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カテゴリ:クラシック
我が福岡ソフトバンクホークスが交流戦を連覇しました!春先の惨状を考えれば、全く奇跡的な躍進です。2試合を残している横浜戦で1勝すればセントラルの全球団に勝ち越す「完全優勝」となるだけに、何としてでも勝利して欲しいですね。
またパシフィックの首位チーム・日本ハムが阪神に惜敗したため、とうとう同率首位に躍り出ました!ここまで獅子奮迅の活躍を見せているイケメンルーキー摂津投手、巨漢助っ人ファルケンボーグ投手の二枚看板の頑張りに尽きますねえ。個人的には両投手を交流戦MVPに推したいところですが、対照的にクローザー馬原投手の劣化ぶりが目について仕方ありません。今夜も背信投球をしでかした訳ですから、中継ぎ降格が妥当でしょう。秋山新監督の英断に期待しています。 野球ネタはこのくらいにして、今夜のBGMはブラームス「アルト・ラプソディ」にしました。文豪ゲーテの抒情詩「冬のハルツの旅」にメロディーを付した、ブラームスの声楽曲の代表作ですね。この詩は幸い手元の「ゲーテ詩集(四)」に収録されていました。第1節のみ引用してみましょう。 翔りゆけ、わが歌よ。 重い朝の雲の上に かるい翼を休めて 獲物の方を見はるかす かの禿鷹のごとくに。 -「冬のハルツの旅」- 竹山道雄・訳(岩波文庫) 時は疾風怒濤(シュトゥルム・ウント・ドラング)時代、正確には1776年。当時27歳の若き詩人がドイツ北部のハルツ地方を旅した時の心情を吐露した作品ですが、ブラームスはアルト独唱を主役に据えて、男性合唱と管弦楽を絡ませました。ファスベンダーの情感溢れる歌とシノーポリ+チェコ・フィルの相性も抜群で、宗教曲「ドイツ・レクイエム」をより一層音楽的に純化させた傑作と思います。 それでもずっと聴くと重々しいので、カラヤン指揮「交響曲第2番」にCDを変えてみました。晩年の法悦的境地とベルリン・フィルの重厚な響きが調和した、帝王三度目で最後のブラームス交響曲全集の1枚です。それでは夜も更けたので、ここらでおやすみなさい。 ※残念ながらシノーポリ盤は楽天市場で入手不可。よって、レヴァイン指揮+オッター歌唱+ウィーン・フィル盤を挙げさせて頂きます。
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最終更新日
2009.06.17 01:44:19
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