冠婚・葬祭・森羅・万象

昨日　大切な大切な人の葬儀を終える事が出来ました。

私の母代わりだった叔母。

長い入院生活の後の往生でした。

とても親切な病院。

亡くなったあと　叔母を身を清め
着替えさせて下さり
そして美しく美しくメイクアップして下さいました。

とても穏やかに表情に私たち夫婦も感激しました。

心電図や血圧計が０の数値をさしている時に
お葬式の話はなかなか出来ないものです。

夫婦どちらともなく「どうする？」と

ただ私の仕事柄本来ならば葬儀のプランなどを決めておかなければならないのですが
お恥ずかしい話、なんの準備もしておりませんでした。

まだまだ叔母は元気だと思っていたから。

葬儀社の知り合いは沢山いますが　
夜中に電話をするわけにはいきません。

病院からの勧めで普通の人々が経験するパターンをと

葬儀社の紹介を病院に依頼しました。

親切な病院だから変なところは紹介はしないだろうとの読み。

美しく化粧をされた叔母と霊安室で待っていると
お迎えに来て頂いた葬儀社の方はとても親切。

葬儀会館をお持ちでない葬儀社。

私たち夫婦で叔母の葬儀は家族のみで自宅で行おうと決めていたので
無理にいろいろな物を勧められる事もなく　自宅に叔母を帰す事が出来ました。

自宅前には葬儀が行える場所もあるのですが
入院が長かったのでどうしても　家から出してやりたかったのです。

東京にいる長男や妹の家族、叔母の兄弟などが集まり
通夜を行いました。

葬儀社が用意してくれた生花の他に
妻が梅や季節の花を買ってきて生けました。

そして叔母が好きだった食事を家族で食べ語り飲み
笑いとてもアットホームな通夜でした。

僧侶には来て頂く事なく。

そしてお葬式。

母の頼みで告別式だけは真言宗の僧侶に読経をお願いしました。

出棺も葬儀社の方々のお気遣いで
家族全員でとてもとてもいい最後のお別れをすることが出来ました。

好きだった食べ物や私や妹の子供達のお宮参りに着て行った
お気に入りの着物を着せて。

火葬を待つ間に
近くの料理店で親戚家族が集まり会食をしました。
季節の食材を使った会席料理。

叔母が好きだったものを取り混ぜて。

急なお願いにも快く引き受けて下さった料理店に感謝。

とてもとても美味しかった。
和やかな会席。

亡き叔母の話題で湿っぽくなくわいわいがやがや
良い思い出話ができました。

納骨時にはまだ温かい叔母の真っ白な骨を全員で少しずつ少しずつ納骨しました。
温かい温かい骨壷を持ち火葬場で解散。

家族葬や密葬、直葬が増加しています。

私たちが行ったお葬式は家族葬になるのでしょう。

葬儀社の利益は少ししかないのでしょう。

人件費を考えたらなんて　通夜の時に考えました。

自分たちの意図をしっかりと葬儀社に伝える事が出来て
はじめて納得のお葬式ができました。

葬儀の段取りも祭壇や棺等も私たちの我侭を聞いて下さった葬儀社。

料理店もタクシーも通夜食も葬儀の飾り以外すべて自分たちで手配しました。

葬儀代金そのものよりも我侭を聞いて時間の段取りも
上手につけて下さった葬儀社に感謝感謝。

会館をお持ちでないけれど　教育の行き届いた葬儀社でした。
ありがとうございました。

まだ１日しか経っていませんが
肉親を失った喪失感はじわじわと押し寄せています。

葬祭会館を利用する場合もしっかりと自分たちの意思を伝えられる
また聞いてくれる葬儀社とつき合っていくのがベストでしょう。

葬儀社と会うまでの不安や打合せの時の不安感は
まったく葬儀社とお付合いのない人々は相当なものでしょう。

その不安を解消してあげてるために
会員組織を形成したりイベントをしておられるのでしょう。

全国の葬儀社の皆様　
消費者の不安をどんどん取り除くためにもっともっと情報を出して下さい。

合掌