｢乾坤一擲｣　橋 亭 瓦 版

当店のバイトの子、みっちゃんは製菓調理専門学校に通っている。

将来は自分のカフェを経営したいという夢がある。

そんなみっちゃん、今週は実習で「サツマイモのいとこ煮」を習ったのだそうだ。

「いとこ煮？どういうの？」

「サツマイモを煮たものです（きっぱり）」

「あ、そう(-_-メ)」

静岡の某老舗洋食店に食べに行ったらしい。

ビーフシチューを食べてきたのだそう。

「どうだった？」

「はい。ビーフでした」

（ほう。ビーフねえ・・・そりゃそうだわな）(ーー;)

「どういう味とかさ、盛り付けだったとかさ、そういうこと訊いてるんだよ」

「あ！シチュービーフ！って感じじゃないやつですよ」

(((（ ;ﾟДﾟ)))がーんシチュービーフウウウ？なんだ、そりゃ？初めて聞いたぞ！

「ほら、ビーフシチューって、ビーフ！シチュービーフはシチュー！じゃないですかぁ」

（こいつは、俺をからかってるとしか思えん）щ(ﾟдﾟщ)ｶﾓｰﾝ

シフォンケーキを作って持ってきてくれた。

「メレンゲはハンドミキサーでやったの？」

「あ、手でやりました」

（ほう）と、素直に関心。卵白4個以上だと手で泡立てるにはちょっと女の子では大変だからだ。

「きめ細かいメレンゲを作りたかったんですぅ」

（*^_^*）えらい！

「で、卵黄をハンドミキサーで・・・」

ｷﾞｬﾊﾊﾊ!!☆ミヾ(∇≦((ヾ(≧∇≦)〃))≧∇)ﾉ彡☆ﾊﾞﾝﾊﾞﾝ!!

逆だろが！

卵黄ごときで使うなよ！洗うのが面倒になるだけだろ！

と、そんなみっちゃんであるが、なぜか他店からもスカウトされ明日からウチと掛け持ちで仕事することになった。

ま、がんばってくれたまえ。

|・д・)＜またね！

｜彡サッ

きょうのＢＧＭ　「炎のたからもの」カリオストロの城