遠く彼方へ…。

まだ夫への面接の連絡なし。カナダから良い知らせ届くといいけど、どこまで期待してよいのやら…。傷つきたくないから「まあ無理だろうけどね。」なんて思うのも一つの手段だけど、やっぱり前向きな気持ちが成功への切符だと思うから、この際おもいっきり期待してみる！

自分の香港での就職活動をふと思い出した。
夫は大学での仕事が決まっていたので、それに付いて行くかたちとなった私。一人香港のあの狭小マンションで夫の帰りを待つのは絶対精神衛生状良くないし、一応日本での仕事がのってきた矢先の寿退社だったのでまた仕事をしてみたかった。

職探しは予想通り難航した。どこのエージェントでも労働ビザがない人は難しい。と言われ同じ台詞の連続に飽き飽きしていた頃、何社かは面接まで辿りつけた。結局最後には、ビザの問題に加え、自分の能力不足と力及ばず内定までいかなかった企業数社。「私ってダメだわ。このままダメかも。」のんきな私がこの時は随分沈んだ。ビザなどの欠点をカバーできるほどの能力があればまだしも何もない自分が情けなくて。自分に自信がなくなるって怖い。
結局ビザをすんなり取ってくれる日系企業に巡り会え、採用していただいた。そこでの仕事はあまり好きにはなれなかったが、面接の時私個人を見て、好きになってくれた、その他の企業にはなかった姿勢、ビザを快くアレンジして下さった懐の大きさには常に感謝していたので、なんだか嫌いにはなれなかった。拾われた捨て猫の心境？？
そんな感じで無事就職できた私。

次は夫の番。夫には私と違って素晴らしい能力がある。ビザの問題をも挽回できる実力だと信じている。自分を信じ、力を信じる。そうすればきっと道は開けると思う。まだ今は長いトンネルの中かもしれないけど、もうすぐ見えてきますよ、明るい光が！！！