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カテゴリ:連P
今日は読書会はお休みします。やめるつもりはありませんが、時間取られるんだこれ。
「共に生きる社会を願って」と題してのシンポジウム。 小P連の会長として、来賓扱いでの出席でした。 数年前までは、このシンポジウムは盲学校・養護学校のPTAだけで行われていて、小Pや中Pには案内が来なかったような記憶があります。 それが、盲・養P連の会長さんが市P協の席で「一緒に考えてもらいたい問題です。どうか他校種のPTAの方々も聞いてください」って言って、小学校全校にも案内が行くようになって。 いいことだよね。これこそ、社会全体の意識が変わっていかなきゃ、障碍者とその周囲だけで考えていても埒があかない問題だもん。 で、今では小Pにも各校1,2名の動員がかかっています。 さてさて、研修会への動員。嫌なもんだよね。単Pのこと必死にやるだけでも大変なのに、一番大変な思いをしている役員の人がさらに出席を強いられる。 「自分から出席しようと思えるような研修会を。強制的に動員かけるなんて無意味!」って意見もよく分かる。わたしもそう感じてた。 でも、わたし、「盲・養護学校のシンポジウムがあります。保護者の方の体験発表や、自立支援組織を運営している方の講演があります」って案内が来ても、申し訳ないけれど、自分から行くことはまず考えられない。 「お願いだから来てね、何が何でも来てね、各校1人か2人、かならず来てね」と言われて、「しょうがないなぁ」で行って。 で、いいお話を聞いて、涙して、自分にできることは何か考えて、周りの人にもそうした想いを伝えて。 うん。動員も必要。必要な動員もある。 だからこそ、動員かけた上に、居眠りしちゃうような退屈な話を聞かせるのは害悪だと思っちゃう。(いやさ、どんな研修会でも、主催者側には伝えたい思いがあるんだろうけどね。にしても、毎年のルーティンでのやっつけ仕事みたいに感じられる研修会があるのも事実) 障碍児を持つふたりの保護者の発表。絶望し、必死に頑張り、無理解に涙し、それでも「生きてるだけで丸もうけ」と言い切れる。 自立支援法によって、さらなる孤立を、ついには死さえも強いられるたくさんの人たち。何ができるんだろう? 何かできるはず。なんとかしなくちゃ! 「わたしの子どもは、たいていの子が1年かかってできるようになることが、30年かかってようやくできるようになりました。だからこそ、その成長のひとつひとつが、100倍、1000倍、1万倍も愛おしく、嬉しい。いろんな人がいろんな成長で、それぞれに達成感を持って生きていけるような社会を」 そうだよね。そうでなきゃいけないよね。 「こでまでは、障碍者のマイナス部分をサポートすることばかりに重きが置かれていた。できないところに着目したら、前に進むことはできない。 10のことができる子、5ができる子、0.1ができる子。それぞれのできることを出し合って、助け合って生きていかなきゃ」 こんなの、障碍者に限った話じゃないんだよね。誰にだって苦手なことはある。ダメなところはある。そこにばかり目を向けてたら、イヤな世の中になっちゃうんじゃない? * * * * * * * * * * * さて、「国旗・国歌強制は違憲」という判決がでましたね。 正直、「困ったもんだなぁ」と思います。というか、そもそも教職員が訴訟を起こしたことが「マズイんでないの?」と感じます。 違憲かどうか。 個人的には、都教委の通達は憲法に違反する可能性が高いと思っています。 でもこれは、解釈する人によって判断が分かれるだろうし、おそらくこの訴訟も都が上告して逆転、になるんじゃないかなぁ。 で、何がマズイって、訴えを起こした教職員、世間の共感をさっぱり得ていませんよ。 「強制はなんだかなぁ……」と感じる人(それは少なくないはず)であっても、「式典の流れを尊重するのは礼儀として当然だろ!」な感覚に押されて「このトンデモ教員め!」と思ってしまう。それが“和を尊ぶ”多くの日本人の皮膚感覚でしょう。 共感し、応援してくれる人を増やそうとしない、逆に敵を増やしてしまう、愚かな自慰行為に思えてしまいます。 安倍さんは、教育基本法を、憲法を改正しようとしているんですよ。 「いや、わざわざ改正しなくても、まあ、そんなに悪いもんじゃないんでないの?」と感じている多くの人たちがいるはずなのに。 その人たちが、「こんな、“内心の自由”を盾にとって自由気ままに、周囲の迷惑顧みず行動するような輩がいるなら、もっと強制的なものに改正するのも仕方ないかなぁ」と感じてしまう。 国歌だろうが、国旗だろうが、心の中で「あかんべえ」したけりゃすればいい。天皇だって、仲間うちで批判したければ存分にすればいい。 そうしたものを尊重する人たちの前で、あからさまにそれを侮蔑するのは、礼儀知らずのお子ちゃまと言われても仕方ない。 訴えを起こした教職員たちの行動は、多くの人たちの反感を引き起こし、安倍さんの憲法改正を後押しした。ただそれだけです。 あなたたちは、自分の理想を貫き、思想に殉じて満足かもしれない。 けれど、あなたたちのような人たちを教壇から排斥するために教育基本法も憲法も改正され、より強制的な、思想統制的な環境のもとで子どもたちが育っていくことを後押ししている。 もっと“上手に”闘ってくださいよ、もう! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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