さんやれ祭り
京都市北区上賀茂地域の元服(成人の)儀式で、男子十五歳になると「あがり」といわれ、地域の仕事、祭礼、町内行事などで一人前の大人として扱われる。上賀茂では古くこの地に住んでいた農家を中心としたサンヤレ講が組織され、本番の二月二十四日、大島紬を身にまとい、大きな太鼓を打ち鳴らす「あがり」という青年を中心に未来の「あがり」になる後輩たちがにぎやかに鉦を叩きながら「おめでと~ご~ざ~る」と掛け声を掛けつつ氏神様の神社まで行列を続けます。一週間ほど前から毎晩、寒風をものともせず頬を真っ赤に染め、足並みを揃え鉦・太鼓の調子を合わせ練習のため練り歩いています。本番を明日に控え、やっと音色と掛け声の並びが合ってきました。 久世治療院ホームページhttp://park22.wakwak.com./~kuze-tiryouin/