ジョン・ウィリアムス
ジョン・ウィリアムスというと、10人中7,8人がロンドンフィルのジョン、スピルバーグのジョン(笑)を思い浮かべることだろう。でも、案山子にとっての最初のジョンは、セゴビアの秘蔵子で端正な顔立ちのギターの貴公子だった。彼は透き通った中に鋭い感性が見え隠れする演奏、難しい曲も難なく淡々とこなす天才ギタリストである。七三に分けられた髪、ロイド風のメガネ、そう、ちょうどハリーポッターのよう(笑)さて、話は変わるが、スペインの生んだ天才ピアニストであるイサ-ク・アルベニス。とにかく彼の曲は実にクラシックギターによく合う。まるでギター曲を想定して作曲したようだ。(想定した曲もあるのかな?いいかげんなのでよくわからへ~ん。誰か調べて見てくださいな)そんな中でも、セビーリアが大好きで、フラメンコ風の泥臭い中にキラキラ光る美しいメロディがちりばめられたすばらしい曲だ。かの村治佳織が苦手とした曲。これは余談(笑)そこで、ジョンが弾くセビーリアの演奏をYou Tobeで検索。ありましたよ。びっくらする画像が・・・・。もう少しで腰抜かすとこでおましたがな。な、なんと!何がって?端正をうりもののジョンのいでたちが・・・・・長髪にアスコットタイ。ほんまたまげてしもうたわ。多分、ヒッピーがはやったころかな?ただ、現代につながるように、前頭葉の部分の髪が少し後退してますけど・・・。ジョン・ウィリアムス。何年もギター以外の趣味に傾倒し、すべて無くしてしまい、そんなとき何となく買ったCD。それがジョンの弾いたバリオス集。円熟の極みを感じるとともに、自分のギター魂(そんなんあったっけ?)に火をつけてくれた。彼を見ていると、芸術家に終着点はないんだと思った。常に進化し続けているジョン。まだまだ自分を魅了することだろう。