワサ」を流しているのは誰か。色々聞き取りすると、どうやら他でもない部活の顧問でした。つまり、異常な部活指導が学力低下批判に向かわないように、情報を操作しているわけですね。そして「部活のせいで勉強ができない」という言い訳が一切許されなくなり、「勉強に時間がかかる子」への配慮がなされないことが無言の圧力で消されていきます。できない子は放置されるわけです。ではなぜそこまで部活に固執するのか。ご存じの通り、部活で名をはせると公務員として出世しやすいからですね。彼らは教育委員会→教頭→校長という路線を描いています。従って、勉強のような成果が分散される分野より、個人の名を売ることができる部活で生徒を奴隷化していくわけです。私は普段学校の先生に対して何の敵愾心もありませんが、この件だけはどう考えてもおかしいと常々思っております。「部活が大変で勉強が・・・」と来られる方を何とかしてあげたいと思っておりますが、、、正直これは無理かもしれないと最近思います。

  Sep 11, 2005

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• みかみ先生にお会いする

  想論館さんの方に特別講義にいらっしゃるということで、無理を言って先生の授業後の飲み会に同席させて頂いた。う～ん、何というか。鮮烈な色彩を持った方でした。百聞は一見に如かず。何事かを考えている人は、機会があれば是非一度お目にかかることをおすすめします。（といっても大変お忙しい方なので、、、私はラッキーでした）私は自分が以前よりもとてもクリアに見えるようになりました。

  Sep 11, 2005

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• 科学作品特選！

  科学作品に姉弟そろって特選の報があった。なんとすばらしいことか！科学作品と言えば夏休みの度に苦しめられて、最終的に８月３１日に植えてもいない「あさがおの観察日記」を親子で泣きながら捏造した記憶しかないだけに、こういった話は必要以上に感動＆尊敬してしまう。もちろんおうちの方の絶大な支援があってのことだろう。去年の作品を見せてもらったが、それはそれはスゴイできだった。植物に様々な光をあてて成長を観察すると言う物だが、近隣の農業高校に出かけていって話を伺ったり、およそ中学生の作った物とは思えないものだった。さぞかし学校の先生も鼻が高かろう。Ｍちゃんはそのことを、気を利かして私の作ったばかりのＨＰの掲示板に書いてくれた。閑散としているから少しでも賑わしてくれているのだ。彼女はそういう子だ。周りに気を使って、そして同時に元気を与えてくれる。私もどれほど勇気づけられたことか。＃＃＃＃＃それはＭちゃんだけじゃなく、ほかのみんなにも。みんなに元気勇気をもらってるようじゃダメだよね。ごめんね、ダメな塾長で（一人しかいないけど）。看板のことも広告のことも、みんな真剣に色々考えてくれたよね。すごく参考にさせてもらってます。僕がただ一つ、みんなより有利なのは何年か余分に生きてること。これまでもこれからも、その全てを君たちに注いで、立派な強い大人になってもらえるようがんばります。

  Sep 9, 2005

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• 広告の効果

  ない。以上。ではあまりに寂しい。。。これまでと違って、今回は目先を変えてみた。一点集中型である。それでもやはりすぐに効果がでるとは思えないが、第２弾を企画中。会議では今回の広告に連続してアピール度の高い広告を速攻で打つと言う結論に落ち着いた。（会議参加者は１名）明日は看板がつく。これまでちっこい看板が一つだけだったので、いつも来られる方に「どこですか？」と聞かれていた。これでせめて「あぁ、あそこに塾があるなぁ」くらいは思ってもらえるのではなかろうか。今年は、やれることはみんなやる。ちきしょーーーーーまけねーーーーーーーーーーー！！！！

  Sep 8, 2005

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• 

  開智塾のイメージ

  ときどき生徒達に「開智塾ってどう思われてる？」という話を聞いてみる。去年辺りまでは「みんなしらん」と言われることが多かった。別の某○○ゼミナールや○○塾は「賢い子が行く塾」とか。するとなにか、開智塾はアホが来る塾なのか？おまえら自分でアホって言ってるようなもんやんか！と言うわけで、（元々そうだったが）点数を上げることに異常なまでに執着した。「なんであんなへんてこりんなコンピュータ教材でン万も取るような塾※が賢くてウチがアホなんじゃ！」（※特定の団体を指す物ではありません）なわけで、それなりに厳しい指導の結果、点数はとてつもなく上がった。このページのトップに書いてある様な点数の上昇が、ほぼ８割の子に起こった。伴って塾内平均も、確かに２００点台前半から３８０点まできた。しかし、しかしである。最近の調査結果によると、・そこそこ認知されてきている・賢いヤツが集まってる・厳しいこれはまずい。（当時を知るわけではないが）昭和ならこれだけで大成功ではなかろうか。しかし現在は平成１７年である。昭和が終わって１７年も経ったのだ。賢いヤツが集まっている事が必ずしも集客力に直結せず、厳しい事がそれに拍車をかける。賢いはいい。だが、厳しいは明らかにまずい。たとえは良くないが、風俗で言うと明らかにＳＭクラブ路線である。厳しくされて鍛え抜かれて、人より数段上の成績アップという快楽を手に入れる。（参考資料：タモリ倶楽部）これではコアな客層はゲットできても、大衆化はしない。従って、若干のイメージ修正、もといイメージ拡大をする必要がある。不幸中の幸いは、成績が悪い子ばかりが集まる塾→賢い子が集まる塾と言うイメージ転換は大変だが、賢い子が集まっている塾→賢い子もいて、これからの子もがんばっているのイメージ転換は比較的楽であることだろう（超ポジティブ思考）。よって、とりあえずのイメージ転換を図って久々に頭を染める（なぜそうなる！？）。その結果が↓である。あきらかに、むらになっている。開智塾イメージアップ大作戦の明日はどっちだ！？

  Sep 8, 2005

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• 計算間違いを減らすこと

  いつも数学で計算が合わない子がいる。私は計算を教えるときには、その子の鉛筆の動きの一つ、呼吸まで気にする。できないところだと一瞬呼吸と手が止まるから、その子の計算の弱点が一発で分かる。明らかに間違った計算をしている場合は、あとから余白でやった計算を見れば分かるのだが、「あやふやだけど適当にやったらたまたまあっていた」場合には、やはりここまで見ないと発見が難しい。ま、さっきやってできてたのに何で今回は違うの？って時にはこのパターンが多いのだが。で、本題。ＨＰにも書いたが、私は「計算ミスはなくならない」主義である。そもそも人間は間違いを犯す動物なのだ。（これは多分に、自分に対する言い訳かもしれないが汗）で、たどり着いた結論は「計算を減らす」である。当たり前っちゃー当たり前だが、何もかもをバカ正直にやる必要はないのだ。例えばｘの方程式だったら、何が何でもｘの項を左辺に寄せる子がいる。まじめにどこかで言われたことを守ってるのだが、ちょっとお気の毒。教える側としては、画一的に基本的な方法を教えるならばこれで良いのだが、少し慣れてきたら計算を減らす工夫を教えてあげなければならないと思う。左に寄せて「－ｘ」なら右に寄せたら「ｘ」なのだ。これだけで「－」の割り算という計算ミス多発地帯をさけることができる。間違いをしない人間はいない。しかし、間違いが多い人間と間違いが少ない人間と言う違いはある。この２者の本質的違いは何か。多分「間違えたくない」という思いは大して変わらない。間違えないための努力も、多くの人はしている。しかし、決定的な違いは、間違いやすい部分を知っているか否かだろう。ＨＰでは計算ミスを「事故」に例えたが、そもそも事故多発地帯に近づかないためには、事故多発地帯を知っていなければならない。そしてそこを通らぬよう他の道を知っていなければならない。これを知っているか否かの差はとても大きい。確かにこれだけでは単なる臆病者と言われても仕方あるまいが、それをよしとするのも一つの生き方である。私は事故多発地帯を避けて生きていきたいと思うが、もっと欲しい物は、それでも発生する事故を事故とも思わず＋に変えていく柔軟性である。これを手に入れた人間は強い。何せ事故が事故じゃなくなるのだから。

  Sep 7, 2005

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• 光は導入した物の・・・

  大して使い道はないわけで。設置したおにーちゃんの測定値下り８１ｋ自分の測定値２１ｋどーゆーこっちゃ！？むかむかむかＬＡＮ組み直し？めんどくさー今そんな時間ないしなー。また気が向いたらなんとかするか。ついでに光ファイバーケーブル、１０センチくらいもらったから今度みんなに見せてあげるねー。中１の「光」のところでやったでしょ？Ｑ全反射を利用したものをあげよ。Ａ光ファイバー（or ファイバースコープ）さすがにファイバースコープ見せてやるのはムリだけど、光ファイバーは見せてやれるぞ！思ったより径が細くてビックリ。なんでも自分の目で見てみないと、体験してみないと気が済まないたちなので・・・みんなもそうなろうね。一度しかない人生、楽しんだもん勝ち！！

  Sep 6, 2005

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• ひさかたの

  光ファイバー導入。タイトルは単なる枕詞なので意味はないです。これから設定に入りますのでこれっきりになったら「パソコン死んだんだな」と思ってくださいｗ

  Sep 6, 2005

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• 経営者として

  みかみ先生の動きに注目しています。私も人を雇いたいと思っておりますので。

  Sep 6, 2005

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• 高校生がくる

  ここ２～３日、よく高校生が来る。開智塾は中学生中心なので、だいたい卒業と同時にサヨウナラなのだが、うれしいことにちょくちょく顔を出してくれる。自習室があるので自習しにくるのだが、それでもうれしいものだ。関高の２年生のＨちゃんもその一人。中３の冬、開設間もない開智塾に自ら電話してきてくれた子。「将来○○をやりたいからそのために○○高校に行きたい」という、自分ではっきりビジョンを語れるスゴイ中学生だと思った。それから２年。彼女には厳しいことも言った。彼女の弱さや逃げをことごとく粉砕した。（もっと優しくしてあげても良かった・・・？否、彼女は人に認められるとそこで満足するタイプだ）時には泣いて、怒って、どんどん成長していく。この夏、県の代表として「次世代リーダー養成塾」というなんだかスゴイ集まりに行ってきたそうだ。普通に生きていたら決して触れあうことのない有名人ばかり。（こういった企画はとてもすばらしいと思う。）そこで彼女は何かを得てきたようだ。彼女のレポをこっそり見たいひとはどうぞ。どんどん視野を広げて、どんどん色々な人に会って、どんどん自分の夢を広げていって欲しい。夢は大きい方がいいに決まっている。それで失う物があったとしても、それは所詮その程度のもの。もし必要ならば、また拾えばいい。とにかく今は、一歩一歩確実に前身あるのみ。私も彼女に負けないようにがんばっている。

  Sep 5, 2005

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• 経営者として１年目

  塾には経営者と講師がいる。一人でやっている場合、そのどちらもこなさなければならない。塾を始めるに当たって、私は最初の３年を講師として過ごす事を決めていた。いま、その最後の３年目に入ろうとしている。当初の予定よりは早く講師としては成長できたと思う。もちろん達成ラインをどこに置くかによるけれども。私はブログの世界で、それまで考えたこともないような世界に住む多くのかたの考え方ややり方に触れた。片鱗を垣間見たと言った方が正しいかもしれない。そして、おぼろげながら思い描いていた構想を、かなりはっきりと浮かび上がらせることができた。一つ目の構想は、既に手を打った。二つ目の構想は、既に手を打った。三つ目の構想は、明日実行する。四つ目の構想は、一つ目がダメだったとき。五つ目の構想は、四つ目がダメだったとき。町の寺子屋が、少しだけ経営者の仮面をかぶる１年。がんばろう。

  Sep 4, 2005

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• 入試に臨む親の心がまえ（特に点数が足りない場合）

  じるりん先生のこちらでのpekomama715さんの書き込みに対して。コメント欄に書こうと思ったんですが長くなったのでこちらで。お子さんが中学生だと勝手に仮定して。私もじるりん先生と全く同じ考えです。子ども達は入試の１秒前まで、そして付け加えるなら入試のあとも伸び続けます。私の塾で去年こんな子がいました。地元公立トップ校（と言っても田舎なのでしれてますが）が第一志望。でも点数が全然足りません。まともに勉強を始めたのが３年夏。内申も全く足りません。まず落ちる状況です。公立絶対な土地柄、親御さんは「私立はみっともない、ランク落としてでも公立へ・・・」とおっしゃっておりました。しかし私はその子に「今のまま第一志望を受けなさい。今君が伸びる最中にあることは保障する。落ちたら滑り止め私立に行きなさい。そして、３年後見返しなさい」と言いました。「でも親が・・・」「自分の進路だ、自分で親を説得しなさい」もちろん、私の方から同じような事をお母さんには申し上げておきました。「お宅のお子さんは今ものすごく伸びてる最中です、是非受けさせてあげてください。ただ、親御さんとしては、落ちる覚悟はしてあげてください。落ちたことでお母さんががっくりしてしまうと、子どもの高校３年間を潰すことになります」結果、その子は落ちました。ある程度予想はしていたものの、やはり親子そろってかなりショックを受けていました。けれど、そのお母さんは子どもを責めることは一切しませんでした。力強く励ましてあげたようです。高校入試で落ちたのに、引き続き子どもが望む私の塾に通わせてくれているのが何よりの証だと思います。その子は、私立でも下のクラスでしたが、上の特進クラスへの編入がほぼ確定、テストでも特進クラスと総合してもかなり上位です。数学が光る子でしたが、昨年落ちた公立校の中で考えてもまず間違いなくトップクラスでしょう。入試に臨む親御さんは、応援すると同時に、焦ってはいけません。そして、最終的に落ちてしまった場合の覚悟ができていなければいけません。不幸にも落ちてしまった場合、絶対に、悲しんではいけません。落ちた時に一緒になって悲しんでしまうと、子どもは自分が入試に落ちたことがとてつもなく罪深い事だと「誤解」してしまいます。子どもは、中学生くらいまでは親が喜ぶか悲しむかで善悪の判断をします。落ちてしまったことは罪悪ではなく、あくまでも反省材料なのです。反省する必要はあっても、罪悪感という傷を負う必要はありません。反省点はあくまでも「スタートが遅かった」この１点です。がんばった子に対して、「努力が足りなかった」では、あまりにかわいそうです。がんばったのですから。「がんばった、それは認める。ただ、スタートが人より確実に遅かった。受かった人たちはもっと早く始めていた。これははっきり自覚して反省しなきゃならん。落ちたのがくやしかったら、今この瞬間から大学を目指して必死にがんばりなさい。受かって遊んでいる人より早くスタートが切れる。そして状況は逆転する。同じ失敗は２度繰り返さないこと。」がんばって欲しいものです。

  Sep 3, 2005

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• Nちゃんのこと

  正直、私は今、今年最高にへこんでいる。Ｎちゃんがやめることになりそうだ。理由は、とても悔しいが、岐阜新聞テストで点が悪かったからだ。彼女は、私が塾を始めて３ヶ月くらいで来てくれた子で、塾の中では結構な古株になる。それなりに長くいた子がやめるのは本当に久々なのでかなり動揺してしまった。Ｎちゃんはスローペースだが、とても賢い子だ。それは特に数学で光った。とてもレベルの高い論理的思考力を要するような問題でも、抜群にできた。私は、彼女が中学を卒業して高校、大学と成長していく姿が見たかった。おそらく、短い時間で機敏な動作を要求されるテストよりも、じっくり取り組んで研究していくような分野で大きく花開く様な気がしていたからだ。そのためには、何としてでもテストで良い点を取れるようにしなければいけない。私は彼女がテストで対応できるように、少しずつだが意識改革を図った。十分にそれが実を結んだとは言い難いが、それなりの成果が出て、学校のテストでは４５０点を切ることがなくなった。正直、岐阜新聞テストには大きな不安があった。その不安をクリアするには少し時間がかかると思っていた。それがあっさり、たった一度のテストで「不可」の烙印を押されてしまう現実。今思えば、それなりの対処のしようがあっただろう。考え出したらきりがない。私は私の力不足、未熟さを反省せねばらならない。

  Sep 2, 2005

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• なんなんでしょ、このそうそうたるメンバー汗

  今日は色々あって、今頃こちらに向かうことになりました。この状況が一番びっくりかも。長くなりそうなのでコメント欄ではなくこちらで。じるりん先生＞みかみ先生＞自分の部下を育てると言うことは、みかみ先生のおっしゃるとおり、育った挙げ句に独立されてしまうと言う可能性もはらんでいます。私は根が浪花節なので、それはそれで仕方ないことだと思っています。もちろん、育てた部下が去っていってしまうというのはとても残念なことです。身を切られる思いでしょう。しかし、それは自分に人間的魅力がないからだと思います。これはあくまでも私の場合に限って言えることです。私は共に働く仲間に対して、待遇を越えたところで信頼しあいたい、そんな仲間を求めているのであって、その結果出て行かれてしまうと言うことは、そこまでの関係ではなかったと言うことになるからでしょう。待遇というものは、経営者としてと言うことより、人間としての信頼によって払うものであると思っております。ただしこれは、好き嫌いによって差が生じることにあらず、です。私は多分、みかみ先生やこーむら先生と違って、組織としての上下をはっきりさせる方向に行くと思います。（私の見当違いだったらすみません）私個人の信頼を、直接に対人間で反映させるのではなく、ポジションに反映させ、信頼の置ける人間には高いポジションを与える。そしてそのポジションに対する待遇を厚くしていくと思います。これには、みかみ先生のおっしゃる「自分の塾を割り切れるかどうか」と言うことが大きく関係してくると思います。高いポジションは単なる名前ではなく、どれだけの権限を委譲できるかと言うことにかかってくると思うからです。自分の作ってきた塾の舵取りを一部でも他人に任せることはおそらく私のようなタイプには非常に困難が伴うと思われます。これについてはとてつもなく葛藤がありましたが、ほぼ割り切れる方向に気持ちが固まってきました。今は町の寺子屋ですが、市の寺子屋、県の寺子屋と言うものがあっても良いのではないかと。よく分かりませんね、私の中だけのイメージです。こーむら先生＞進学舎は、私も近隣で最初に飛ぶとしたらここだと思っていた所でした。細かい理由は色々あるのですが、それはこっちおいといて。最終的には、やはり生徒親双方に信頼される場所を提供できなかった事が最大の敗因かなぁと思っています。N嬢先生＞さすがN嬢先生ですね。かっこいいです。おそらくN嬢先生が岐阜にいらっしゃったら、ここでどかーんと業績を伸ばして行かれることでしょう。私は、ここは我慢することとしました。理由は己の未熟さ、とでも言えばいいでしょうか。ブログを初めて１ヶ月も経ちませんが、初めて本気で経営というものを考えました。今まで漠然と「お客さんの信頼を得る」という言葉でごまかしてきた事を、初めて直視しました。たくさんの立派な先生方の考え方や経営の仕方をかいま見せさせて頂き、ようやく自分の立ち位置がはっきりしてきたような気がします。私はこの１年、大きく変わらねばならないと感じております。１年後、私はどうなっているのでしょう？

  Sep 2, 2005

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• 進学舎の倒産

  岐阜ではそこそこ名を売っていた進学舎という塾が倒産した。感覚的には年商３～４０億、負債総額５～１０億くらいだろうか。（全く違うかも）私は昨日その話を知って、ものすごく悩んだ。ここで猛烈に宣伝をかけて積極取り込み策を図るか、否か。効果があるかどうかは別として。町の寺子屋として生きていくのか、綺羅星の様な諸先生方に少しでも近づけるように打って出るのか否か。大げさだが、私の存在するスタンスを問う問題だった。私は今、一人で全ての学年・全ての教科を指導している。ほんの３０人程度ながら、全ての生徒を、家族構成から性格、各教科の点数、得手不得手、それは微細に至るまで把握している。だからこそ、本当に生徒達の点数を劇的に伸ばすことができた。自信を持って、地域でも頭一つ抜け出る高い月謝をいただくことができた。今通っている生徒たちの親御さんが「できるだけ人に教えたくない」とおっしゃってくれるのは、私の最大の誇りだった。少人数を完全に一人で把握するからこそ、私の指導は生きてくる。科目ごとに教師が変わることは、私はできるだけ避けたい。しかし、今、新たに時間を設けて生徒を受け入れることは、これまでに割いてきた時間のいくらかを他の生徒に回すことに他ならない。これは、私を信頼して大切な、それは大切なお金と時間をかけてくださる保護者の方に対する重大な裏切りであろうと思う。解決できる方法は分かっている。自分と同じようにやってくれる部下を見つけ育てることだ。今思えば、これをしてこなかったことは今回のようなチャンスをあっさり見逃してしまう重大な失策であろう。見切り発車をしようかとも正直思ったが。やはりできない。過ぎてしまったことをどうこう言っても始まらない。明日はまた、くる。

  Sep 1, 2005

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• しらんかった～！！

  関の進学舎ってなくなってたのね！！秀英予備校と手打ちでもしたのかな？と邪推。追記。つーか破産だったか・・・関で最初になくなるとしたらここだろうと思ってたけど、思いの外早かったなー。しかし丸ごといくとは。

  Aug 31, 2005

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• 今日は広告屋さんと打ち合わせ

  タイミングが変と言えば変なんですが。開智塾のような弱小塾は、大手様と広告がバッティングするのはできるだけ避けたいところ。ので、広告を出すタイミングは気を使う。せっかく出すんだからね。（実際効果がないのは言わない約束）今回の広告はちょっとした狙いを持ってやってみた。今までもそれなりに考えてはいたんだけど、どうも一般的なお話に終止していたので、もっとポイントをしぼって。１件でも２件でも問い合わせがあるといいなぁ。もう、それくらいの情けない発想。結局は口コミなんだけどね。ウチの場合。関係ないけど。色々な大先生のブログを読ませて頂いて、焦ったり自分が情けなくなったりしたことありませんか？私はすごく多いです。そんなときにはじるりん先生のこちらをおすすめします。まず何より自分のためにリンクさせて頂きます。

  Aug 31, 2005

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  大掃除（８割）終了。

  自習に来た生徒に「お～」っと言われたのが最高にうれしいおっさんです。本棚を新調したのだが。自分で組み立てるスチール棚、何でこんなにやりづらいの？確かにＤＩＹは得意なほうではないけれど、器用さや要領の良さにはそこそこ自信があった。かつて、どんなクソなＤＩＹキットも、それなりに仕上げてきた自負はあった。しかし今回のはなんじゃこりゃー！まず説明書！穴６つおきにネジ入れたら、一番上の段ががら空きじゃねーか！！↑上の段に行くに従って間隔が広がっていく無様な本棚次にネジ！９０度コーナーの内側からネジを回すってどーゆーことだ！！回しにくいことこの上ない！！所詮スチール棚なんて機能重視なんだから、外側のネジ山をマイルドな丸型にする必要なんかないんじゃ！！硬派に「外から閉めるからネジ山むき出しです」くらいの気概をみせんかい！！大掃除の最中、なくしたと思っていた車載携帯充電器を発見してちょっと幸せ。これも副産物。修学旅行のおみやげでＵＳＪのなんとかっていう鳥。さりげなく某テーマパークのネズミを踏みつけに。

  Aug 30, 2005

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• 大掃除

  開智塾の場合、冬期講習は１月１日以外毎日ある。よって、ろくに大掃除をする時間がない。いや、あると言えばあるのだが、さすがに１日には親戚関係やら旧友の帰郷などで時間が取れない。１年分の無礼を一気に消化する方に全力を注ぐ。よって、唐突だが今日明日が大掃除の日となった。私は見た目を気にする方なので、開業して生徒が２人しかいなかった時分から２階建てのビルを丸ごと借りている（家賃キツイ！）。で、忙しさにかまけて１Fの事務所部分が荒れ放題・・・これはいかん。と言うわけで本棚も新規購入、これから掃除に入ります。やはりね、客商売なんだからそこらへんはきちんとしないと。ふと周りを見回して反省したのだった。

  Aug 29, 2005

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• 岐阜新聞テスト

  今日は岐阜新聞テストの日。どこの県にもある、入試に向けて県内のほとんどの中学生が受けるアレである。岐阜県の場合は９５％くらいが受けるはず。志望内の順位などが出て、かなりショッキングな結果をもたらす（受験生と塾に）。昨年よりは応用問題に気を使って来たのは確かだが、果たして結果はどうか。いつもぽや～んとしているAちゃんCちゃん、そろそろ目覚めなきゃいけない時間なのですが。Nちゃん、数学英語１００点目指してたけど、どうだったんだろう？苦手だった社会もがんばったよね。結果は自然とついてくる。岐阜高校目指してがんばろう！！Eちゃん、１年半でかなり成長したね。計算がいやでテキスト破り捨ててたのに、すっかり勉強する姿も板に付いた。まだまだ成長途中。がんばれ！T、M、Y、おまえらはこんこんと説教してやる、覚悟しろー！！

  Aug 28, 2005

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• 柔道部Yくん

  関市の中学校には、いまだに「夜部活」やら「朝練」がある部活が少なくない。朝練は学校に早く行って授業開始前に部活をする事で、夜部活は夕方の部活が終わってからいったん家に帰り、晩ご飯を食べて再度学校へ行き７時くらいから９時くらいまで部活をすることである。加えて、スポーツ少年団も盛んである。通常小学生（のみだと思っていた）だが、中学生になっても続ける子が結構いる。例えば野球なら、夏休みは土日お盆休み全てなしで練習。これに近い状況でテニスやら柔道やらいくつかの団体ががんばっているようだ。２年生柔道部のＹくんもそんな部活の一人である。ガタイはでかく（大きいと言うよりデカイ）、階段を上がってくると音ではなく揺れで「あ、Ｙだ」と分かる。丸刈り、重量級。彼とケンカをすると絶対負ける。これは自信がある。既に腕相撲は負けている（実証済み）。Ｙくんは見た目だけじゃなく、強い。少なくとも県レベルでは上から数人の内の一人に入ってしまうようだ。私は「中学の内は勉強と部活を両立すべし」論者なので、彼のがんばりは応援したいところだ。で、ここからが塾の話なのだが、最近練習で休むことが多くなってきた。当然のごとくほぼ毎日練習があるので、なんとか時間をやりくりしても夏期講習は３分の１近く休んだだろうか。その分は個別に補習する事になるのだが、この補習は塾にとって良くない部類の補習だ。余分なコストがかかると言うような目先の話ではない。甘やかしであり、私自身の弱さでもある。多くの経営者の方には「そんな当然のことを、今さら」と思えるようなことなのだが、、、いや、腹は決まっているのですがね。なかなか、ね。

  Aug 28, 2005

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• 今日の珍答

  ２年生、Mちゃん。武家識法人う～む。夏期講習は終了と言ったら終了！

  Aug 27, 2005

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• HPを作ってみる。

  いかに自分にデザインセンスがないかよく分かる＿|￣|○しかもこんな程度のサイトで３日もかかるとは、笑止千万。というかビルダーってなんて使いにくいんだろう。htmlをそのまま打った方が早かったんじゃないかとか思ったり。cssは初挑戦。わけわかんね。ネームが浸透してないのでkaichijuku.jpでアクセスできるにはしばらくかかりそうだ。MR.闘魂先生見たいに手を挙げたウルトラマンポーズとかの写真を入れるべきだろうか？関係ないが私のパソコンは「ウルトラマン」→「(V)o\o(V)」が出る。なんだこりゃ。それはウルトラマンじゃなくてバルタン星人だろ！！！夏期講習終了。テンション↑一人でカップラーメン打ち上げ。ふへへ。P.S.MR.闘魂先生、勝手にリンクさせて頂きました。m(._.)m

  Aug 27, 2005

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• 自分の将来

  考えると不安になりませんか？今の自分のやり方が正しいのかわからない。そして人のやり方をまねしたくなる。みかみ先生のようにしたらうまくいくのかな。こーむら先生のようにしたらうまくいくのかな。でもこれってみかみ先生やこーむら先生に失礼。先生方は「他の人にはできない」と自信を持っておられる。おそらく、間違いなく。そんな生やさしい物じゃない、と。もし仮に「○○方式」なるレシピがあったとしても、それはきっと他の人には実践できない。それは偉大とか簡単な言葉で解決できるものではなく、もっと個に根ざした部分だと思う。その人にしかできないのだ。さて、私は・・・明日潰れてしまわないようにコツコツとやるしかないのでした。じるりん先生の日本とトルコのお話、すばらしいですね。歳をとって涙腺がゆるんで仕方ないです。

  Aug 27, 2005

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• 将来について

  よく子ども一人一人と将来の話をすることがある。たいていの子は将来のことなど考えていない。考えようとしてもよく分からないと言うのが本音かもしれない。私自身がそうであったように、将来に対する期待や不安以前に、将来すなわち大人の世界というものを知らないのだ。それは大人が子どもたちに大人の世界を教えていないからに他ならない。どうがんばったって、子ども自身が自力で大人の世界を見ることは無理なのである。では、なぜ大人は子どもに大人の世界を教えないのか？大人自身が、子どもに指し示すような社会を持っていないから？自信がないから？正しく教える自信がないから？・・・どれも当たらない気がする。おそらく、ほとんどの大人が「教えても仕方がない、自分で経験していく物だ」と漠然と思っているのではないか。自分がかつてそうであったように、社会の仕組みの様々なことは自分自身で経験する物だ、と。ならば大人は、子どもに少しでも多くのものを見せてやらねばならない。それが形式的でも、大人のフィルターを通した物でも、なにがしかの効果はある。その意味で、みかみ先生の生徒を連れだっての旅行はすばらしい。敬服する。

  Aug 26, 2005

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• 変わり者少女

  ２年生の女の子にＭちゃんという子がいる。彼女はいわゆる変わり者だ。と言っても中高生にありがちな「私って変わってるでしょ～？」ではない。本人に自覚がない本当の変わり者だ。まず彼女はオーディオに詳しい。あらたまって聞いたことはないが、おそらくDENONを「デンオン」ではなく「デノン」と正しく発音できるだろう。そしてパソコンにも詳しい。ＣＰＵとかメモリとかの用語を大筋正しく使うことができる。若干の誤解はあるにせよ、中２女子とすれば十分な及第点である。全体的に見てまぁ一種のオタクであろう。私はいつもからかって「Ｍちゃんは変わり者だからなー」と言うと、彼女はいつも「変わり者じゃありませんー」と、スローなテンポで返事をする。私がセカセカなので、彼女とのテンポのずれはアレグロとラルゴくらいの対照を見せることとなる。これがまた彼女の変わり者具合に拍車をかけるのだ。おおかたの人がそうであるように、やはり聞けば彼女も両親からその性質を受け継いでいるようだ。オーディオやらパソコンやらは父親の影響、スローなテンポは母親の影響。総合してスローな変わり者となるわけだが、面白いことにお姉さんはそうではないらしい。性格は親から受け継ぐ物だとするならば、本来第一子であるお姉さんが「スローな変わり者」であってしかるべきなのだが、実際は逆になっているとのこと。姉妹間の微妙な人間関係が影響しているのかもしれない。さてこのＭちゃん、授業中に目を開けて寝ているような状況によくなる。「寝てる？起きてる？」と言いながら当てると「起きてます～」とこれまたスローな返事が返ってくるのだが、実際とてもまともに聞いているようには見えない。が、質問を繰り返すとやはり聞いている。問いには的確に答えることができるのだ。つまり彼女は「目を開けて寝ているような状況で実はきちんと聞いている」という、なんともやりにくい姿が常態と言うことらしい。私と彼女とのこんなやりとりの時周りの子はクスクス笑うのだが、これは彼女のことを笑っていると思っていた。しかしひょっとしたら・・・「彼女が笑われていると思いこんでいる私を笑っている」のかもしれない。なんともやりにくいことだ。

  Aug 25, 2005

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• じるりん先生にリンクいただく。

  毎度の事ながら、当方よりの勝手な片思いに無理矢理おつきあい頂く格好。大変恐縮です。じるりん先生の文章は何と端的で流麗でウイットに富み、そしてセンチメンタルなことか。情熱はうちに秘めるもので、そしてにじみ出る物。先生のような文章が好きでたまらないのです。比して、私は・・・かっこいいなどと言って頂く物は何も持ち合わせておらず・・・ただ日々、コツコツ小さな個人塾を切り盛りするのでありました。

  Aug 25, 2005

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• 講習もクライマックス

  と言っても淡々といつも通り熱い時間を提供するだけなのだが。開智塾の講習の最後は、みんなが感激で涙を流す。「分かるようになったよ、ありがとう！」「勉強って面白いね！！」「もっとガンバリマス！！」「よーし、これからも俺についてこい！！！」嘘です。理想でもない。気持ち悪い、こんな世界。理想は・・・クールに、ドライに、当たり前のように難問をこなす。これ。

  Aug 24, 2005

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• 今日の珍答

  社会、中３。Q.「～近年では、『取る漁業』から（　　　　）漁業が中心になってきています」A.「取られる漁業」明日も朝一。がんばろ！正解は「育てる漁業」。養殖漁業とか栽培漁業とかですね。。。

  Aug 23, 2005

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• こーむら先生にもリンク頂く。

  大変ありがたいことです。私のように小さくやっている塾なんぞ、かの先生方からすれば「いつでも吹き飛ばしてやるぜ！」って所なんでしょうが、細々と、しかし力強くやらせて頂きます。Cちゃん、昨日に引き続きがんばって自習するのはいいんだけど、３年生にもなって扇形の面積が出せないってどーゆーことよ＿|￣|○私は宿題などやってこないことはもちろん怒るが、できない事も場合によっては怒る。「できないものは仕方がない」ではすまされない場合もあるのだ。一般的には「分からない・できないを怒ってはダメ」と言われるが、これはその次に「今できるようにすれば良い」という大事な言葉が控えている。しかしいつのまにやら後半部分のみがカットされ、子どもらに「やってできないものは仕方がない」という誤った解釈が浸透してしまった。こうなると、できない分野・分からない分野の量産体制に入っていく。やらないのは怒られる↓とりあえず手をつける↓分からない↓仕方がない、私はやることはやった↓私には無理な分野誕生こんなプロセス。例えば扇形の面積を出すのが苦手な子というのは、１年生で分からなかったっきり手をつけていない場合が多い。「やる機会がないから」とも言われるが、実際夏期などの特別講習の時におさらいでやっている。しかしこのときも「どーせわからないから」と、手をつけずスルーしてしまったと言う事実がある。果たして、公式すらまともに言えないのが大半なのである。初めてやったときに、その全体像が見えず「分からない・できない」は仕方あるまい。しかし、２度３度手をつける機会があったにもかかわらず、そして自分の苦手分野だと分かっているにもかかわらずそれを放置した子に対しては、はっきりと怒らねばならない。「分からないのは仕方がない、しかしそれを放置してきたのは罪である」と。こうなると、「分からない」と言い出せなくなる子どもがいたりする。教育に携わる大人が恐れるのはここである。しかし私はそれを全力で掘り起こす。私は全ての生徒に対して、何ができて何ができていないのかを把握している。それも全ての教科に対して。それが少人数の強みである。

  Aug 23, 2005

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• 学校がんばれ！

  学校が岐阜新聞テストの結果を見なくなった。それは結局、学校が生徒の将来に責任を持たなくなったと言うことに等しい。そして教育現場で進路の数値化が行われなくなった。ともなって、将来を見据えて今を苦しみ勉強をすること全くしない子の二極化が顕著となった。学校がいい加減なおかげで塾が儲かると言う話があるが、それは嘘である。学校がきちんとした指導をし、多くの子どもがそれでは足りないと考えたときに塾への需要が喚起される。塾業界に対する「少子化＝斜陽化」という言説は当たらず、実は「進学意識の希薄化が蝕む上昇志向の劣化」が本当の恐怖である。簡単に言えば、学校での偏差値競争が激しくなればなるほど塾が儲かると言うことである。その動向をいち早く察知し、「こぼれすぎた子」を拾ったのが個別指導であろう。先見性に感服する。

  Aug 23, 2005

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• とりあえず一日終了。

  まだ３年のCちゃんが残って自習している。黙々と。Cちゃんは彼女が１年生の終わりに開智塾にやってきた。１年半の短い歴史の中では結構な古株だ。とっても幼い感じで最初は小学生かと思ったくらいだが、なかなかどうして、今彼女が勉強する姿はとてもサマになっている。分からなくて頭をポリポリかいたりするのもかっこいい。ひたむきに取り組む姿は、人間としてかっこいいものだ。思えば、みんな本当に成長したなぁと思う。成長期だからだんだん大人になっていくのは分かるんだけど、それ以外に何か芯の様な物がびしっと通った気がする。開塾したときはみんな学年でも下から数えて何番、って感じだったのが、今や上から数えた方がはるかに早い。平均点がどうでもいいランクに入っている。（いや、良い意味でｗ）私は成長したのか？いつも同じ所を堂々巡りして、ガシガシ生徒を増やしている塾長さんのブログを見て焦ったりして・・・自分の力量を考えて「ウチはウチで」なんて思ったりして・・・

  Aug 22, 2005

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• ふと気づけば

  みかみ先生よりリンクをいただいていた・・・こちらは勝手にリンクさせて頂いていただけなのだが、こんな細かい所まで繊細な心遣いをしておられるところが成功の秘訣なのだろうとつくづく思う。成功している人というのは、ガンガン攻めている所ばかりがクローズアップされるため、非情なまでのビジネスマンとして描かれることが多々ある。しかし私の銀行員時代の経験も含め、実際はそうでない場合が多い。成功する人ほど、人に対して礼を尽くしている。そしてそれこそが、経営者として人を使う場合に欠けてはいけない大切な部分であると思う。しかし。私の場合は「著名な塾の先生方」というカテゴライズは全く当たらない＿|￣|○「著名な」が「塾」にも「先生」にも修飾・被修飾の関係を結んでいないのだ・・・トホホ。ところで先ほど、某私立校の先生が営業にいらしゃった。こんな小さな塾にまで来て頂いて恐縮しきりなのだが、新任の挨拶回りでほとんど飛び込み状態でトローリングの様子。状況を知ってもうここにはいらっしゃるまいｗま、ウチはウチで、少人数精鋭を貫きますわい。

  Aug 22, 2005

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• 子どもをダメにするのは親？

  子どもというのは、低学年であればあるほど、大人の理解を超えた思考をしていたりする。開智塾では小学４年から対応している。もちろん人数的に多いのは中学生なのだが、小学生も毎日相手しているので、頭の切り替えに苦労する。普段「なぜこれが分からないのだろう？」と思うのと同時に、「アレがわからなくてなぜこれが分かるのだろう？」というのもとびっきり多い。小学生は思うに、知識を「点」で吸収する世代なのではないか。こう書くと「当たり前だ」と言われそうだが、なかなかそれを指導に具現化していくのは難しい。例えば分数計算なら、通常大人の理解では分数の存在を知る→通分を覚える→分数の足し算を覚えると言う系統だった流れが見えている。そしてその順番にやっていくことが最も近道とされ、そういった指導法もおおよそ確立している。しかし、実態の小学生はその系統と外れた理解方法をとっている。すなわち、分数の存在を知る→（空白期間）→分数の足し算を覚える→（空白期間）→ふとした折に通分を覚える※空白期間は例えば「担任が嫌いだった」「クラスがぐちゃぐちゃだった」などどこにでもある理由で不幸にも多くの子どもに訪れる。こんな流れがあり得るのだ。最後になって「あー、これが通分かー！」という発見？があったりもする。ここでようやく「点」が「線」になるのだ。問題は「線」につながる前にあきらめてしまうことにある。しかもそのあきらめは本人ではない。ほぼ９９％、親があきらめているのだ。唯一かつA級の戦犯は親である。塾を経営なさっている方にはおおよそ経験があると思うが、「うちの子はどうも理解力がなくて・・・」と言う親の発言、この一言が子どもをダメにする。子どもにとって親は絶対的存在である。これは中高生ですらそうだ。多くの子は自分の夢や将来なんぞ見えておらず、親の喜ぶ顔が見たくてがんばると言う隠れた本心を持っていたりする。小学生ならなおさらである。良い点を取ると親が誉めてくれる。これがうれしいのだ。しかし、先に述べたように、親は簡単に「うちの子は・・・」と、１０歳そこそこの自分の子に対する評価をする。あなたのお子さんはホントにそんな程度なんですか？コツコツ知識をためて、ある時一気に開花するタイプかもしれないでしょ？遅くとも深いかもしれないでしょ？「線」につながるはずの「点」の間隔が広すぎるだけかもしれないでしょ？私が「あなたの子は絶対に伸びる！！！！」と信じているのに、親のあなたがそんなこと言ってどうするんだ！！！あなたの何気ない一言がどれだけ子どもの可能性を削り、人間を限定しているのか考えてくれ！！！！・・・と思った次の瞬間、「それでもやっぱり、自分の子どもを一番信じて愛してるのは親なんだな」と実感する。そうでなければ、あっちこっち駆けずり回って塾を探したりなんかしない。親はいつだって子どもに対して、子どもはいつだって親に対して、不器用にその本音を隠したり時に爆発させたり、そうやってお互いに成長していく物だろう。そのちょっとした橋渡しがしたい。親の願いを子どもに伝えたい。子どもの不器用な感謝を親に伝えたい。erziehungとは親と子の間にかくあるべきではなかろうか。

  Aug 22, 2005

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• 午前終了。

  中３理科で、植物・動物分野をやっていたときにスペースシャトルの話になった。なぜだろう。ホンの些細なきっかけなのだが、よく脱線する。私はもともと人に教えることが好きだ。と言うより、私が持ちうるすべての知識を人に植え付けていくのが好きなのかもしれない。洗脳と言っても良いかもしれない。子どもたちが何の興味もなかった分野に、科学的思考回路を持って興味を抱いた瞬間に無上の喜びを感じる。なぜスペースシャトルはあんな形なのか？なぜスペースシャトルは宇宙空間を飛べるのか？なぜスペースシャトルは衛星軌道に乗れるのか？なぜ慣性によって飛び続けるスペースシャトルが地球に帰ってこれるのか？なぜ種子島宇宙センターとNASAは南の方にあるのか？なぜアメリカは宇宙に行きたがるのか？これらを中学生の持つ理科・社会などありとあらゆる分野に結びつけて話す。今までに身につけた知識が役に立つ瞬間の喜びを知って欲しい。さらに欲を言えば、世の中を支配する大原則、科学の世界を支配する大原則は、実はとても簡単で身近な所にあるのだと言うことに気づいて欲しい。知識は人生を豊かにする。これは私の母が常々私に言ってきた言葉だ。本当に理解できたのは自分が親の年齢になってからだが、心底その言葉は正しいと思う。私はそれを一人でも多くの子どもに伝えたい。そして豊かな人生を送ってもらいたい。それが広い意味での私の義務だと思う。狭い意味では成績をあげること。とりあえず岐阜新聞テスト。視点が一気に極至近になる瞬間。

  Aug 22, 2005

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• 授業開始

  午前中は中３の時間。午前は眠いとか言わせない！しかし開始を待ってぐったりしてる子らを見てるとちょっとかわいそうかな、って思ったり。私も朝が弱いからなぁ。。。だから、早起きは三文の得！ってのを実感させてあげるよ！まて、３文しか得にならんのか？なら寝てた方がマシだな。いや、今日の午前中がひょっとして将来大きくなって返ってくるかもしれんぞ！がんばれがんばれ！！

  Aug 22, 2005

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• 明日は朝一

  朝一といっても９時半。サラリーマン時代には考えられない時間。しかし今の私にとってはかなりつらいところ・・・普段は夜中と言うか明け方に帰るから、いざこんな時間に帰って寝ろと言われてもなかなか・・・ようやくそれができるようになる頃に夏休みが終わりを告げる。１０年前ならすぐに生活のリズム変えられたのになぁ。歳をとったもんです。

  Aug 21, 2005

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• 補習終了！

  結局今日はMちゃんだけだった。そもそも塾をあけてるよってアナウンスしてないから当然か。普段は土日も完璧にあけてる（ただし午後）から、だいたいいつきても大丈夫って話だが、夏休みだけは別。休みたいってのもあるが、少しずつでいいから家で勉強する習慣もつけて欲しいってのが本音。自習室を常時開放してるのも自分で勉強する第一歩を手助けするためなんだから。さて、２学期の準備もどんどん進めなきゃ！

  Aug 21, 2005

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• 今日は墓参りに、その後補習

  明日が祖母の命日と言うことで、墓参りに行ってきた。小雨が降る中だったが、たまにはいいものだ。その後塾へ。今日は補習がなかったのだが、たまたまついた直後にMちゃんから電話、「プリント雨で濡れちゃったからもう一枚ください」と。昨日河合塾の模試が終わったばかりなのに偉いね。Mちゃんは学年でも１ケタ台にいる成績のよい子なのだが、今回のプリントは学校よりもはるかに難しいもの。「わからんわからん」と言いながらも、一生懸命取り組む姿がすばらしい。彼女の成績の良さは才能とかそんないい加減な物じゃなく、日々の努力によって培われたものであることを実感。才能に頼る人は、その才能が枯渇したら終わり。しかし、努力をして自分の糧としていくひとは、やがてそこに花が咲き実を結ぶ。それはいずれさらなる花を咲かせることになるだろう。私は、日々の水とときどきの肥料をあげるだけでよい。彼女は親御さんも含め、きっとそんな大人に囲まれて大輪の花を咲かせるんだろうなー。彼女が一瞬まぶしく見えた、そんな雨の日曜日。

  Aug 21, 2005

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• 補習終了！

  あとは、生徒達の自習が終わるのを待つだけ。この待ってる間に質問が来たりしてなかなか忙しかったり・・・

  Aug 20, 2005

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• たまにはおごってみる

  今日は６時から補習だ。昨日A中学校の生徒が、学校から万博に行くというのでその振り替え授業。極力休んで欲しくないのだが、成績を上げて欲しいので仕方がない。HくんとYくんが予定時間より早く来た。早めに来て勉強するのだと言う。彼らは塾のある日もない日も毎日通ってきては自習している。たまに質問があれば答える。また自習に戻る。良い循環である。集中力もすごい。塾での自習時間は４時間。いつ見ても、黙々と問題集に向かっている。そんな彼らも、１年前は２００点くらいしかなかった。今や３８０～４００点。よくがんばった。私もがんばったｗ。関高校にはあと一歩、悩ましい位置なのは事実なんだけど。で、たまにはと言うことでおごってやることにした。Hくんは先にも書いた、「センセ、給料あげる」と月謝袋を渡してくるなかなかにくいヤツ。私がコンビニに行くと言うと「おごって」と、とりあえず言ってみるそつのないヤツだ。ので、今日は「いいよ」と即答してみた。予想外の返事だったと見えて、一瞬たじろいだ。しめしめ。塾から徒歩１分、ローソンで彼らは何を買うのかと注目していると、結局オニギリ２個と１リットルパックのジュース。２人あわせても６００円程度。中学生の金銭感覚にちょっと安心。私「いざおごってやるとそんなもんしか買えないとは、腰抜けめ！」とたっぷり普段のお返し。Hくん「センセの給料少ないから気つかったっただけやて」う～ん、どこまでも食えないヤツめ。

  Aug 20, 2005

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• 塾は水商売

  先日、ＥＺＴＶだかで、マンガ喫茶の競争を特集していた。その中の言葉で、マンガ喫茶は「時間と空間を売る」と言っていた。なるほど、と思う。いただいたお金に対して、究極の「快」と「個」を提供する。それこそがマンガ喫茶なのだと。多くの塾は、これに近い状況である。集団塾しかり、個別指導しかり。塾に行くと、なんだか賢くなったような気になる。つまり塾という空間・時間が、生徒に対してそういった錯覚を起こさせるのである。経営という点から見れば、一つの教室にどれだけ人を集められるかが収益性の要であって、極論をすれば「生徒が集まれば良い」という事になる。むろん、１０年２０年先を見越した経営者は、「集めるためにはクオリティを上げなければいけない」と言うことも分かっている。が、残念ながら一部に「今、短期で儲ければ良い」という方針をとっている塾があるのも事実だ。このような塾は宣伝も上手で、空間も快適。すなわちマンガ喫茶的中高生の快楽空間になっている。塾に行った時間は、何となく勉強した気になって満足する。しかし成績は大して上がらない。そしてまた通う。ある意味塾の極意である。開智塾は、マンガ喫茶ではない。塾が中高生向けの水商売であるならば、明らかにコアな客層を狙ったＳＭクラブである。時間中の演習もヘビーだし、宿題も多い。そして宿題はきっちり管理される。「忘れました」などと間抜けな言い訳をしようものなら、大変なことになる。（新しく来た子は、まず第一にそれを言う。すると既存の塾生は私の爆発を恐れて凍り付く。ちょっとかわいそう・・・）そんな苦痛の日々を通り過ぎて点数が上がったとき、本当の快楽が訪れる。いつも生徒経由で月謝をいただくとき、心の中で「親御さんは時間・空間じゃなく成績を買うんだ」と思う。私の仕事はお守りをすることじゃない。生徒に勉強した「気」にさせることではない。あくまで「成績を上げることなのだ」、と。それはいいんだが。Ｈくん、いつも月謝渡してくれるときに「はい、センセの給料」って言うのやめてくれ・・・・

  Aug 20, 2005

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• 日焼け

  普段の生活がどうしても不規則なので、たまには健康的に運動をしてみることにした。お盆休みの前、２年のＭちゃんとの約束「休みの間に精悍になる」を果たすため、ナガシマスパーランドに行くことにした。さほど太陽が元気いっぱいだったワケではないのだが、なにせ普段は電灯にしか当たらないカイワレ大根のような生活。そりゃもうすごいのなんの。即日水ぶくれになり、翌日には顔面から脱皮が始まった。ぺりっぺりっと。剥いているとだんだん面白くなり（良くない傾向）、端の端までめくりはじめ（どつぼ）、しまいには血がにじむくらい・・・（○×☆ｓｄ）休みが明けてＭちゃん、開口一番「キモー！！」「さて、授業始めようか。じゃ、まず１番、Ｍちゃん答えてね。次もＭちゃんね。そのつぎもね。ずーっとね。」ヤツらには負けない！

  Aug 19, 2005

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• 努力と苦痛と喜び

  今、３年生にEちゃんと言う子がいる。私が塾を開いて、かなり最初の頃にやってきた子だ。１年生の２学期が終わって２０９点。「なんとか、高校だけは」と、お母さんに連れられてやってきた。最初の頃はやる気ゼロ。宿題を破り捨てる様な毎日。怒ったり黙りこくったりの日々。そして１年後、２年の３学期。彼女の点数は４００点を超えていた。私の塾では、たった１回の期末テストで５教科合計が５０点～１００点上がるのはざらである。本当に、当たり前の様に上がるのだ。今全学年あわせて３０人弱だが、点数が下がるのは２～３人、それも１０～２０点程度。それも、その前の時に上がったから、ちょっとした足踏み状態。こんなのは誤差の範囲だ。その次は、またあがるのだ。ほぼ皆、上がる。時に足踏みしても、１年を通して上がらない子はいない。話は逸れるが。開塾当初、塾内平均は２００点台だった。しかし今は３８０点を超えている。新聞広告に「１年間の塾生の伸び」というグラフを載せた。１学年だけだが、全員分を載せた。当然、全員プラスだ。しかも半数は５０点以上伸びている。これはスゴイ売りだろうと思っていた。きっと、この広告を見て色々な人が驚いているに違いない。私はワクワクした。ある時、たまたま通りがかりでのぞきに来た変わり者のお母さんの一言が、私に新聞広告をやめる決意をさせた。「え？あれホントなんですか？」お母さん方は「誇大広告を出すインチキ塾」として見ていたそうだ。＿|￣|○話を戻して。点数が上がるには、相応の努力が必要だ。そしてそこには、２乗に比例して苦痛が伴う。私は、その苦痛を子どもたちに求める。労せずして快を手に入れようとは、虫が良すぎるのだ。それをはっきりと、子どもたちに分かって欲しい。点数を上げたいのなら、苦しまなければならないのだ。しかし、苦しんだあとには必ず喜びがやってくる。それも、分かって欲しい。それは私の責任である。私は一人の塾屋として、子どもたちの努力のあとに喜びをもたらさなければならない。必ず、点数をあげてやる。良かったと思わせてやる。Ｅちゃん、１年間すごくがんばったね。努力した。喜びも知った。そしていま、またつらい時期に来ている。来週の岐阜新聞テストは、良い結果とはならないかもしれない。だけど、きっといつか良かったと思える日が来る。絶対に。だからＥちゃん、今はつらいけど、あと半年。一緒にがんばろう！

  Aug 19, 2005

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