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『どろろ』

この映画は、乱世の覇者となるべく魔物と契約を交わした父の代償に、その肉体を四十八の魔物に奪われた百鬼丸が、自分の体を取り戻すための旅をする物語です。絶望の中で、体を取り戻すためだけに生きていた百鬼丸が“どろろ”と出会い、変わっていく。戦で天涯孤独の身となり、復讐だけのために生きていたどろろも、百鬼丸と出会い、変わっていく。二人は何度も困難にぶつかり絶望しながらも、生きていく意味を見つけ出していきます。ちょっとネタばれになってしまって申し訳ないのですが…私が一番印象に残っているのは、百鬼丸と、父親、母親、弟が対峙する場面です。それぞれの思いや心の動きがスクリーンから溢れ出してきて、心臓がぎゅっとわしづかみにされたような気持ちになりました。誰の気持ちもよく分かりすぎて、胸が苦しくなりました。時代や登場人物の設定は多少違うようですが、手塚治虫が原作の漫画で伝えようとしたメッセージは、間違いなくこの映画にも託されていると思います。だだのヒロイックファンタジーではありません。そこには、弱さから時に迷い、不安を抱え、絶望しながらも、明るさや勇気を失わず、何度も立ち上がる力を持っている「人間」の姿が描かれています。私はこの映画を観て、生きる意味について考えさせられました。もしも今、迷ったり悩みを抱えている方がいたら、是非観ていただきたいなと思いました。答えが見つかるわけではないかもしれませんが、うつむいていた人がほんの僅かでも顔をあげようと思ったり、立ち止まっていた人が少しでも前に進もうと次の一歩を踏み出す気持ちが湧いてくるような、そんな小さなきっかけになる映画ではないかなと思います。…以上、冷静になった寒梅の『どろろ』の感想でした♪さてさて、ここからは非・冷静な(笑)感想文で～す♪♪子供の頃からかっこいいヒーローに弱い私、久々にやられた～～～☆と思いました。。。妻夫木くん演じる百鬼丸のかっこいいことといったらアナタ！！んもう、身もだえしてしまいそうなくらいです(*´｀)切なそうな表情に胸が締め付けられ、魔物と格闘するアクションシーンでのギラギラした瞳にはどきどきし、そして何と言っても、その笑顔に私は完全にやられてしまいました(*´｀)はぁ。。。妻夫木くん自体はそんなに大好きというわけではないのですが、彼が演じる百鬼丸が、ものすご～～～っく私の理想のタイプなんですもう一度だけでいいから、映画館の大きなスクリーンで会いたいです～～～(*´｀)←さっきからこの顔ばかりですね(笑)何だかんだと言ってきましたが(^^ゞとてもよい映画だと思いました。是非とも続編を製作してもらいたいなぁ☆『どろろ』原作☆手塚治虫監督☆塩田明彦主演☆妻夫木聡・柴咲コウ主題歌☆Mr.Children「フェイク」

『マリー・アントワネット』

映画『マリー・アントワネット』を観てきましたマリー・アントワネット生誕250周年にあたった2005年に、実際のヴェルサイユ宮殿で撮影されたそうですこの映画のテーマカラーはピンク歴史的な重々しさはほとんど感じられず、マリー・アントワネットをフランス王妃としてというよりも、マリーという一人の等身大の女性として描いている映画です色とりどりのドレスかわいらしい靴流行の髪型甘～いお菓子や恋夜通しのお遊び…ヴェルサイユ宮殿を舞台に繰り広げられる出来事の何もかもが豪華できらびやか女の子の憧れの全てがつまっています(*´｀)マリーを演じるキルスティン・ダンストがとってもキュートくるくる変わる表情が魅力たっぷりですでも、さすがにここまで民衆のことを考えずに税金を使って遊びまくっていたら、革命が起きて当然だとも思いましたが(;^_^A最も愛され、最も憎まれた伝説の王妃、マリー・アントワネット。なぜそうなってしまったのか…彼女の心の内側を丁寧に描いたこの映画を観たら、きっと分かります☆歴史の教科書には載っていない、ベルばらにも描かれていない(笑)、マリーの素顔に迫ったポップでキュートなこの映画、おすすめです(比較的公開したばかりの映画なので、あえてあまり詳しく書きませんでした。)ちなみにオスカルさまは出てきません監督/脚本☆ソフィア・コッポラ主演☆キルスティン・ダンスト

「武士の一分」

水曜日は映画が1000円で観賞できるので(女性のみ♪)、時間が合うと会社帰りに一人で映画館に立ち寄ります(^-^)今日は「武士の一分」を観てきました☆山田洋二監督、木村拓哉主演で話題になりましたよね！ストーリーはあえて省き、一言感想を述べます。『一本芯の通った男でなければ！！』感想というか、私の理想の男性像です(笑)そういう人と、お互いに尊敬し合い、成長しながら、共に歩んで行けたらと思います。映画の中でそんな主人公にそっと寄り添う妻のかよをイメージして、梅の花の写真をupしました♪去年の三月に湯河原梅園で撮った写真です。確かこの頃、おくらブログの深夜人BBSに遊びに行くのが楽しみだったことを思い出しました。一年って早いなぁ(*^_^*)(2007/1/11,1:32:19)

天使の卵

写真は、私がよく会社帰りに寄る映画館から見える夜景です。信濃川に街の光が映ってゆらめいています。オレンジ色の街灯も綺麗。映画よりも、この夜景をずっと見ていたくなることもしばしばです☆水曜の夜に観たのは、「天使の卵　エンジェルス・エッグ」です。恋愛映画は普段あまり観ないのですが、村山由佳さんの原作小説を高校生の頃に読んで印象に残っていたので、懐かしさもあって観に行ってきました(^-^)ここからは思い切りラストの感想などを書いてしまいますので、これから観に行こうと思っていて内容を知らない方は、ここで読むのを打ち止めしてくださいね。映画は、美大を目指して浪人中の19歳の歩太（あゆた）と、8歳年上の精神科医、春妃（はるひ）との恋愛物語です。春妃は、歩太の彼女の実のお姉さんだったり、歩太のお父さん(心の病気で10年近く入院中)の主治医だったりして、二人の間には様々な壁があります。辛い出来事が起きる中でも、歩太の一途な想いが頑な春妃の心を動かし、二人は結ばれます。歩太役の市原隼人くんの恋する切ない眼差しに、観ている私も胸がぎゅっと鷲掴みにされてしまいました。こんな瞳で見つめられたら、誰だって恋に落ちちゃいます(*^_^*)しかし、ここでHappy endにならないのです。。ようやく幸せになれた二人なのに、それは長く続くことはなく…。春妃がお腹の痛みを抱えて病院に運ばれたのですが、極度のアレルギー体質の彼女は、その時の薬が原因で亡くなってしまうのです。お腹の中には、歩太との赤ちゃんがいました。天使の卵を大切に抱えたまま、やさしい笑顔で天に昇っていったのです。映画は、春妃が亡くなってから四年後の、春妃の妹であり、歩太の彼女でもあった夏姫（なつき）の視点で描かれています。美大に合格したにもかかわらず、ショックからバイトに明け暮れる日々を続ける歩太に、夏姫が救いの言葉を贈ります。歩太に、春妃の死を受け入れ乗り越える力が湧いてきて、もう一度春妃の絵を描くところで、映画は終わります。幸せと悲しみがいつも同時に感じられた映画でした。それはきっと、春妃の優しくはかない笑顔が、映画全体を包み込んでいたからだと思います。一番幸せな時に死んでしまった春妃は、とてもかわいそうだと思いましたが、一番幸せな気持ちのままで死ぬことができたのは、それはとても幸せなことなのかもしれないな、そういう風にも思いました。少しうらやましい。私は何故か悲しい場面では泣けず、歩太と春妃が一緒に笑っているところを見ていて、ふいに涙が出そうになりました。二人の運命を知っていたからかな？なんて☆小説も、というか、私はどちらかというと小説の方がおすすめです。ここまで書いておきながらナンですが(笑)

キャンドルナイトに☆

今夜はキャンドルナイト私は誰かが誰かを好きになる瞬間を、この目で見てしまいました。誰かを好きになると、どうしてあんなに人はかわいくなってしまうのか、どうしてあんなに胸がいっぱいになるのか、どうしてあんなに、生きる力が湧いてくるのか……。今日は、映画「タイヨウのうた」を観てきました。誰かに恋したことがある人は、スクリーンの中の二人の気持ちがあまりにも伝わりすぎて、観ていてきっと胸が切なくなります。ただの恋愛映画でも、お涙ちょうだい映画でもございません。ましてや売り出し中の歌手のプロモーション映画でもございません。太陽みたいな男の子に恋をした、歌を歌うことが大好きな女の子の、一生懸命に生きた夏の、物語です……今年も湘南の海にビキニ着て泳ぎにいくぞ～～～おすぎとピーコもビックリな、映画評論でした映画評論家なのはどちらでしたっけ？(;^_^A

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