星と月のおしゃべり

今日も保育園の帰りにゆうくんが遊びに来てくれました。

手にはマジレンジャーの剣と銃が･･･。

ゆうくんママに、

　「買っちゃった？」

　「うん、買っちゃったぁ･･･」

いよいよ波が来ているようです。

かい☆も一つ貸してもらって、二人でポーズ！

ママ達は何度も殺されました。


ところが、今日のゆうくんは何だかちょっとご機嫌ななめです。

かい☆が椅子に座っていると、

　「ゆうくんが　すわるー！」

と、大泣き。

かい☆は始め

　「やだ　かいちゃん　すわってるもん」

と言っていたものの、あんまりゆうくんが泣くのを見て

　「ゆうくん　すわっていいよー」

と貸してあげ、自分は立っていました。


しばらくおもちゃで仲良く遊んだあと、今度はＤＶＤを見始めました。

すると、話の終わりがけになって突然、

　「ゆうくん　おさるさん　やだ！　くまさんが　いい！」

と言って、ゆうくんが一方的にＤＶＤをデッキから出してしまいました。

　「かいちゃん　みてるー！」

とかい☆は抗議しました。


ママはこういう時、大抵は自分の子に諦めるよう説得するのですが、さすがに可哀想と思って

　「ゆうくん、おさるさん　もうすぐで終わるから　ちょっとだけ待っててね

　　終わったらゆうくんの好きなの　見ていいからね」

と言っても、今度は、

　「ゆうくん、ぞうさんが　いい！」

と、更に大泣き。（何故か「ブラザーベア」から「ぞうのエルマー」に変更）

ゆうくんママも、

　「ゆうくん！　それは　ゆうくんのわがままだよ！」

と叱るのですが、ゆうくんは泣き続けるばかり。


するとかい☆が、

　「ゆうくん　ぞうさんみていいよ　かいちゃん　もうおさるさん　みなくていいよ」

と、あっさり引き下がったのです。


普通は何てことのないことなのでしょうが、かい☆がそんな風に自分から折れることは今までなかったので、ママはとっても嬉しくて思いっきり（でも、こそっと）褒めてあげました。

最近、乱暴で困ると保育園の先生に言われて落ち込んでいたけれど、ちゃんと譲ることも出来る優しい心も持ってるって分かってホッとしました。


二人で「ぞうさん」を見た後、ゆうくんが今度は

　「おさるさんが　いい！」

と言って、結局また「おさるさん」を見たのでした。

うーん、子どもの心って難しい･･･。