僕は一人では寝ないの
こんばんは、ジャッキーです。
お昼のお弁当を一緒に食べて、僕は目が覚めました。本当はもっと寝るつもりだったのですが、目が冴えてしまって眠れなくなったのです。
そこで僕はお父さんに「相手をして！」作戦を発動したのです。
第一作戦：陽動作戦を仕掛けました。お父さんに可愛らしい声で、注意を引いて相手をして貰う・・・・。完全な失敗でした。何も反応してくれないのです。
第二作戦：街宣作戦を試してみました。大きな声で僕の相手をするように何回も繰り返して叫く・・・・・。これも失敗です。お父さんは耳の傍で大声を出しても、夢中になって居たら判らないのでした。
第三作戦：演武作戦をしてみました。ベッドの上で獅子舞をしたのですが、これも振り返って呉れる事もありませんでした。
第四作戦：突撃作戦を敢行しようとしたのですが、お父さんの椅子とソファベッドの間が、離れているので、僕は突撃出来なかったのです。
第五作戦：偽装作戦に最後の望みを掛けました。僕は喉に何かが詰まったような声を出して、苦しそうに暴れて見せました。これには、お父さんも引っ掛かり、慌てて僕の所に来て呉れたのです。僕は横になったまま、右手をお父さんの方に伸ばします。お父さんは僕の手を握って、身体を撫でて呉れました。作戦成功です！
その後、僕の仮病はばれましたが、お父さんの椅子の横にピアノの椅子を置いて貰って、その上に座らせて貰いました。直ぐ隣に座ったので、僕はちょっかいを始めます。お父さんは邪魔そうにしていますが、僕をベッドに戻そうともしません。隣に居たのでは、やはり思うように撫でて貰えませんでした。
ですから、同じ椅子に一緒に座らせて貰ったのです。そうすれば、空いている左手で撫でて貰えるので、僕は暫く撫で続けて貰ったのです。時間が経つと椅子に座っているのも窮屈なので、僕はベッドに戻して貰いました。
満足した僕は、大きなキティちゃんと一緒に寝る事にしたのです。
代筆者：お父さん
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