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2010/06/02
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カテゴリ:映画

【オーケストラ!】



ロシア・ボリショイ楽団の元指揮者であるアンドレイは、共産主義まっさかりのブレジネフ時代に解雇され、今はホールの清掃係になりさがっている。
あるとき楽団の事務所に届いたパリからの出演依頼を偶然受け取ったアンドレイは、昔の仲間たちを集めてボリショイ楽団になりすまし、出演しようと企てるのだった。



オーケストラの映画で想像するのは?
個性的なメンバー、ひどい腕前、練習を積み重ねるうちに素晴らしいオケに変わる・・・

non! そういう映画ではありません。

ロシアの映画と聞いて想像するのは?

共産主義、貧しい生活、おびえた国民たち、シリアスな内容・・・

non! そういう映画でもありません。


オープニングが始まり、原題が現れます。
「オーケストラ」ではなく「コンチェルト」。

「コンチェルト(協奏曲)??」

どうしてコンチェルトなんだろう。疑問が浮かびます。


まんまとパリのシャトレ座の支配人を騙せたアンドレイですが、プログラムは何かとたずねられて答えます。

「チャイコフスキー・・・ コンチェルト。ヴァイオリンコンチェルト」と。


遥か昔に解散したオケが、なりすましで演奏するのに「コンチェルト(協奏曲)??」
コンチェルトならソリストが必要。
なんでそんな面倒なことを?
どうしてなんだろう??


全編を通し、笑いの連続。
国民たちは公然と国家にたてつき、(それなりに)自由に自分の意思で生活しています。
メンバーの幾人かは狂言回しとしての役割を担っていますがほとんどはその他大勢。

オーケストラを題材とした映画、ロシアが舞台となる映画。
いままでのあらゆる常識をあっさりと覆し続け、最後まで裏切り続けます。


映画の根幹となる、チャイコフスキーのヴァイオリン協奏曲はいわずと知れた有名曲で
多くのヴァイオリニストにより演奏されていますが、どれとして同じにはならない。
この楽曲の特徴は、狂気ともいえるような高揚感に聴衆を引き込むところではないかと思います。

激しく狂おしく感情を揺さぶり、竜巻のごとく高く高く引き上げてゆく。
しかし最後には歓喜のメロディーが身をつつみ、それは家族や友人に手を引かれるように
親しげに土を蹴り、空を舞う。


映画の最後はまさにその情景。
笑いといつの間にかこぼれてきた涙で、自分が笑っているのか泣いているのか分からなくなりました。


この映画はこの国でしか作りえない。
1,000円札握って映画館へ。





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最終更新日  2010/06/02 09:08:44 PM
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