案山子の世界

久しぶりに高知城へ行った。相変わらず貧素な城だ。大阪城、姫路城とは比べ物にならない・・・って当たり前だが、もう少し具足や書画を展示して欲しい。別のところに宝物館があるが、辺鄙な場所なのでほとんどの観光客は城だけを見て帰ってしまうのが現状。うちの町の城でさえ、お姫様所有の茶釜があるわさ。（真偽のほどはわからないが）
さて、功名が辻も佳境に入っているが、この山内一豊、私的には大嫌いな部類だ。千代が主人公みたいなものなので大河ドラマは見ているが・・。どちらかといえば長宗我部元親にロマンを感じる。お城も浦戸にあったほうが景観もいいだろうに。

さて、山内一豊何故に嫌いか・・

まず功名というが巧妙に書き換えて欲しい。いい馬を買ってのぶながの気を引いたり、他の大名からの知恵で、軍議の時に家康におべっかを言ったりやることが巧妙である。
次にさしたる功名もないまま、土佐一国を与えられたため、統制に手間がかかり、相撲大会と称し有能な民を皆殺しにした。特に一領具足の連中を迫害した。

思えば長宗我部時代の郷士が、山内時代の上士よりも有能で、竜馬や半平太のような幕末の英雄を排出した。