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カテゴリ:家づくりのたいせつな話
おはようございます、 紙太材木店の田原です。 週明けからは本当の梅雨明けのようですね。 ビールが美味しくいただけそうで、今から楽しみでもあります。 昨日の日経新聞に「冬の電力確保へ総力戦」とありました。 休止中の火力発電所6基分の電力確保を目指すとあります。 先般の政府の節電要請は記憶に新しい所ですが、 今年の冬は夏より電力不足が深刻と予想されるとあります。 同じ紙面で欧州では節電ならぬ、 「節ガス」へ緊急計画とあります。 ウクライナの戦争の先は見えませんし、たとえ紛争自体が終わっても 世界のエネルギー問題は戦争前には戻らず、 早急に解決の目途がつくとは思えません。 そんな中で四国電力や北海道電力では、 相次いで燃料調整費の上限の撤廃を発表しています。 昨日の四国電力の発表では今年の11月から上限の撤廃の予定で、 家庭向け低圧自由プランで 15%~20% 約3000円/月の値上がりになるとあります。 中部電力管内も時を経ずして同様の可能性があるわけで、 これから家を建てようと考えている方が真っ先にすべき防衛策は、 エネルギー消費の少ない家にすることですが それには順番があります。 最初に 断熱性をできるだけ上げておくこと。 エネルギーを使わなくても、暖かさが確保できる住まいにすること。 先ずこれが最優先となります。 Ua値で言えば0.3前後までは断熱性の向上に特化すべきです。 これは、現在のところ投じた金額と その金額で得られるUa値の最適数値と考えられます。 つまり、Ua値を上げるために必要な金額が 0.3前後までは比例的に伸びていきますが、 そこを過ぎると格段に伸びが悪くなります。 これは現在の断熱技術の技術的な限界で、 更なる伸びは将来の技術革新を待つ必要があります。 例えば、 厚さ5ミリのシートで クロスに張れば 厚さ10cmのグラスウールと同じ断熱性のある 断熱材が発明され 安価に供給できるとかいうケースです。 上記の数値的、性能的、金額的な根拠は、 高性能な住まいを建てている工務店であれば把握していますから、 予算規模に合わせてのシュミレーションもできるはずです。 上記が出来て初めて、太陽光パネル。 次に、蓄電池でしょうか。 不確実な時代に突入した今、どんな性能の家を建てるかは 交換の必要はありません。
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Last updated
2022年07月22日 07時47分13秒
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