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食わず嫌い、練習嫌いなベース弾き。

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2007年09月26日
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カテゴリ:親バカ
大変有意義な講演を聞いてきました。
道央でスクールカウンセラーを行っている臨床心理士のためになる話です。

学校という現場では、実に様々な問題が起こります。
いじめや登校拒否に加え、複雑化する子ども達の心の闇。

学校だけでなく、家庭におけるモラル・教育力の低下、虐待など。
追い打ちをかける自己中心的なモンスターペアレンツの存在。

先生方大変ですね。
また、思春期のお子様を持つ親もいろいろと大変でしょう。

昔に比べると質が悪くなっているような気がします。
私も、いつ、子ども達に寝首をかかれるかわかりませんからね。

専門家の立場から見た学校現場とはどういうものなのか、これらの問題に対しどのように対処しているのかということをお話して下さり、現場で使えそうないくつかの手法を手ほどきしてくれました。

まず、対面的コミュニケーションの伝達内容について説明していただきました。
「言葉の意味」が1割弱、「聴覚的要素」が4割弱、「視覚的要素」が5割強だそうです。

何を言っているかというと、私が部屋で大きな音で楽器を弾いているとします。
家内が大きな声で、かつ怒った口調で「うるせぇー、このタコ!」と注意すると思います。

案の定、私はフレーズを間違えてしまいます。
ボリュームが大きかっただけなのに怒られていると思い、緊張、萎縮してしまったのだと思います。

聞いていない訳じゃないのですが、視覚的要素及び聴覚的要素から怒られている、叱られていると判断してしまっていたわけです。

見た目が9割とかなんとかという本もあったと思いますが、言葉よりも、アクセントやイントネーション、それよりも表情や態度の方が相手に伝わっているということです。

言い方を変えると間違えなくなりますし、言われたとおりすると思います。
例えば、ニコニコしながらやさしい口調で「ちょっとボリューム下げてね」とか。

このように、言い方ひとつでも相手が受け取る印象や感じが変わるということです。
当たり前のことですが、子どもに対しては当たり前のことがなかなかできないのですよね。親って。

売り言葉に買い言葉ですものね。
頭ごなしに叱ったり、些細なことで口げんかしたり。言葉同士では平和にならないようです。

ということで言葉よりも視聴覚に訴えた方が相手によく伝わるということがよーくわかりました。
それから相手の話をよく聞くことも大事だとおっしゃっていました。

次に問題解決のアプローチについてお話していただきました。
専門的な話になるのかなと思いましたが、わかりやすく説明してくれましたよ。

まず昔からある伝統的な病理モデル。
これは現在から過去にさかのぼって何が原因だったのかを分析して問題解決を図るやり方。

しかし、これは学校現場においてはあてはまらないケースが多いそうです。
予防とか原因が特定できている場合には効果的なんだそうですが。

重箱の隅をつつくようなやり方よりも、どうしたいのか、どうなりたいのかという過去よりも未来に目を向けた方が問題解決につながるようです。

まず対応に必要なものとして資源(リソース)。
その問題に使えるもの、使えそうなものを探すわけです。

学校現場は冷蔵庫と同じ。家庭も同じです。
開けて何があるのか、どうしなきゃならないのかを考えなくてはなりません。

例えば、この学校にはドラムはあるけどベースは置いていないなとか、先生の中でバンド経験者がいるなとか。それらを上手く活用すると、私がその学校にベースを持っていくとライブができるってな具合に。

無いものを探したって何もできませんから使えるものを探す方が何かの時に使えるという発想です。
カウンセリングではそれを見つけることが重要だそうです。

さて、人は行動プログラムやパターンで性格を判断していますよね。
そうなのです。行動が変われば性格も変わる。

ということで変わらないと思うことが性格の変化を妨げるようです。
心当たりありませんか?どうせやっても何も変わらないって思ったこと。

それを取り除いてやるのが解決へとつながるわけです。
ですから相手を絶対的に信頼しなければなりません。

今度は解決について考えてみましょう。
何が原因よりもどうしたいのか、どうなるとよいのかをいっしょに考えることです。

子どもは自分で解決策を考えられません。見えていないというよりもそういうことをしたことがないからです。
必然的未来像像を作る作業をおこなって、どうすればいいのかどうしなきゃならないのかというイメージを明確にします。今できるアクションを確認して、無理・無謀なときはハードルを下げます。

私で例えると、バンドやっているにもかかわらず練習嫌いです。これではいつまでたっても上手くなりません。

練習嫌いな原因を見つけることよりも、まず練習させるためにはどうしたらよいか考えます。
最終目標は、バンドでちゃんと演奏すること。そのためのアクション、ステップを確認します。

練習は嫌いなのですが、音楽を聴くのは好きなので(リソース)そのバンドで演る曲を毎日聴いてもらうことにします。

次に、簡単そうな曲を1曲練習してもらいます。
完コピはできないと嫌がるので、8割の出来でいいと納得してもらって取り組んでもらいます(ハードルを下げる)。

というように、未来像をイメージし、ステップが見えてくるとそれに向けて動けるようになります。
いきなりやれっていったってできませんからね。

もうひとつ、「外在化」というキーワードあります。
その前に「内在化」を説明しないといけませんね。

内在化は、その人の問題がその人の中にあるようなことを指します。
例えば、楽器を弾くのが下手くそな人は、人から下手くそとかいわれると余計に傷つきますし、どうせ私は楽器弾けないとか思って、動けなくなります。

その問題を外に出すのが「外在化」です。
例えば、うまく弾けないのはその腕ではなくて、楽器やアンプが悪いとかというふうに、その人ではなく、それ以外のモノに置きかえてしまいます。

そうすると、本人も含めて関係者が主体的に取り組め、問題行動が解決を助ける資源になり、共同作業が関係をよくする、ユーモアが生まれるといった効果・効能が働きます。

このへなちょこ楽器が歪んでいるから変な音が出ていたしうまく弾けなかったんだよ。これを直せばいい音で弾けるよ、てな具合に。

すると、その気になって上手い下手を別にしてバリバリ弾くかもしれません。
現場では推量や希望では解決にならないですが私流に解釈するとこんな感じです。

ほかにはスケールクエスチョンというものも教えていただきました。
ここでは説明を割愛しますが、ほーっなるほどという話が聞けたわけです。

専門家の方やこれらを実戦されている方がこの日記を読むとちょっと違うんじゃないという部分もあろうかと思いますが、自分なりに子ども達の接し方や問題解決の方法が理解できたような気がします。

この講演で聞いたことをひとつでもふたつでも家庭で活かせればなと思います。
この関連の書籍も発刊されているようなので、機会があれば手にとって読んでみたいと思います。

【まとめ】
・褒めるときのコツ 短く・具体的・断定的
・資源を有効活用する
・シリアスな話ほどユーモアを交えて

先に書いたのと全然結びつかないのですが・・・。


【追記】
どーも、タイトルと本文がかけ離れているのでタイトルを変更させていただきました。
それでも当初とあまり変わらないかな?





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最終更新日  2007年09月26日 22時23分49秒
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