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カテゴリ:ソウル
今夜は珍しく酔っ払っています。あんまり暑いので、サントリーオールドで強めのハイボールを作りました。あては賞味期限切れ寸前の生ハムと雪印のカマンベールチーズでしたが、やっぱり生ハムは旨いですねえ。私はベーコン、ハム、ソーセージ、生ハムと豚肉の燻製品が大好き。自由に使える庭があったら桜のチップやら何やらを買い込んで作ってしまいたい!やばい、久しぶりのアルコールなので卒倒しそうだ。。
さて、今日はソウル・ミュージック界の怪人、アイザック・ヘイズの一周忌。初めてヘイズを聴いた時に先ず驚いたのが、その余りにもお粗末な歌唱でした。「歌が下手くそな黒人もいるんだなあ」、そう思い知らされた黒人ミュージシャンとして忘れ難い存在ですが、そのブラックな感覚は大いに魅力に富んでおり、これからも新たなファンを増やしていくに違いありません。 音楽的には完全にアルバム主体の人でしたね。1967年のデビューから2年後にビルボードR&Bチャートのナンバー1に輝いた、スキンヘッド・ジャケットでもお馴染みの『Hot Buttered Soul』からバート・バカラックの名曲「Walk On By」&ジミー・ウェッブの傑作「By The Time I Get To Phoenix」をお聴き下さい。オリジナルのディオンヌ・ワーウィック&グレン・キャンベルの歌唱と比べると、ヘイズの独自性がより明瞭となりますねえ。 【ウォーク・オン・バイ/アイザック・ヘイズ】 【ウォーク・オン・バイ/ディオンヌ・ワーウィック】 【フェニックスへの道(抜粋)/アイザック・ヘイズ】 【フェニックスへの道/グレン・キャンベル】 その後は怒涛の快進撃!発表したアルバムが軒並みR&Bチャートナンバー1を獲得。全面的に係わった映画『黒いジャガー』のサウンドトラック盤とテーマソングに至っては、それぞれビルボードPOPアルバム&シングルチャートの頂点に駆け上がっちゃいました。ここでオリジナル&ライヴ・ヴァージョンをお楽しみ下さい。聴き手の脳髄を刺激する、フェロモンが臭い立つようなヘイズの猥褻な囁きがたまりません。ああ、これぞソウル・ミュージック! 【黒いジャガーのテーマ/アイザック・ヘイズ】 【黒いジャガーのテーマ(1973年ライヴ)/アイザック・ヘイズ】 チャート的には1970年代の後半頃から急激に下降線をたどりましたが、脳梗塞で身まかるまでブラック・ミュージック界屈指の大物としてリスペクトされ続けた偉人です。日本でも人気を博した大人のアニメ『サウスパーク』では怪しいシェフ役で声優を務めてもいましたねえ。スタジオ録音以上に刺激的な、絶頂期の2枚組ライヴ盤も忘れずに推奨しておきましょう。それではまた。
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最終更新日
2009.08.11 01:49:28
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