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カテゴリ:ひとりごと・想うこと
ついこのあいだまで、用事で毎日行っていた場所のまん前に、桜の木や藤棚なんかがあるちょっとした空き地がありました。 草ぼうぼうの元花壇みたいなところなんですが、ときどきヒヨドリやキジバトの声がするので奥の方まで行ってみました。 この日は、野鳥の姿もなく、ネコも、ベンチによくすわってるカップルもいません。 都会のまんなかのポツンとしたこの空き地にいるのは僕ひとり。 でも、よ~く地面を見るとたくさんの種類の野の花が咲いていました。 クローバー、ヒメジョオン、ドクダミ、ツユクサによくにた白い花、名前のわからないピンク色の花… 昼休みの時間、この空間にひとりでいると、何かやわらかい不思議なエネルギーに包まれるように思いました。 ほんのかすかな感覚なんですけど… スゴク平和でやさしい空気。 見つめている僕と花たちのあいだだけにうっすらと感じる、なごやかなエネルギー…。 気のせいかもしれない。ほんの短いあいだの想像の世界。 人は変わるものだ。とくに弱い人間や、感覚のない人たちは… しみじみと思う出来事がありました。 と同時に、そういった変化の一部始終を聞いてくれた人たち、同感して励ましてくれた人たちもいました。 ここ5ヶ月のあいだ、この空き地を前にした建物でのいろんな出来事。 人とのやりとり。 ゆっくり思い出すと、その間のことは自分にとっては不思議と映画か劇のようなふわっとしたことのように思えます。 そんな気持ちにさせてくれたのは、ここの雑草や花たちかもしれない。 どこからかふわふわと2匹のモンシロチョウが飛んできて、ずっと飛びまわってました。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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