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2007.04.01
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カテゴリ:お葬式
葬祭会館はいわずと知れた葬儀をする場である。
葬儀とは死者を弔う儀式である。
葬儀社はその葬儀を滞りなく進行する裏方であった。

はずであるが今は違う。
葬祭会館が出現してから葬儀社は絶対的に表舞台に立っている。
それは悪いことではない。
けれど
儀式の主役は故人でも喪家でも会葬者でもない。
実は僧侶などの宗教者なのだ。
無宗教葬は別として宗教者がこないと儀式は進まない。
だから主役なのだ。

葬儀会館の出現によりサービス業としての要求がとても
高くなってきた葬儀社。
今は迷っているのかもしれない。
しかし
どうしても人的サービスよりも物のサービスに偏りがちであり
儀式でのサプライズを追及し
祭壇舞台の照明やその祭壇のしつらえ、ビデオ映写
舞台の装飾などにとても勢力をつぎ込む葬儀社の経営者やスタッフが多い。

当然、葬祭会館のリニューアルや新築デザインを生業とする私においては
すべてを否定するものではない。

葬祭会館は多額の資金をつぎ込んだ施設である。
資金をつぎ込んだら回収しなければならないし
回収できなければ倒産ということもありえる。

舞台装飾や照明も大切だしビデオの放映も大切だ。けれど
それだけで葬儀の受注が増える事はありえない。

葬祭会館イコール葬儀をする場所と地域の皆様が認知しているならば
葬儀に関する情報や、死に対する情報、その周辺情報をもっともっと
流すべきでは無いだろうか。

死は生きている限り避けられない。
けれど意識の中では避けている。
死をいつかは迎えるのだから、自分の死について、葬儀について
真剣に考えなければならないし、
考えてくださいとのメッセージを送ってもいいのではないのか?

またNPOや消費者団体にそのような場所を葬儀社としては
提供すべきではないのだろうか?

寺社の敷居よりも葬祭会館の敷居の方がひょっとしたら低いのかもしれない。
葬祭会館のデザインが美しく街に溶け込むようになってきた
今だからこそできる最大の販売促進ではないのだろうか?

葬儀のときだけお寺さんを紹介してくれる親切な葬儀社が多い。
なんだか虚しい。
それならば地域の寺社の皆様と葬儀の情報を共有する、
勉強会や説法会を葬祭会館で開催してもらう事もできる。
まあそのときだけ仏教徒には難しいかもしれないけれど。

葬祭会館は
街の「死」や「お葬式」に対する情報館であり
街の「新しいコミュニティー」を司る館であってもいいような気がする。

多額の宣伝広告費を使ったり祭壇周りを豪華絢爛にするような
狩猟型の販売促進から

コミュニティーを作り、遺族のネットワークを作り、死についての勉強会や
宗教家の話を聞いてもらう。
料理教室があってもいいじゃない。いけばな教室があってもいいじゃない。
両方とも常日頃から生業としているプロでしょ。
いろいろなことを
地域の皆様とともに考えそして自社を理解していただく。
お葬式を考えていただく。
そのような耕作方の販売促進に変わってきたように思うけれど、それは私の独りよがりかな?

日本人は農耕民族だから耕作方販促には双方がなれているように思うのだけれど。






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最終更新日  2007.04.01 08:24:57
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