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カテゴリ:歴史
浮世をば 今こそ渡れ 武士の名を 高松の 苔に残して 備中高松城、城主清水宗治の時世の句。 連休にぶらりと中国路へ旅に出た。途中、トロッコ列車で瀬戸大橋を渡り、のんびりと吉備線に揺られ、鈍行で2時間半の旅。場所は備中高松。説明する必要もない程、歴史上の有名地。 高松城跡地を目指して歩く。程なく池に囲まれた場所に着いた。昨年の連休には目を楽しませてくれた、菖蒲の群生がまだ咲いていない。今年は一週間ぐらい遅いらしい。残念。 それにしても、歴史の分岐点のこの地、連休中にもかかわらず、訪れる人が少なく、なんとなく寂しさを感じてしまった。資料館の中も閑散としていて、展示品もすくない。係りの人としばし歓談。やはり資料が少ないのは敗戦のせいだと知る。納得。 清水宗治公のりっぱな備前焼が唯一輝いている。それにしても、映画で舟上での宗治公は美男子と決まってるが、その顔は土着の豪族といった風。秀吉軍なんのその、小早川隆景に忠義した気骨を感じた。 帰りは接続の関係で4時間以上かかってしまったが、5月の吉備路を堪能した一日だった。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2007.05.06 13:34:07
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