ここ数日色々ありましたが、何とか妻に誕生日を祝って貰えました。プレゼントのネクタイとケーキに感謝です。
最近は洋服の1枚も買ってあげられずに申し訳ないと思いながら、些細なことから詰らぬ口論に発展させてしまう自分はまだまだ未熟です。「未熟であること。独りであること。それが私の二十歳の原点」、原文は違っているかも知れませんが、高野悦子の独白に衝撃を受けてから二十年以上経過していながら、あらゆる面で成長していない自分を唾棄したくなります。今は独りでなくなったのだから、手を取り合って歩まなければいけないのに。クイーンの「手をとりあって」が聴きたくなりました。
今はバーンスタイン+バイエルン放送交響楽団のトリスタンを聴いています。超スローテンポと揶揄されがちな盤だけれども、第一幕の前奏曲からして絶品としか言いようがない、私にとって最高の愛聴盤です。ブルフィンチ作「中世騎士物語」を読みながら、逆巻く波のような弦の響きに身を任せる。。このまま永遠に時間が止まればいいと思いながらも、生活と折り合いをつけなければいけないのが辛いところですね。
私の人生も折り返し地点に到着しました。残りのゴールまで何年かかるか判りませんが、できるだけ悔いのない生き方をしていきたく思います。それではおやすみなさい。
※バーンスタイン盤は輸入盤でしか入手できない模様ですので、甲乙つけ難い2枚を推奨盤として挙げさせて頂きます。