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2010/02/14
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カテゴリ:みる

「雪月花 四季の彩り」
平成22年2月14日(日)
13:30開演(13:00開場)


・春の巻 狂言『奈須与市語』
            野村万作
・夏の巻 民俗芸能『御陣乗太鼓』
            輪島市名舟御陣乗太鼓保存会
・秋の巻 邦楽『四季 ~夏・秋』
            藤舎眞衣(笛)、丹羽聖子(筝)、望月太満衛(鼓)
・冬の巻 京舞 義太夫『お七』
            井上安寿子(舞)、竹本駒之助(義太夫)  ほか



本日ほやほやの鑑賞。

狂言も能と同じく、学校の課外授業で・・・
いえね、見てみようと思えば、本気(能楽堂とか)ででも、軽い催しでも
学生たちが行っているものもありますし、機会はあるんですよね。
でも見てみようって思いにくいですよね。

友枝昭世さんと同じく人間国宝であらしゃる野村万作さんの狂言は
舞台に屏風のみ。
その前に静かに控える後見さんがお一人だけ。
裃を纏った万作さんが、あの有名な奈須与市の逸話を朗々と謡い上げる。
ほとんど床に座り、いざり時たま片膝を立てるくらいの動きで
思い浮かぶ狂言の型とあまりにも違うけれど
舳先につけた扇を射落とすという一見みやびでありながら、その実重責である命を
ひしと受け止める与市の姿に息をのみ
金色に輝く大きな扇が射落とされはらはらと波間に消えていくさまが目に見えるようで
謡と所作だけで大場面を演じるというスバラシさに感動した。



京舞は、京都の芸妓さんたちの舞を一身に引き受ける、あの井上流のお家元
五世井上八千代さんのお嬢様、安寿子さんと、人間国宝の竹本駒之助の共演です。

『お七』はいわゆる「八百屋お七」のことでして
イメージがどんどん濃ゆくなって
恋こがれる余りにちょっと常軌を逸してやっちゃーいけない放火をしちゃった風な。
愛・愛・情念に近い愛みたいな。
抜いた襟に赤い振袖、振り乱す髪。鬼気迫る姿なんだけれども
そうじゃなくて、ポニョだったんじゃないかと。


実際のお七はいまの中学生くらい。
まだ大人と子供の間で、むしろ幼くて
もうちょっと後に吉三と出会っていたら
分別ができてる、いやその分別を自分でコントロールできるくらいには成長してたかも。

吉三にまた逢いたくて、ほとほとと木戸を叩く様子。
返事がなくて、モウ!と地団太を踏む様子。
そこにいれば逢えるんじゃないかとじっと木戸前で待っていて
松の木から雪が落ちてきたのを、そっと払ってまた待って。

かわいくてかわいくて、幼くて、切なくて
火事になればまた逢えるんだって、つい頭に閃いちゃったの。
半鐘を鳴らして耳をすませて
半鐘を鳴らして耳をすませて
半鐘を鳴らして、遠くから応える鐘の音を耳にして

手ぬぐいをそっと髪にかけて
お七は走る。
もう少しで吉三に逢える。うれしくて。
花道を急ぎ走るお七。
舞台の上に雪がもう一降り。幕。

泣ける。抱きしめたい。



さて井上流と駒之助の共演でございますから
京都からいらした芸者さんを非常に多くおみかけしました。
もちろん金沢の三つの廓からもいらしてますのでたいそう艶やか。
半玉さんの丸髷もかわいらしく、京の友禅加賀友禅をたっぷり拝見し
眼福ちょうだいいたしました。





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最終更新日  2010/02/15 11:12:13 AM
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