今日も嫁の足の具合が悪く、一日家事の全てを引き受け自宅で過ごしました。
昨日炊飯器のフタが何故か炊飯途中に開いてしまったせいで、芯が残って持て余していた2合分のご飯をどうしようかと考え、ブランチ用にリゾットを作ることにしました。にんにくのみじん切りをバターで炒め、ざく切りにした玉ねぎ、春キャベツ、ロースハムを投入。野菜達がしんなりしたところへ主役のご飯を加えて軽く炒め、ミネラルウォーターとコンソメスープの素を加えてコトコト煮込み、伯方の塩と荒挽き胡椒で味付け。
仕上げにちぎったスライスチーズを加え、溶けるまで軽く煮込んで完成!幸い味も嫁の評判も上々で、残りは夜にオーブンで焼いてドリアにしたらこれも旨い。冷蔵庫の在庫処分もできたし、たまに作る男の料理も悪くないと自画自賛でした。やっぱり手料理を美味しいと言って貰えると嬉しいものですねえ。近々、正月に作って以来ご無沙汰しているローストビーフにもチャレンジしてみましょう。
さて今夜のBGMは、リストのピアノ・ソナタです。男性顔負けのアルゲリッチの打鍵が素晴らしい定評のある1枚ですが、気分的にやや重いのでアラウの盤に変えてみたら、こちらの方がしっくり来ました。どちらも南米出身の名ピアニストなので、その流れでキューバ出身・ボレットのリスト作品集に鞍替え。「ラ・カンパネッラ」が心地よく胸に響きます。
世界に名だたるリスト弾きの三者三様の解釈を楽しみながら、今宵の酒は南米産ワインかキューバ産ダークラムとするのが粋かと思いホット・バタード・ラムを作ろうとしたものの、あらら、バターはリゾットを作った時に全て使い切ってた!よって手軽な芋焼酎・黒伊佐錦のロックを一杯ひっかけて就寝です。お後がよろしいようで。