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このテーマを使わせていただくのはトピ主様に非常に申し訳ないのですが 年明けからの邦楽もろもろが、滅多に見られない内容ばかりだったので うろ覚えでありながらも書き残しておこう。 平成22年1月23日(土) 第1部13:00開演(12:30開場)、第2部16:30開演(16:00開場) ※同一演目 番組 ・喜多流舞囃子『龍虎』(装束付) シテ:友枝昭世 ツレ:友枝雄人 地謡:中村邦生 長島茂 金子敬一郎 井上真也 後見:塩津圭介 佐藤寛泰 笛:吉野晴夫 小鼓;住駒幸英 大鼓:野尻哲雄 太鼓:麦谷暁夫 ・落語『トラ とら 寅』 ~干支の新作 柳家喬太郎 ・舞踊『今年ゃ何だか面白い ~小唄の春』 立方: 唄:竹枝みち 糸:竹枝弓路 替手:竹枝みち星 唄:堀小代枝 糸:小澤満佐子 替手:堀小治洋 囃子:堅田新十郎連中 笛:藤舎眞衣 ・喜多流舞囃子『龍虎』 金沢では能がさかんですが、宝生流でございます。 といっても見たのは学校の課外授業くらいなもんで 堅苦しいし意味わからんしでした。 さん喬似の友枝さんを一度見てみたくて。 緞帳が上がったら、舞台は能舞台のあつらえ。 袖から囃方がすすっと入って位置につきます。 下手の幕が上げられ、布につつまれた大きな輿のようなものが しずしずと舞台中央に備え付けられます。 しんと静まり返った客席からは、何が始まるのかという期待感が舞台に乗り上げる勢い。 ツレ(虎だったような)が入ってくるととたんに空気ががらりと変わる。 すでに人間ではない存在になっている。 舞うと空気が切り裂かれる。 センターにあった物体の布がはがされた! と思ったら中にいたのは龍(たぶんね)。 虎と闘い、そして客席に向かい走りよりこっちをかっとにらむ。 そのたびに身体中からざざーっと生気が抜き取られる感覚に襲われる。 怖い。とてつもなく怖いのにこのまま命をとられてもよいような恍惚感。 不思議な感覚を味わった。 衣装もなにもかも素晴らしかった。 通常だとふつうの装束で行われるらしいのですが、今回はお正月の催しで 二場だけ演じるということで、フル装備だったとか。 ・落語『トラ とら 寅』 ~干支の新作 柳家喬太郎 毎年干支にまつわる落語が一席入りますが、虎に関連する落語がない。 ならば作ってもらいましょうと、創作落語でも評判が高い喬太郎さん! 一度きいてみたい落語家さんでしたので期待満面。。 虎→トラ 酒乱の職人に困り果てる親方のお話だったのだけど、うーんよくわからない。 新作でこなれてないからとか? トラになっちゃうってとこなのに、肝心の本人のエピソードが、トラというほどでもないってのが のれなかった理由です。 でも話し方はうまいなーって何度も感じて、他の落語が聞きたいです。 ・舞踊『今年ゃ何だか面白い ~小唄の春』 あでやかあでやか。 次々繰り出される小唄にあわせての踊りは、ほんとーにあでやかで楽しくて 竜宮城や雀のお宿で用意された席はきっとこんな感じだったのでしょう(笑 名手が踊ると世界が広がる。 最後は舞台客席が一緒に、三・三・七拍子。はー幸せ・・・ 当日の様子は中日新聞さんで紹介されております。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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