今日も暑い一日でしたね。職場近くの某ホテルの外壁に、早々と「ビヤガーデン解禁」の垂れ幕が掛けられていました。先日衝動買いしたキリン一番搾りのビールサーバーが明日到着予定なので、当面は自宅で生ビールを楽しむ予定ですが。
今夜は夕食を控えめにしたもので、目の前に食べ物の幻影がちらついて弱ります。そう言えば、先日の休暇日に作った豆ご飯がめっちゃ美味だったなあ。たまたま近所の品揃え豊富な青果店で今が旬の国産グリーンピースを見つけたので、栗原はるみさんのお勧めレシピで作ってみたらバッチリでした。私は赤飯、レンズ豆の煮込み、ポークビーンズ等の豆料理が昔から大好きなのですが、あいにく嫁が好まないので休みの時じゃないと食べられないのが悩みです。
さてBGMですが、ショパンの夜想曲第1番が聴きたくなったのでルービンシュタインのCDを取り出して来ました。嗚呼、この久々のラルゲット!録音当時、巨匠は何と78歳。枯淡な風合いと暖かな音色がたまりません。ルービンシュタイン=ショパンのイメージが物語る通り、第一級の盤として後世に語り継がれていくことでしょう。第2番のアンダンテも最高ですね。しかし全曲聴き通すには、いささか夜も更けすぎましたか。
この巨匠は、とかくエピソードに事欠かない人だったようです。ショパン国際ピアノコンクールの審査委員長として優勝した若き日のマウリツィオ・ポリーニを「我々の誰よりも上手い」と絶賛したり、飾らぬ人柄で即席コンサートをスペインの高級娼家で開いたり。はたまた最晩年まで無類の女性好きでバイセクシャル。結局やりたいように人生を楽しみ天寿を全う、享年95歳!悲愴感漂うサンソン・フランソワの弾くショパンとは異なり、懐の深さを感じるのもむべなるかな。あらら、何だかんだで1枚目が終了。えーい全曲聴いてから就寝しましょう。