箱物行政と活性化の大変さ
昨日 石川県七尾市から商工会の皆様が兵庫県神戸市長田の商店街活性化について視察にこられました。長田は1995年1月17日早朝に起こった阪神・淡路大震災により1000人以上の死者を出し街も壊滅的なダメージを受けました。その後地元の皆様が長田の復興に様々な手法を取り入れられて今ではその傷跡が判らないほど新しい街に替わっていました。新しい街ですがやはり箱物行政はここでもしっかりと行われており新長田駅南側には新しい高層・中層マンションがニョキニョキと建っています。商店街はあるものの ビルインの商店の活性化はなかなか大変そうでした。中高層のマンション郡。今は良いけれど高齢化がもっともっと進むと街のコミュニティー形成が完全に崩れてしまうと考えるのは私だけなのでしょうか?界隈のない開発人が戯れる集まる場所がないのです。そんな街で様々なイベントを考え、行いそして活性化を図られた株式会社神戸ながたティ・エム・オーhttp://www.kobe-nagata-tmo.comの皆様は素晴らしい方々です。今長田は映画資料館や お好み焼きなどで地域おこしをされています。私は神戸出身者ですが 元町より西へ行く事がありませんでした。実は今回が初新長田なのです。だから震災前の長田は知る由も無く今の長田の開発スピードに吃驚。そして将来に不安です。お年寄りが安心して住める街若者が寄って来る街サラリーマン世帯が安心して生活できる街にするにはやはり活性化をする人々が必要なのです。建物はあくまでも「箱」でしかありません。「箱」のデサインはとても重要ですがその「箱」をどのように活かすかは「人」の知恵と行動力です。私たちがお手伝いしている葬祭業界も「箱」が沢山建築されています。その「箱」創りのお手伝いをしていますが「箱」を活かす為のご提案をしてもなかなかどうして関心を持たない皆様が多いのです。一言に「活性化」といっても様々な手法がありそして行動力が必要になってきます。「箱」に魂が入り常に『箱』が人が集う場所になるには『活性化』という知恵と行動力が必要になります。来春JR新長田駅前に18メートルもある「鉄人28号」が現れるそうです。街の活性化をするときに地域の歴史や情報をくまなく調べた結果鉄人28号の作者が神戸出身者だった事や 日本でも有数のお好み焼き屋の集積地であったなど地元を再発見し再活用しておられるのです。地元を知る地域未着マーケティングに必要な第一歩です。商店街の活性化の勉強ではありましたがとても有意義な一日でした。株式会社神戸ながたティ・エム・オーの皆様ありがとうございました。住みよい街づくり頑張って下さい。