665317 ランダム
 HOME | DIARY | PROFILE 【フォローする】 【ログイン】

林鳥巣のどっちらけ

林鳥巣のどっちらけ

【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! --/--
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

PR

Profile

林鳥巣@SRB

林鳥巣@SRB

Category

Recent Posts

Archives

2024年11月
2024年10月
2024年09月
2024年08月
2024年07月
2008年12月02日
XML
カテゴリ:読々ゾンビ


地元の書店になかったので、隣県U市にて購入。
敢えてamazonでの購入を控えたのは、この地方でも一人買いましたよ、と統計に加えて欲しかったからなのだが、まぁ致し方ない。余り関係ないね、そもそも。

裸者と裸者 愚者と愚者に続く応化戦争三部作完結編。
未完であるため、後半部分から「覇者と覇者 下」と章が打たれており、その頁を見ただけで今は亡き著者を想って少し泣く。
二十年にわたって続いた近未来日本の内戦が迎える新たな局面は、しかし未完部分の200頁程で終結するとは到底思えない熱い混沌をほとばしらせていた。

「我らの祖国」との首都最終決戦と新政府樹立、戦後処理の中で愛すべき主要人物が次々と死んでいくが、前巻同様 読み進みながら戦闘描写と政治的プロセス、陰謀、民衆のうねりに興奮し、惨禍に胸痛め、椿子たちの愛らしく豪儀な痴態に勃 起し、笑い、また泣いた。
本当に素晴らしい小説で、著者の逝去により未完に終わったことが心の底から惜しまれる。
また「愚者と愚者(上)邪悪な許し難い 異端の」から読み直すかな。

★★★★★






お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  2008年12月03日 03時41分40秒
コメント(0) | コメントを書く
[読々ゾンビ] カテゴリの最新記事


Free Space

Favorite Blog

B級人間 ~日々の… ネコ玉@EFSFさん
中央学院大学 野戦… 野戦研部員さん

© Rakuten Group, Inc.
X