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テーマ:たわごと(26901)
カテゴリ:歴史
紫電改の鷹
知ってるだろうか?確かちばてつや作、少年サンデーだったかな。漫画は成人してからは殆ど読まないし、いい年こいたおっさんが、漫画見てるの側で見てると、大丈夫かな?なんて思ってしまう。でも考えてみれば、子供のころ胸躍らせて読んでいたこのような漫画があった。 硫黄島からの手紙など、戦争映画が多くなってきた。最近も鹿児島の知覧基地を舞台にした映画が作られた。思えば、大西滝治郎が提案した特攻隊の攻撃は体当たりではなく生還をも視野に入れていたはずなのだけど、最初の特攻で艦爆の関行男大尉が敷島隊を引き連れ、あまりにも戦果をあげたため、体当たりが使命となってしまった。彼の故郷は私の町の近く、秋川雅史と同じ伊予西条市だ。 さて、こんな戦争末期にも、源田実率いる、第343航空隊(剣隊)という、航空戦重視の精鋭部隊が、松山基地にいた。紫電改を駆って米軍を壊滅させた空中戦もあった。そんな一機が南予の御荘という、小さな町に展示されている。そこはこの飛行機一機のために建物を作っている。それだけ重みのある飛行機だ。 紫電改は黙して語らないが、不幸にして御荘の海底に眠ることになったけれど、パイロットは最後まで生還を望んでいたと推察する。自爆するなら海面で機体がバラバラになっていただろう。ここに蘇った機体をみていると、けっしてゼロ戦のようにスマートではないが、戦争末期に大空を駆って米軍を蹴散らした勇猛果敢な姿がよみがえってくる。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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