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カテゴリ:ドラマ・映画
大作戦場ギャグ映画「マイウェイ 12000kmの真実」見た。 感想:ドンゴンとオダジョーは異能生存体 オダジョーは一人で何輌もの戦車を肉薄攻撃で撃破、二人ともボコボコにされた上冬のロシアで一晩吊るされても死なず、挙句銃弾を肩や腹に食らっても山越えを果たして脱走。 エネミーラインばりの主人公補正である。 韓国映画にありがちだが、どれだけ名優揃いでも(※いつもの演技をしているはずなのに)日本人俳優の出演シーンはどれも違和感ありまくり。 オダジョーみたいな無茶苦茶な将校も実在したろうとは思いますが、台詞がわざとらしくてなあ・・・。 はっきり言って、戦隊物でよくやる子供向けの演技みたいな臭いがした。 それだけに韓国人俳優が韓国語でしゃべるシーンはナチュラルで、見ると安心してしまうという。こと強制的に徴兵されてからは兵隊コントが秀逸で、腹を抱えて笑えるシーン多数。 いや、その日本軍が「グッド・バッド・ウィアード」に出てきたメキシコ軍・・・もとい日本軍そのまんまだったり、ノモンハンの戦闘シーンで「横一列に並べた燃料満載のトラックをソ連戦車に体当たりさせる」とか意味不明な特攻してたり(火牛の計か何かっすか?)兎に角大胆な演出・・・というか荒唐無稽なので、意図的に笑かしてくれるシーン以外でもたっぷり笑福を頂けるのだけれども。 山本太郎は嫌な上官役をしていたが、顔が端正すぎて見た目につまらなかった。もっとアクの強いオッサン顔の悪役を使って欲しかったけれども、それだと女性ウケが悪いと思ったのだろうか? 韓国のお笑い芸人キム・イングォンが二次大戦、否、日清・日露でも見られたようなマージナルな朝鮮人像の正に象徴として、多面的で魅力溢れる人物イ・ジョンテを好演していて、この映画のキャラとしては一番のお気に入り。 場面転換にやたら「砲撃で失神 → (二年後・・・)」という同じパターンを何度も繰り返したり、展開や構成が強引すぎて正直全体としては余りよくできた映画とは言い難いが、彼の活躍を拝めただけでも御の字、元は取れること請け合い。 それに、昭和のひと頃と違って今時の日本製の戦争映画には、こういう愉快な兵隊コントで笑かしてくれる作品ってないでしょう。 辛気臭くて面白くない。 それに比べたらずっとマシ! しかし、あの内容でも韓国国内では「親日」と叩かれ興行は振るわなかったとか・・・残念なことではあるが、本当にソレが理由だったのか、それとも単に粗雑な出来のせいだったのかは僕にはわかりません。後者も大きいと思うよ。 それと、ティーガーなんか一輌も出てこないし、筋書きもドイツで配属される部隊の種類も全然違うので、韓流ハッピータイガーは言い過ぎな気がする。 着想や企画の段階で何か影響があったかどうかまでは知らないけれども。 因みに高槻やよいは出てなかった。
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Last updated
2012年01月16日 21時32分42秒
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