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2010年04月22日
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テーマ:文鳥(380)
カテゴリ:文鳥飼育
2月6日に初の産卵をしてから4月10日までの間、ピコちゃんは不規則な間隔でとうとう8個も卵を産んでしまいました(繁殖目的でも1シーズン平均は5個)。
ネット上の色々な文鳥情報を見ても「繁殖の予定もないのに産卵行動をするのは大変な体力消耗で良くない」とあるし、8個中6個が軟卵だったのも気がかりなので出来るだけ産んでくれない様に注意したつもりなのですが、注意や認識はまだまだ甘すぎたようです。
ともかくこの状況について対策をとるべく4月17日に行きつけのお医者へ連行しました。
初産卵以後、産むたびにゆがんだ軟卵という普通ならざる状況だったので携帯で撮影して記録をとり続け、エクセルで書類にして担当医さんへ見せましたら、「この珍しいケースが分かりやすくまとまっているので一部もらっていいですか?」とホメられました。やはり記録をとり続けるのは大事なことです。
ピコカルテ
それはともかく
この「不規則な間隔で多産」というのが珍しいケースなのだそうで、普通の繁殖期なら「連続で5個産み続けてから抱卵開始」が正しいはずです(そうしないと孵化にバラツキが出るため)。
そして先生との問診を進めてゆくうちにどうも
もともと繁殖期と換羽期が明確に分かれているはずのフィンチ類に、それらが明確に分かれていないインコ類のような接し方をした
のがそもそもの原因ではないかという推察が出てきました。
つまりインコを飼ってた時の感覚で「一緒にいるときはいつも放鳥&過剰なくらい構って」いたために終始性的な刺激を受け続け、それが際限ない産卵に結びついたようなのです。
3月以降になるとケージの扉を自分でカチャカチャ突っつくのを「放鳥の合図」として覚えてしまったようで、ケージから出ているのが当たり前と思っているのかもしれません。
手乗りとして飼い始めたのだからいまさらその習慣を取り上げるわけには行きませんが、かといって要求に際限なく応えてしまうのはもっとマズかったようです。
これからはインコを飼ってた時の接し方はリセットして、もう少しフィンチらしく対処してゆかねばなりません。その対処というのは「本来はケージの中にいるのが普通」ということです。
直接手で接触するような遊びの時間をもう少し減らして、性的な刺激(求愛ダンスやシッポ振り、狭いところへの潜り込みや手のひらに乗せるなど)を与えないことを徹底しなければいけません。

もう一点、肥満についても不安があったために相談をしました。参考書と首っ引きで観察したところ、「お尻の周辺に肉が付き、羽根が後ろでピタリと合わない」ように見えるのです。
体重を量ったところ肥満と普通のボーダー状態。エサを見る限りは「エゴマ」や「ナタネ」などの高脂肪な飼料は入ってないようなので過剰な食事制限は必要ないようですが
どうも「好きなモノから食べる」という習性のせいか、エサを新しくつぎ込むたびに唯一の高脂肪な「カナリーシード」を集中的に食べていたようです。
コレについてはエサをむやみに注ぎ足さずに、「カナリー以外のものもきちんと食べてから追加する」作戦で何とかなりそうです。
この肥満もカルシウム不足(=軟卵)と関わるところがあるようなので、「遊び制限」と「計画的な食事」の組み合わせを繁殖シーズンが終わるであろう4~5月中まで続けて
総合的・全体的な改善を狙いたいところであります。
あとは小ワザとして、「目の前にボレーの粒を見せてケンカかたがたに突っついてくるように挑発」して一粒でも多くボレーを食べさせる事などもやるようにしました。
「口に入れたつもりでペッと吐いちゃう」作戦で排除されることがありますが。
温度管理ももっと楽をしようとサーモスタットを投入して機械的に管理することにしました。余計な気を回さずに済んでいるので「来シーズンまで待とう」なんてのんきに構えずに買ってよかったです。

それにしてもセキセイインコを飼っていた時はこのような手間どころかケージの水洗いや消毒までやらないくらい適当で雑な飼い方をしていたようで
思い起こすと「よくも鳥好きなどと自称出来たものだ」と今更ながらに呆れます。そんな扱いだったから元気でも短命だったのかも知れません。
インコたちの無念をよく反省して、全力を持って育ててゆきたいと思います。
ゴミつき





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最終更新日  2010年04月22日 15時15分41秒
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