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本厄サラリーマンの「感動の記録」

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2009.07.23
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カテゴリ:映画(洋画)
今日はモンゴメリー・クリフトの四十三回目の命日です。私が生誕した時点で既に物故者であった訳で若い人にはその神通力も及ばないことでしょうが、十代初めの頃からブロードウェイの舞台で鍛えた確かな演技力と翳りを帯びた表情が印象的な、1950年代を代表するハリウッド屈指の二枚目俳優でした。

私のモンティ初体験映画は、社会派フレッド・ジンネマン作品『地上より永遠に(ここよりとわに)』。真珠湾攻撃前夜の米軍兵士達の人間模様を通して戦争の悲惨さを痛罵した傑作で、1953年のアカデミー賞では最優秀作品賞を始めとして8部門でオスカーを獲得しています。今となってはバート・ランカスターとデボラ・カーの海辺の情事シーンばかりがクローズアップされてしまう、気の毒な作品でもありますが。実際、封切り2年後にはビリー・ワイルダーも『七年目の浮気』で同シーンを面白おかしく茶化しており、私も大爆笑させて貰いましたねえ。

話を戻せば、本作の主役は明らかにモンティでした。上官の惨い虐待によって急死したフランク・シナトラ演ずる同僚の死を悼みつつ、涙を流し続けながらトランペットを吹き鳴らすシーンが忘れられません。幸いYOUTUBEでも確認可能でしたので約20年振りに観返しましたが、モンティの美しさと存在感に思わず溜め息が零れました。当然オスカー像を獲得するかと思いきや、残念ながらウィリアム・ホールデンに持っていかれちゃいましたねえ。『ジュリアス・シーザー』でアントニウスを神懸り的に演じたマーロン・ブランドも、残念な結果に終わってしまった年でした。

【映画 『地上より永遠に』 より】


モンティの名作を思い出す都度、私の胸は熱くなります。セオドア・ドライサー「アメリカの悲劇」が原作の名匠ジョージ・スティーブンスの傑作『陽のあたる場所』では、最高に美しかった時代のエリザベス・テイラーと共演。全世界の映画ファンに衝撃を与えたモンティとリズの代表作ですね。二人は後年エドワード・ドミトリク作品『愛情の花咲く樹』でも共演していますが、私のお気に入りは断然前者。他では『赤い河』『女相続人』『私は告白する』『終着駅』辺りが、この希代の名優を語る際に決して外せない作品です。別の機会に語らせて頂きましょう。

【映画 『陽のあたる場所』 より】


この当時のモンティは正しく飛ぶ鳥を落とす勢いで名声を高めていきました。しかし好事魔多し。オスカーには最終的に4度もノミネートされながら遂に果たせず、どういう訳か各界の天才が陥り易いドラッグ&アルコールに耽溺したり、1956年には交通事故で顔面を損傷したりと散々な目に遭遇。テネシー・ウィリアムズ原作『去年の夏突然に』ではキャサリン・ヘプバーン&リズに完全に存在を消されてしまい、アーサー・ミラー原作『荒馬と女』に至ってはクラーク・ゲーブル共々マリリン・モンロー&イーライ・ウォラックに食われたばかりか作品そのものが凡庸な出来で、嘗ての栄光も翳りゆくばかりでした。

スタンリー・クレイマー作品『ニュールンベルグ裁判』で復活の兆しを見せはしたものの、その後は人気が次第に凋落。健康も害していき、遂に1966年の本日、心臓発作に襲われ46歳の若さで急逝。天才には波瀾万丈の一生が宿命付けられているのでしょうか?それでもモンティの魅力は逝去から数十年後の遠く離れた異国の地に暮らす私にも、はっきりと伝わっています。次代を担う若き映画ファンにも彼の素晴らしさが語られていくように祈りつつ、私の最も好きなシーン、名匠ハワード・ホークスの傑作『赤い河』における28歳のモンティ初登場場面を紹介させて頂きましょう。

【映画 『赤い河』 より】


物憂げな表情で草を齧りながら、ジョン・ウェインに対し「ミズーリ?」と呟く時のイケメンぶりはトム・クルーズを完全に凌駕していますねえ。西部劇というジャンルを超越した傑作ですので、映画好きの方には是非観て欲しいなあ。いやー、それにしても何という男伊達!最後に多数のスチール写真を紹介して筆を置きます。おやすみなさい。

【スチール写真あれこれ】


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最終更新日  2009.07.24 02:35:22
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