ZEPPIN de G&S「まぼろし生ロール」を食す+リリー・クラウス「モーツァルト/ピアノ・ソナタ全集」を聴く
二日連続でキリン樽生一番搾りの余韻に浸りつつ、PCに向かっております。実はビールと同時に「まぼろし生ロール」なる面妖なネーミングのロールケーキも衝動買いしていました。本日解凍後に食してみたのですが、結論的には羊頭狗肉もいいところ!謳い文句の「軽い口当たり」というのは風味とコク不足の裏付けです。どうしてこのケーキが「楽天ランキング16週連続1位」なんだろうか。全く理解に苦しみます。40%オフの1,260円でも高すぎるし、ましてや定価の2,100円なんてとんでもない。ジンバブエの超インフレじゃないっつーに。同じ値段を出すならば、地元のちょっとしたケーキ店に足を運びますね。同梱注文「柔熟フロマージュ」の方がまだマシでしたが、久々に失望した買い物でした。上質の音楽で口直しすべく、今夜のBGMはリリー・クラウスのモーツァルトにしました。1956年録音の旧全集で、モノラルながら音質は良好。評論家の宇野功芳氏が昔から激賞していた盤ですね。私の所有する5枚組セットの解説書でも「これを理想のモーツァルトと呼ばなければ、そんなものはこの世に永久に実現しはしないであろう」とまで書かれておられますが、確かに深遠なる精神性を感じます。イ短調K.310、イ長調K.331「トルコ行進曲付」等はその最たるもので、目を閉じると天上の世界に誘われそう。先頃来日してくれたマリア・ジョアン・ピリスがドイツ・グラモフォンに録音してくれた全集と共に、生涯離せない逸品です。お勧め! リリー・クラウス(p)/リリー・クラウスの芸術 4 モーツァルト: ピアノ・ソナタ 第4集(CD)イ短調K.310収録! ユニバーサルクラシック ピリス/モーツァルト:ピアノソナタ集イ長調K.331収録! 最後の演奏会巨匠バックハウス、最後のK.331!