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カテゴリ:映画(洋画)
今週はずっと暑さにやられっ放しでした。なんとか1週間を乗り切れてやれやれです。
日曜日の前日ということで、事前に妻にリクエストしていた「ニンニクたっぷり手作り餃子」を腹いっぱい食べて鋭気を養ってから、ブログを開設したら語ってみようと思っていた生涯の映画ベスト10について、考えてみることにしました。 私が映画にのめり込むきっかけは、小学4年生前後まで遡ります。現・テレビ東京の東京12チャンネルで、年末に朝から夜まで洋画がまとめて5本放送されたことがありました。その時のプログラムに含まれていた1本に心奪われてしまったのですね。黒澤明監督の傑作「七人の侍」のリメイク版、名匠ジョン・スタージェス作「荒野の七人」がそれでした。 後年何度となく観返した名作で、こちらについては後日じっくり語らせて頂きたく思いますが、本格的に洋画・邦画にのめり込んだのは二十歳を過ぎてからでした。ある映画ガイドブックをパラパラ読んでいた時に目に飛び込んできた東京女子大名誉教授・猿谷要さんのコメントに、すっかり感化されたしまったのですね。原文を次に引用してみます。 「学生にもよく言うのですが、独身末期にはよい映画を見なさいというのが私の持論です。人情の機微がわかってきた時期に見た映画は、人生においても深い思い出を残します」(原文ママ) ちょうどNHKの衛星放送が始まった頃で、それこそとびきりの名作がガンガン放送されていましたし、ガイドブックを参考に近所のレンタルビデオ店にも足しげく通って、相当の本数を観て来ました。大半を自宅で鑑賞した訳ですから「映画=映画館派」の方々にはお叱りを受けるかも知れないと思いつつも、それらの真髄は大いに私の感性を刺激してくれましたねえ。猿谷先生の発言は全く真実でありました。この場を借りて御礼申し上げます。 さて、取りあえず洋画のベスト10を考えてみました。年代順に、国別のバランスも考えた結果です。作品に対する思い入れは追々触れていきますが、ベスト20でも当然足りないくらいなので、涙を飲んで圏外にした作品についても語っていきたく思います。それではまた。 (表ベスト10) ※製作年/製作国/監督 1 わが谷は緑なりき ('41/米/ジョン・フォード) 2 素晴らしき哉、人生! ('46/米/フランク・キャプラ) 3 肉体の悪魔 ('47/仏/クロード・オータン=ララ) 4 赤い河 ('48/米/ハワード・ホークス) 5 欲望という名の電車 ('51/米/エリア・カザン) 6 道 ('54/伊/フェデリコ・フェリーニ) 7 処女の泉 ('60/スウェーデン/イングマール・ベルイマン) 8 若者のすべて ('60/伊/ルキノ・ヴィスコンティ) 9 マドモアゼル ('66/英/トニー・リチャードソン) 10 1900年 ('76/伊=仏=西独/ベルナルド・ベルトルッチ) (裏ベスト10) 1 スミス都へ行く ('39/米/フランク・キャプラ) 2 無防備都市 ('45/伊/ロベルト・ロッセリーニ) 3 陽のあたる場所 ('51/米/ジョージ・スティーヴンス) 4 静かなる男 ('52/米/ジョン・フォード) 5 ジュリアス・シーザー ('53/米/ジョセフ・L・マンキーウィッツ) 6 モンパルナスの灯 ('58/仏/ジャック・ベッケル) 7 恋人たち ('58/仏/ルイ・マル) 8 情事 ('60/伊/ミケランジェロ・アントニオーニ) 9 天国の門 ('81/米/マイケル・チミノ) 10 ストレンジャー・ザン・パラダイス ('84/米=西独/ジム・ジャームッシュ)
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最終更新日
2009.06.28 17:02:34
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