久しぶりに妻の晩酌に付き合い「キリン樽生一番搾り」を飲んだところ、グラス1杯程度で酔いが回ってしまいました。まもなく枝豆の美味しい季節になろうというのに、これではいけません。体力の回復に努めなくては!
洗濯物干しと皿洗いを終えたところで、いざPCと対峙。U様の最新ブログに書かれていた叙情まんが「小さな恋のものがたり」のチッチとサリーを思い出しながら、ユーミンを聴くことにしました。私にとっては何故か「小恋=ユーミン」のイメージが昔から強いのです。
今も現役で活躍中のユーミンですけれども、やはり瑞々しさ溢れる1stアルバム『ひこうき雲』~ビッグヒット「守ってあげたい」収録アルバム『昨晩お会いしましょう』辺りまでの、最も創作力が旺盛だった時期が大好きです。中学時代に初めて買ったレコードが初期のベスト盤『YUMING BRAND』。名曲「あの日に帰りたい」から珠玉のバラード「翳りゆく部屋」までの全10曲を何度も繰り返し聴きました。
さて、今宵のBGMは『MISSLIM(ミスリム)』です。ヴァージョンは若干違えど先のベスト盤にはこの2ndアルバムから4曲も選ばれており、自他共に認める初期ユーミンを代表する傑作と言えましょう。発表から実に35年もの歳月が経過しているにもかかわらず、その魅力は未だ色褪せずに聴き手の感性を捕らえて離しません。
映画「魔女の宅急便」挿入曲「やさしさに包まれたなら」、ソーダ水を満たしたグラスの向こうに貨物船が透けて見える「海を見ていた午後」、早乙女愛の拙いカバーが懐かしい「魔法の鏡」、無名時代の山下達郎&大貫妙子がコーラスを担当した「12月の雨」「瞳を閉じて」と全く名曲揃いですが、今夜一番聴きたかったのが「私のフランソワーズ」。フランスの国民的歌手、フランソワーズ・アルディに捧げられたユーミン屈指の絶唱です。うーん、聴くたびに時間が止まりそうだ。。
アルディと言えば、何と言っても「さよならを教えて/Comment te dire adieu」ですね。切ないメロディーとアンニュイな雰囲気がたまらないこの名作は幸いyou tubeにも多数アップされていますので、一聴をお勧めします。それではここらでおやすみなさい。