週に一度の休みということで、妻と二人で恒例の食料品その他買い出しに出かけて来ました。彼女が牛乳パックやお茶のペットボトルのような重量物を持てないので、運転手兼鞄持ちですね。私も本来は箸より重たい物を持てない優男なのですが、お陰で日々鍛えられております。
大型スーパー内の靴専門店を通りがかったら、珍しく本革ビジネス・シューズが半額で売られていたので、これ幸いとばかりに3足まとめ買い。これで暫くは足下だけでも快適な通勤ライフが送れることでしょう。先日なんて靴の踵の底に空いた穴から小石が入り込んだみたいで、歩くたびに足下でコロコロ音が鳴りっ放しという恥ずかしい思いをしましたからねえ。スーツのみならずワイシャツ、ベルト、シューズetc、全く馬鹿にならない買い物です。
夕食は行きつけの回転寿司店で、お腹いっぱい食べて来ました。余り人には教えたくない、魚屋直営の穴場的名店です。今日のお勧めは脂の乗った金目鯛で、1皿2カンで税込105円という信じられない安さ!中トロやインドマグロの赤身も1カン105円で食べられるので、買い物の際には必ず立ち寄っています。今が旬のイサキ、アジ、桜海老や生しらすの軍艦巻も抜群に旨かったなあ。これで貝類が充実していれば言うことなしですが、今日も十分堪能させて貰いました。ハリソン・フォードそっくりの店長さん&桜金造に瓜二つの板前さん、今日もご馳走様でした♪
今夜のBGMは、ポール・マッカートニーの1stソロアルバムにしてみました。西インド諸島の小鳥たちがついばむために並べられた真っ赤に熟したサクランボの実と、その果汁を満たしたお皿の写真が印象的なジャケットでも有名ですね。とかくデモテープさながらの未完成さが仇となって批評家からは徹底的にこき下ろされた作品でしたが、絶頂期のポールにしか為し得なかったキラー・チューン「Junk」「Teddy Boy」「Maybe I'm Amazed」収録作として、高校時代からずっと愛聴して来ました。特に絶妙な転調が眩しすぎる「Teddy~」、ロッド・スチュワートの絶唱でも名高い「Maybe~」には聴くたびに感服させられます。全編を覆うアット・ホーム的な質感も心地よく、何時までも手元に残しておきたい名品ですね。
続いて2ndアルバム『ラム』に盤を交換。希代のメロディ・メーカーが本気になって作り上げた、ソロ時代の代表作であり傑作です。元同僚の3人を揶揄した「Too Many People」「3 Legs」、ビートルズ時代の佳曲「Your Mother Should Know」を思わせる「Dear Boy」、後年のウイングス・サウンドに繋がるハードな曲調の「Smile Away」、卓越した生ギター・テクニックを披露する「Heart Of The Country」、汲めども尽きぬポップ・センスで満たされた「Eat At Home」、ビルボードチャート・ナンバー1獲得曲「Uncle Albert/Admiral Halsey」、そしてドラマティックに繰り返される「We believe that we can't be wrong」(僕等は間違っちゃいない)のフレーズが感動的な隠れ名曲「The Back Seat Of My Car」と、もう完璧なアルバムとしか言いようがありません。傑作シングル「Another Day」もボーナス・トラック収録されていますし、たとえ生活苦に陥ろうとも決して手放せない盤ですねえ。
極上の音楽に浸りつつ、これも安売りで買い求めた「不二家LOOKチョコレート」を紅茶のお供に頬張りながら、憂鬱な月曜日に備えるとしましょう。妻の分を残しておかないと、普段は隠れている角がにょきにょき生えてくるので気をつけないといけませんが!それではここらでおやすみなさい。