冠婚・葬祭・森羅・万象

飛騨高山の街並みが崩れようとしている。
あっちこっちの空き地に高層マンションが計画されている。

駅前の国分寺の美しい寺社の隣にも高層マンションが建っている。
そして古い町並みの陣屋跡付近にも高層マンションが。
駅前にも。
総社という大きな神社の付近にも。
そして黄色い反対運動の旗や、横断幕が張られている。

確かに冬が厳しいためにマンションの需要があることは確かだけれど。

もう日本の町並みの崩壊は京都だけでいいのです。
京都は東京になりたいって変化しました。
それでも京都は広いのでまだ救えます。

古都高山は小さい街です。
高山は合併でとてつもなく大きな「市」なりましたが。
いくつもの温泉もあります。
朝市も続いています。
街を歩くのがとても素敵なところです。
コンパクトな素敵な街なんです。

行政の怠慢なのでしょう。きっと。
豊かな資源に気づかずにどんどん開発を許可する。

都会人のエゴかもしれませんが。
リトル東京は沢山いらないのですよ。

反対運動といえば葬祭会館の建設でも反対はありますが
町並みを崩すことはなかったように思います。
そう高山でも。
開発側の勘違いなのかもしれませんが。

出張で日本各地を回っていて感じる
同じ町並み。同じ駅前。
そして同じ色の住宅地。
沿道サービス街道。

ボーっとしてると、東北か関東か北陸か関西か九州か分からない。
写真では見分けがつかなくなってきた。

ふるさとは大切にしたいもの。
古都も日本の財産です。
市民、行政、国すべてが痛いとなり考え保存しなくては
美しい国日本は実現しませんね。きっと。