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テーマ:障害児の親として(1435)
カテゴリ:思うこと
久しぶりに2日続けての更新です。
今日はちょっと長文になってしまうと思います(汗)。 最後までおつきあいいただけたら嬉しいなと思います。 昨年夏に私は近隣町村の発達障碍児の親で作る会というものに入会しました。 同じ保育園に通っているKくん(広汎性発達障碍)のママが先に入会していて 会の活動内容を聞いたりして興味を持ち、見学にいかせてもらったところ その日は児相の所長さんを招いての勉強会を催していた日で ちょっとしたサークル的なもので茶話会程度の会合かと思っていたので ビックリして、所長さんのお話はとても参考になるものだったし 他のお母さん方も意欲的な方ばかりで質疑応答なども盛んに行われ こういう活動を通して、この先地域や行政などにも何か働きかけを していけたらいいなぁと思ったので入会しました。 まだ入会して半年も経たず、会の活動も大体月一回程度なので まだまだ私自身この会の活動や方向性がよく分かっていないと思います。 これまで参加させてもらった活動は、隣県の小学校の特別支援級の見学や きょうだい児を交えての家族参加型の余暇活動などになります。 余暇活動といっても、支援センターを2時間ほど貸していただいて その中でみんなで遊ぶといった内容で、それは初の試みでもあったようです。 会には現在15名の会員さんがいて、よく聞くとサークルなどではなく ちゃんとした会になっていて、活動の中心となる町では町から会運営の 助成金なども降りているそうです。 それは会長さんをはじめ、かなり町にかけあって頑張ってそのような 形になっていったとか。 そういうパワーはとてもすごいと思います。 個人でできないことも、皆の力で何とか行政を動かしていきたい、というのが 会長さんの想いであったり願いであったりで、そこの町だけではなくて 今後は近隣町村にもそんな活動を広げていきたいと仰っていました。 会長さんの想いや活動内容に賛同して会に入会し、少しずついろいろな 活動に参加するようになったのですが、ここにきて最近ちょっぴり 違和感も覚えるようになりました(汗)。 それは先にも書いたように余暇活動をしたときのことです。 内容は支援センターの一室を借りて、そこできょうだい児も交えて 遊んでみようというものでした。 というか、少なくとも最初の案はそういう内容だったと思います。 だから参加する時の私の気持ちとしては、どの子も程度の差こそあれど 障碍を持った子ばかりで、たとえかなくんが奇声を発しても、 問題行動を起こしても肩身の狭い思いはしなくてもすむのかな~ 他のきょうだい児も一緒なら、かいくんはかいくんでその子達と 楽しんでくれれば嬉しいな、というものでした。 それぞれ子供の好きなおもちゃ(ボールなど)も持ち寄ってよいということで 和やかな感じで子供たちを遊ばせながら、他のお母さん方ともいろいろ お話をしたり情報交換をしたりできる時間になるといいと想ったのですが、 実際には活動が始まったら、子供たち一人一人の点呼から始まり その次にはゲームが始まりました。 ゲームといっても簡単なもので、障害物競争のようなものであったり 走っていって楽器を鳴らして戻ってくる、というような体を使ったゲームから エプロンシアターやお題を子供に絵に書いてもらって、他の子供たちが 何のお題なのかを当てるというようなものまで6つほどありました。 かなくんは初めての場所・人なので落ち着かず、点呼されても手を挙げず ゲームが始まってもボールプールに食いついてしまって、そこから出てこず 結局1つもゲームに参加することなく終わってしまいました(汗)。 何とかゲームに参加させようといろいろ頑張ったのですが、 かなくんは頑なに拒否。 なんだかトホホな気分で他の子供たちのゲームに興じる姿を眺めました。 かいくんも最初はゲームに参加していたのですが、すぐにつまらなくなって かなくんとボールプールに入る始末。 そんな感じで慌しく時間が過ぎ、活動終了の時間となりました。 同じ障碍児といっても差はいろいろで、それなりにちゃんとゲームに参加して 楽しんでいる子もいて、それに比べてかなくんは・・と思うとちびっと 暗い気持ちになってしまいました(恥)。 かいくんはかいくんで、彼からすると幼稚なゲーム内容にすぐに飽きて 帰宅する車中で「なんかあんまり面白くなかった」と言い放ち、母はまたもやブルーに。 実際一生懸命かなくんも参加させようとしてすごく疲れてしまい でも元々は今日ってこういう内容の活動をするんだったっけ?とも思い ちょっと中途半端な気持ちを抱きました。 後日Kくんママがこの活動について、私と同じような感想や疑問を口にして 私だけが感じたんじゃなかったんだな~と思ったものです。 会では月に一回会報も作っているのですが、この時の活動についての 報告が会報に載っていて、何気なく目を通したところこんなことが書いてありました。 ・この場を生かして、自分の子供にテーマを設けて参加させていたか。 ・きょうだい児にも聞く姿勢など声かけができていたか。 ・支援センターの職員さんの協力なくしてこの活動はできなかったが その職員さんへの感謝の気持ちを各自が態度に表すことができていたか。 ・私たちの態度が次の支援につながっていくことを忘れないで! 何ていうかですね~。 言わんとすることは分かるのですが、そもそもこんな療育的な内容の活動だったのか なんか引っかかってしまいました。 子供たちと楽しく遊べればOKと思っていたのに、「自分の子供にテーマを 設けて参加」しなければいけなかったこととか、職員さんに「感謝の気持ちを 態度で表す」こととか思いも寄らないことが書いてあってビックリしました。 自分の行動を振り返ってみても、特に職員さんに対して横柄な態度をとった ことはなく、始まりも終わりも私なりに「ありがとうございました」と頭を 下げたし、かいくんにもちゃんとお礼を言わなきゃダメだよと教えたし それは支援センターに限らずどこの施設を利用しても当然だし お礼をいうのも当たり前だし。 「私たちの態度が次の支援に繋がる」というのもよく分かりますが、 必要以上に気にしすぎなのでは?という感も否めません。 それは「障碍児」を受け入れてくれるんだから有難いよ! みんなして頭を下げなきゃダメだよ!でないと、次は受け入れてくれないよ! みたいな感じに受け取れてミョーに卑屈な気持ちを抱いてしまいます。 障碍の有無に関わらず、人としてお礼をいうのは当たり前、公共の場であろうと なかろうと利用した場所は掃除をするとか後片付けをするのも当たり前だと思うのです。 それを「私たちの会が使用することに理解を示してくださった」と最初に この活動が計画に上がったときに会長さんが仰って、それについて私は 健常児だとフツーに使用できるのに障碍児だと「理解を示して」くださらないと 使用できないってオカしくない??と思ってしまいました。 私たちの態度で具体的に何か目に余ることがあったのかそれとなく 聞いてみたのですが、会長さん以下今回の活動をするにあたって支援センターと 打ち合わせをしたり、いろいろ準備をしてくださった方々が、誰が、ということ ではなくて全体的にもう少し態度で表してほしかった、という気持ちを抱かれたようです。 打ち合わせや下準備はかなり大変だったと思いますが、終わったあとで 会報にこの内容を書くならば、最初から説明してもらえたらよかったと思いました。 かなくんには何のテーマも設けず、ただだらだらと時間を過ごさせただけですもん。 私としてはそれで充分だとも思っていたのですが。 でも、そんなテーマっているのかな? 療育の場ならばともかく、土曜日の家族でのんびりのひと時をみんなで 楽しめたらいいなと思って参加したのに、これじゃあ楽しめないなと 思ってしまったのが正直な感想。 Kくんママによると、毎月勉強会や見学会があって、そしてバーベキューなどの ひと時も、今回のようにテーマを設けての参加だったり、ある親子に対して 会長さんが「今のあなたの子供への接し方は良くないよ」と、よく言えば アドバイスなんだろうけど、まるでどこかの先生みたいに指導する場面も あったとかで、それでひいちゃって会の活動に参加しなくなってきた人も 三割くらいはいるとか(汗)。 どおりでいつもいつも同じ顔ぶればかりだったわけだ、とヘンな所で納得。 私もそうですが、参加しづらくなった方々は皆、情報交換の場というか 座談会というか、ドコも同じなんだねぇ~、みんなでいろいろ考えながら 頑張っていこうよねぇ~、というほんわかした気持ちで参加してみえたそうです。 この会も最初はそんな和やかな感じでスタートしていたそうなので 余計に最近の活動内容とのギャップにひいてみえる人が多いらしくて。 私もちょっと気持ち的に引き気味です。 どんな会もそうなのですが、なかなか運営していくって難しいですね。 スタートは志を同じくした人たちばかりでも、そのうちに方向性が違ってきたり 考えについていけなくなって空中分解することも多々あると思います。 この会が今後どうなっていくのか、この会に参加しつづけるのかも 分かりませんが、違和感を抱きつつももう少し参加してみようと思います。 長文におつきあいいただいてありがとうございました。 なんだかナニが言いたいのか、最後の方はよく分からなくなってしまい(汗) でも何となく違和感を感じたので日記に綴ってみました。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
January 8, 2009 11:27:42 AM
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